「やりたいこと」症候群
「まだやりたいことが見つからない」と言って、
職を転々と変える人。
仕事はしているけれど、絶えず「これは本当に自分のやりたいことなのか?
やるべきことなのか?」と思っている人。
漠然とした大きな夢をいつも持っていて、
それとマッチしない現実にイライラしている人。
どの人も、境界線がうまく機能していない。
自分の能力は何で、才能や夢や欲求を所有することができていない。
本来、自分が自由に持っていいものなのに、他人の期待に応えようとしたり、
他人の意見を参考にしすぎたり。
自分と「類似」する人をいつも探して、
いつも憧れて、
近づこうと努力し、
でもなんか違うと思って、
今度はその「類似」する人の対象を変えたり・・・。
頭の中ではいつも、「なんか違う・・・」とか「本当にやりたいことは・・・。」
なんて言葉が浮かぶ。
苦しいよね。
「なんか違う・・・」って思いながら、
日々歩んで、自分の人生、なんとなくはすぎているけれど、
足が地面から浮いて、ふわふわしているような感じ。
境界線を引いて、「これは私であって、それは私ではない。」とはっきり言わない限り、
「まだやりたいことが見つからない」症候群はいつまで経っても続く。
それじゃあ、人に嫌われる。
嫌う人には勝手に嫌わせとけくらいの気概がないと、「やりたいことをやる」自由はない。
「やりたいことをやる」ってめちゃくちゃ自由になること。
自由になればなるほど、人からの風当たりも少しは強くなるかもしれない。
それでも、「これは私であって、それは私ではない。」って境界線を持つ。「やりたいことをやってしまう。」
1日、1日人生完結しているんだから、
やりたいことがいつかやれる人生を期待して、
ぼんやり生きるんじゃなくて、
今日今、この瞬間やりたいことをやればいい。
今、やりたいなと思うことをやればいい。
今、食べたいなと思うことを食べればいい。
そういうことをしていたら、
堕落した生活になっちゃう・・・とか、
まだ準備ができていない・・・とか、恐れてるなら、
いつまで経っても、やりたいことなんてやれない。
だって、他でもない自分が全力でプレーキかけているんだから。
他人の期待に合わせまくる自分の真面目さを少しぶっ壊さない限り、
やりたいことなんてやれるはずがない。
だって、やりたいことをやるってのは、他人に合わせるのをやめて、
自分で境界線をビシって引くことだから。
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