足の小指の懲りは耳の疲れが原因!?
「人はすぐに決めつけてしまう」ということを思い起こさせるような、ちょっとしたエピソードがありましたので、紹介します。
目次
マッサージ師さんとのやりとり
先日、フットマッサージを受けました。
フットマッサージというよりも、足つぼマッサージのような感じで、かなりぐいぐいと強めに押してくるんです。マッサージを受けながら、「ごめんなさい、もう痛いです。」と何度も言いそうになりました。
同じところを何度も何度もゴリゴリされて、最初のいた気持ちいい感覚はどこかへ消えてしまいました。頭の中では、「はい、早く次の指にいって〜」みたいなことを考えていました。
あまりにも痛いので、「痛いところがある場合は、やっぱり老廃物が溜まっているということでしょうか?」と聞いてみると、そのマッサージ師さんは、「むしろ、痛みを感じられるならまだ大丈夫です。本当に深刻になると、痛みすら感じなくなってしまいますから。」と。
わかったのかわからないような気持ちでしたが、そんなことより目の前の痛みに必死で耐えていました。マッサージって普通、気持ちいい感じだよね?と頭に若干のクエスチョンマークを浮かべながら・・・。
私の耳は疲れている!?
終わりがけに、マッサージ師さんと少し会話をする時間がありました。「お仕事何されているんですか?」と聞かれたので、「心理カウンセラーです。」と答えました。
そしたら、マッサージ師さんはやけに納得したような顔をされて、「あーそれですか。足の小指がガチガチに凝っていたのがわかりました。足の小指の懲りは耳の疲れを表しているんです。やっぱり聞くお仕事をされていますから・・・。」と。
足の小指と耳の関係を言われても、「あーだからか!」なんて、私の脳みその豆電球は何にも光りませんでした。足の小指?耳?
「自分では意識していないだけで、実は色々な話を聞いて疲れているのかな〜」なんてことを考えるには、情報量が少なすぎでした。もしかしたら、そうかもしれないけれど、そうじゃないかもしれません。
たとえ足の小指の懲りが耳の疲れを表していたとしても、私の場合は、別の理由かもしれません。イヤホンが原因かもしれません。もしかしたら、靴が合わなかっただけかもしれません。ヒールの中で小指が狭い思いをしていたとか?それとも、生まれつきの傾向かもしれません。
考えられることはたくさんです。
決めつけない、決めつけない
でも、私もそう、人はいつもすぐに答えを出したがります。
しかも自分の都合のいい答えを出したがるんですね。原因探しをしたいのは、もう人類共通の本能かもしれません。
ただ、原因探ししながら、実は自己正当化しているだけだったりもするんです。そうすると、中途半端に答えを決めつけちゃったせいで、本当はもっと考えたほうがよかったことでも、思考が停止してしまいます。
あーあの時、ああすればよかったとかそんな後悔も、ほとんどの場合、思いつきとか決めつけとかで行動してしまっているからなんです。
怖いですね。
「もしかしたら、そうかもしれないけれど、そうじゃないかもしれない。」こういう態度を持つことで、面倒臭そうに見えて煙たがれます。
確かに、ビジネスの世界は、白黒の答えを出すことを求められます。学校だってそうです。あっているか、間違っているかで判断されてしまいます。
あまりも決めつけることに慣れすぎちゃうと、実は決めなくていいことまで決めたり、焦って決めたりして、変な方向へ進んでいくこともあるんです。
「実は決めつけているだけかも」ということを頭の片隅に入れて、少しゆとりを持って、生きたいですね。「もしかしたら、そうかもしれないけれど、そうじゃないかもしれない。」から。
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