相談相手選びの注意点
悩み事を人に相談するとき、相談相手によっては、「相談しなければよかった!」なんてこと・・・ありますよね。
そこで、相談相手を選ぶときの注意点について考えていきたいと思います。「人に相談なんてしないよ〜。」って人は、自分が相談された時に、気をつけることとして読んでくれると嬉しいです。
その前に、ちょっと余談で、もしあなたがこれから誰かに相談しよう!と思うなら、相談相手選び云々の前に、「相談したい目的は何?」っていうのを、自分の中でしっかり咀嚼できているかっていうのは、結構大切です。
「相談」と言いながら、本当に「相談したい」のか?
それとも、ただ、「聞いてもらいたい、わかってもらいたい」のか?
それとも、「解決策やアドバイスなど具体的なものを求めている」のか?
それとも、ただ、「話したいだけ」なのか?
・・・
・・・
この目的によって、相談相手選びは変わってきます。
最後に書いた、ただ「話したいだけ」なら、誰でもいいんです。相手が、聞いてくれるなら。
でも、「相談したい」、「聞いてもらいたい、わかってもらいたい」、「解決策やアドバイスなど具体的なものを求めている」なら、やっぱり相談相手を選んでいった方がいいです。
今回は、この3つ「相談したい」、「聞いてもらいたい、わかってもらいたい」、「解決策やアドバイスなど具体的なものを求めている」に共通する相談者として、「こういう人は、避けた方がいいよ」という視点から見ていきたいと思います。
目次
避けた方がいい人その1:聞き手の関心がありすぎる人
家族の悩み、恋人の悩み、仕事の悩み・・・・なんでもいいですが、聞き手があなたのその悩みに関心がありすぎる人は、絶対に避けた方がいいです。
あれこれ聞いてきます。「で?それで?夫はなんて言ったの?」「あなたはどうしたいの?」「上司はどれくらいの年齢の人?仕事はできるの?」もう聞き手側の関心でズケズケと聞いてきます。
話が完全に聞き手主導になっているパターンです。やめた方がいいです。
注意しないと、まるで、自分のことにすごく熱心に、真剣になってくれている・・・相談に向き合ってくれている・・・って勘違いしてしまうのですが・・・。実は、完全に誘導尋問になっていて、相談というよりもむしろ、聞き手側に聞かれたことばかり答えている状態になっていて、聞き手側の好きなように会話が進んでしまいます。
この場合は、結局、色々と話しはできたけれど、何にも残らなかったり、自分が既に感じている事実を外に出しただけで、何にも決断できなかったり、むしろ、色々と変なことまで考えさせられて、余計に疲れてしまったりするくらいです。
なので、話のハンドルを奪おうとする人は、相談相手として却下しましょう。
避けた方がいい人その2:やたらと提案とアドバイスをしてくる
「〜こうした方がいいよ。」「ああした方がいいよ」と、やたらと提案やら、アドバイスやらをしてくる人・・・こういう人も相談相手としては、避けた方がいいタイプです。
簡単に白黒つけられないことにか対して、簡単に結論を出す人は、正直迷惑ですね。離婚した方がいいよ、結婚んした方がいいよ。やめた方がいいよ、残った方がいいよ。
もう、うるせーってなります。
本人が決断しなきゃいけないことに対して、裁判官のように、○×を下す聞き手は危険です。
相談って自分の決断の後押しをしてくれたり、自分の考えていることが整理できる助けがほしいんですよね。自分のこころで決めないといけないことにまで、土足でズケズケと入ってくるような人は、却下しましょう。
避けた方がいい人その3:何を言っても、聞き続けてくれる人
自分の愚痴、ネガティブ、怒り、不満をただただ掃除機みたいに吸って、聞き続けてくれる人。これも避けた方がいいです。一見いい人と思いがち。でも、自分のイライラとか、苦しみとか、憤りとか・・・怒りの感情を全て吐き出させる関わりは避けた方が良です。
というのは、怒りの感情を吐き出させることが、感情を安定させる方法ではないから。それよりも、怒り続けていることで、精神的不健康度を増してしまう危険性の方が大きいんです。
最初は小さなことだったのに、自分の感情に任せて、ただ、怒り続けた結果、なんだかとてつもない怒りに成長しちゃうなんてことはよくあることです。
なんでも聞いてくれる人、何言っても受け入れてくれる〜って人に、ついつい自分のイライラをぶつけたくなりますが、気づいたら、怒りがどんどん湧いてきて、相談する前よりも、めちゃくちゃ感情的になってしまっているし、もっと怒ってるわ〜って状態になりかねません。
観音様みたいな顔して、自分の怒りをたたただ聴き続け、ただただ怒らせてくれる人も、却下しましょう。
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