自分の心に嘘をつかないこと
ポジティブシンキングは、必ずしもこころの栄養になるとは言えません。
それどころが、猛毒になることもあります。
なぜなら、どんなことにも「ポジティブに考えていくこと自体が目的」になってしまって、
こころの悲鳴をキャッチできなくなる恐れがあるからです。
キャラ作りをしている人が、家に帰ってからどっと疲れたり、
偽善をやり続けると、心が痛むように、
自分の気持ちに嘘をつき続けることは、自分を痛めつけます。
怠惰も、そこに嘘があるなら自分を傷つけます。
真面目も、そこに嘘があるなら自分を傷つけます。
心に正直であることは、こころの栄養です。
嬉しいことに嬉しいとし、
悲しいことに悲しいとする。
自分の感情をちゃんと把握して、ちゃんと感じてあげることは、
自分を大切にすることと同じです。
何でもかんでもプラスに捉えようとするのではなく、
マイナスの気持ちを、ちゃんと自分が受け止めてあげることは、
自分にとっても優しいことです。
自分を労わることと同じです。自分を大切にすることと同じです。
最低なものに最低と捉えられない人は、
最高のものを最高と捉えることができません。
だから、堂々と、最低なものは、最低と捉えていいんですよ。
悪いものは悪と捉えてください。
罪は罪と捉えてください。
そして、本当に良いものを良いとしてください。
自分の気持ちというのは、人生の選択をするのに、
とっても大切なセンサーです。
どこへ行くも、何をするも、日常の日々の細かい選択まで、
結局、「気持ち」が自分を操作しています。
このセンサーが鈍っていると、
間違った方向にいってしまいます。
センサーに汚れがあるなら、その汚れを認めてあげる。
大切なことは、嫌いなもの
不愉快なもの、
嫌なものにNoを出していく。
ちゃんと自分のこころを把握してあげて、
こころにある嘘を取り除いていくんです。
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