境界線の話にキレる人

境界線の引き方

境界線の話をすると、キレる人がいます。
いくら境界線を引くとか、相手の問題と切り分けたって、自分と関わっている以上は、
割り切れないものは割り切れないよ!!!・・・と。

そういう人は、イライラしています。

頭ではわかるけれど、心からはわからない・・・と言うより、「わかりたくない」が本音でしょう。

わかるけれど、わからない、わかりたくないって本当イライラしますよね。

でも、このまさに「イライラ」こそが、境界線の必要を示しているんです。

どういうことかと言うと、「イライラ」しないために境界線を持つんです。
もっと言うと、境界線って、結局自分が幸せになるために、人間関係をよりよくするために持つものなんです。

ここまでいくと、「イライラ」しますよ〜ってライン(線)を示しているのが、境界線です。

だから、そのライン上にずっと留まっていたら、イライラします。

境界線を引くのは、他人の課題、自分の感情、お金などの物質的なものなど・・・対象は様々です。

境界線は、「結局そのことに対して、ど〜することもできないから、めちゃくちゃイライラする羽目になりますよ。」っていうサインです。境界線を引く理由は、その危険ゾーンに立ち入らないようにするための線引きです。

境界線って、自分を守ることにもなりますが、他人も守ることになります。人の気持ちを幸せにするために存在しているのですから。

だから、境界線の話にキレる人は、実は境界線の話にキレているんじゃなくて、既に、境界線をまたいで、本来入っていくべきじゃないところへ向かっているから、キレているんです。

それをまるで境界線の話が邪魔をしているように感じて、尚更キレてしまいます。(と言うと、またキレられそうですが・・・。)

境界線ってどこまでも自分の幸せを守るため。他人の幸せも守るため。限度を知ること、自分の分際を知ることって、何にも悲しいことでもイライラすることでもなく、真の自由と幸せをもたらしてくれるものなんです。