【怒りとの向き合い方】溜め込んで怒りを爆発してしまうタイプなんです
今回は、想いの箱から回答します。
自分は溜め込んでしまうタイプです。そして、家族にも職場にも怒りをものすごく爆発させてしまいます。どうしたらいいでしょうか。
メッセージありがとうございます。
溜め込んでしまう・・・とは自分が思っていること、感じていることを心の中に溜め込んでしまうのですね。
溜め込んでしまった思いは、もう溜め込めきれなくなると、コップの水が溢れ出すかのように、溜め込んだ感情が「怒り」となって爆発してしまうんですね。
溜め込んだのだから、その思いを今度は外に出す・・・現象としてはとても自然なことが起きていると思います。この場合、表現の仕方が「怒り」であるようです。
どうすればいいのか?と言うのは、もしかしたら、
「怒らないようにするには、どうすればいいのか?」
という意味の質問だったかもしれません。
しかし、溜め込んだから、「怒る」んですね。
だから、「怒らないようにするには・・・」ではなくて、溜め込まないことを考えられた方がいいと思います。
「怒り」は、溜め込んだ結果として起きている、現象にしか過ぎないですから。
では、溜め込まないためにはどうしていけばいいでしょうか。
それは、その場その場で必要なコミュニケーションをちゃんとしていくことです。自分の思いを、その場その場でちゃんと出していくってことです。
面倒くさがらず。億劫がらず。人のことを気にし過ぎずにです。
心の中に留めるんじゃなくて、必要な時に、ちゃんと出していくんですね。
本当は大丈夫ではないのに、大丈夫と言ったり、やりたくないのに、やりますと言ったり。賛成していないのに、賛成したりとか。
そういう自分の心の中で思っていることと、別のことを言い続けることをやめていくんです。
どんなにコミュニケーションをとっていても、心の中で感じていることと別のことを言って、コミュニケーションをし続けているなら、心の中の思い、つまり本音の部分はどこにも出されず、結局、自分の心に溜め込むことになってしまうんです。
溜め込んだものは、やっぱり出したいですから。
結局、溜め込みきれなくなった時に、「もう無理!」となって、感情を思いっきり外へ出す、その表現方法が、「怒り」になってしまっているようです。
溜めて、爆発する・・・溜めて、爆発する・・・この繰り返しはとっても疲れると思います。
恐らく、真剣に悩まれていると思いますから、怒った後の後悔とか、人を傷つけてしまったとか、そういう、自分の感情表現の後始末にも、向き合っていかないといけなくて・・・。
そうなると、それもなかなか辛いもので、結果、また溜め込んでしまう・・・そんなサイクルを繰り返されていないでしょうか?
まずは、
思いを溜め込んだところで、結局、溜め込んだ思いは出ていく
というメカニズムを受け入れましょう。
自分の思いを飲み込むことは、決して、その時その時の思いを、その場でシャボン玉のように消しているわけではないということです。
それどころか、しっかり、ちゃんと、心の中には残ってしまっています。
心の中に思いが残ってしまうことは、何も悪くありませんし、いたって普通のことです。
でも、溜め込んで、爆発するというサイクルは、苦しいです。
だから、どうせは時間差の問題で、「怒り」で全てを出してしまうくらいなら、最初から溜め込むことをやめることを始めていきましょう。
そして、自分の思いをちゃんとその場その場で伝えていくことは、最初は抵抗があるかもしれませんが、自分を大切にするということに繋がり、心にはとっても優しいことですよ。
応援しています。
そのためには、言うしかないんです。その場その場で。それはしたくありませんとか、それは賛成できませんとか、それは大丈夫ではないですとか・・・。
きっと真面目で、いい人で、頑張っている人でしょうから、溜め込んでいる時は、自分が溜め込むことによって、波風立てず、なんとかしようとされてきた面もあるのではないでしょうか。
でも、それは、心の中に思いを溜めこむという、凄まじい犠牲と引き換えにやっていたんですね。
溜め切れなくなって、急に爆発して、思いっきり怒るなんて、Yさんの本意でもないですし、Yさんの怒りによって、周りの人にも本当に嫌な思いにさせてしまうなんて、本当に嫌ですよね。一生懸命、自己犠牲されて・・・それなのに報われるどころか、人間関係を壊してしまう恐れまである・・・そんなのは、最悪ですよね。
だから、溜め込まずに、その場その場で感情を出していくんですね。正直に言っていくんです。
とても勇気のいることだと思いますよ。でも、結果的には自分の心をちゃんと守ることに繋がるんですね。
応援していますよ!
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