【全員不完全】家族の平和作りは不完全さを認めること

シンプルに考える

誰でも家族関係を平和にしたいと思っています。

喧嘩が絶えなくて、家族なのにただの同居人のようになっていて、イライラする・・・そんな家族関係では疲れてしまいます。

一人一人違う個性を持つ家族です。
4人家族なら、4人の違う性格の人間がいます。
母親と娘が全く違う性格の持ち主であることは、全然珍しいことではありません。

娘なのに、息子なのに、彼らが何を考えているのかわからないと悩む母親も少なくありません。

夫婦関係では、いつも夫は優しく、理解してくれることを妻たちは望みます。
また、いつも妻に尊敬され、信頼されていることを夫たちは望みます。

でも、現実は、理解しがたいことが沢山起きます。

頼んだ要求は無視されることもあるかもしれません。
その結果、イライラするかもしれません。

イライラを我慢していると、今度は、突然爆発してしまうかもしれません。
そして、今度は怒ってしまった自分にがっかりして、更に不快になるかもしれません。

こんな繰り返しでは、疲れてしまいます。

不安や心配、怒りに押しつぶされた家族関係では、
次第に疲弊し、自分の毎日を充実させようとする気持ちも、
夢に向かって前に進もうとする勇気も打ち砕かれてしまいます。

家族は互いに影響し合います。
家族が、健全であるかないかによって、進むべき人生が180度変わってしまうこともあるんです。

では、どうすればいいのでしょうか?

もし、今の家族関係に満足していない、愛が足りない、家族は平和ではないと思うのなら、
必要なことはその「不完全」さを作り出している一人一人の「不完全」さを認めること。

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家族は全員が「成長過程」にある不完全な人間の集合体です。
失敗します。挫折します。凹みます。落ち込みます。自暴自棄になります。時にはそうなります。

それでも、前に向かって歩んでいこうとする。
落ち込んでいる時は、人に助けられ、自分が元気な時は、人を助けます。
傷ついている時は、人を更に傷つけるのではなく、助けを求める時です。

みんな不完全です。どこまで行っても、不完全です。

物差しを持って、他人の優劣を測るのをやめていきます。

家族の平和づくりはこの「不完全」さを認めることです。
あの人は不完全、そして、私も不完全。

こう認められた時に、他人に対する物差しがすっとなくなります。

自分も不完全で、他人も不完全。
その時、自分が持っていた物差しの手を緩めることができます。

私の不完全さは、あの人の不完全さよりも小さい、
あの人の不完全さの方が大きいなどと物差しを持つなら、いつまでも堂々巡りです。

誰も、人間の不完全さの大小は測れません。
測れないものを勝手に測るから問題が起きます。

ある人が、①大声で怒鳴って花瓶を割ったことと、
別の人が、②心の中で、誰にも気づかず、「あんな人いなくなればいいのに」と思うこと。
どちらがより悪いか、どちらがましかなんてことは誰もわかりません。

勝手に自分で都合がいいように判断しているだけです。

人は目に見えることと、自分の価値判断で勝手に物差しを持って、人を測ります。
それをし続ける限り、決して家族の平和は来ません。

私は不完全。あの人も不完全。そしてその大小は私たちにはわからない。

これが、平和な家族を作るための一歩です。

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