配偶者は自分のもの?

境界線の引き方

夫婦関係の問題は、必ずと言っていいほど、「境界線」が機能していないし、
境界線が機能していない夫婦関係は、必ずと言っていいほど、距離が近すぎ。

距離が近すぎ・・・ってどういうことかというと、他人なのに、まるで自分の所有物のように扱っていること。

そこ触る?という所を平気で触ったり、
他の人の前で、勝手に配偶者をディスったり・・・
自分の勝手で何でもかんでも相手を動かそうとしたり・・・。

結論、やることなすこと、自分本位すぎる関係。

これでは境界線は全然機能していないし、その影響でお互いへの敬意もない。
そんな関係では、当然、愛も冷めていく。

あとは、結婚しているのに、未だに実家に縛られている人もそう。
実家の両親の期待に応えることがいっぱいで、
配偶者との時間は、「余った」時間で、なんとかやりくりをしようとする。
まるで、片手間で、残り物扱い・・・。

結婚生活って、夫婦の生活がまず主体なのに、
なんか二の次の人間関係にいつの間にかなっていたりする。
本当に重要なものを重要にしないから、
結婚生活はどんどんおかしくなってしまう。

おかしくなって、歯止めがかからないのに、
さらに問題を自分一人で抱え込んだりする。
空回って、今度は、配偶者を自分の所有物かのように、
好き勝手にし始めたりもする。

ここまでくると、本当に悪循環。

境界線が機能していないことに気づいて、
夫婦関係に正しい「線引き」をしないと、ずるずる関係は破壊に・・・。

境界線のある関係では、
配偶者は間違っても、あなたの所有物のように認識しない。

あなたが何をしてもいい相手ではないし、
家を共有し、冷蔵庫の食べ物を共有し、ベッドを共有しているからって、
あなたの「もの」ではない。

あなたが社長で、配偶者は社員じゃない。

あなたが社長で、配偶者が外部取締役でもない。

あんたが社長で、配偶者が副社長でもない。

じゃあ、お互いに共同経営者なのか?って言われると、
共同経営者もある程度役割があって、それなりの上下が出てきてしまっているから、
共同経営者でもないかも。

じゃあ、何なの?

・・・

・・・

・・・

他人だよ!!!

自分とは違う、他の人。

以上。

でも、特殊な関係なのは、自分と運命共同をするって決めた、

他人なんだから、もう少し、敬意を払って。

他人なんだから、もう少し、決断する前に話し合って。

そして、他人の中でも、共に生活するって決めた他人で、
他の他人とは訳が違うんだから、
優先順位第一して。

自分の子供より?

もちろん。

子供も、その他人がいなかったら存在しないわけで。

そして、子供は、またどこか別の他人を見つけて、
あなたの家庭から去っていくわけで。

目の前の、他人・・・

好きとか嫌いとかじゃなくて、
一緒に人生を歩むって決断したなら、
他人として、もっとちゃんと適切な距離をとって、
まともに付き合ってみよう。

だって、今ここまで、これを読んでいるあなたは、
きっと、結婚生活修復したいって心では思っているはずだから。

 

家族

Posted by kokoronoeiyo