他人のことばかり考えている人へ;自分の時間を増やす方法
自分の時間を増やす方法は、様々な方法があると思います。
でも、こころの栄養としては、
余計なことに手を出すのをやめる
ことで、随分と心にゆとりを持つことができます。
どんなに「効率的な」スキルを得ても、空いた時間にすぐまた予定を詰め込んだり、とにかく考えることが多かったり、心(気持ち)がいつも忙しい状態になっていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
余計なことをこころの栄養では、
自分がいない場所での管理を諦めること。
と定義したいと思います。
例えば、家族の心配です。あなたが東京にいるのなら、大阪の家族のことを絶えず心配するのは、やめることです。実際に、大阪に戻って、その場にいる時に、行動を起こすと決めておくだけでも、離れたところで、いつも心にモヤモヤを抱えておくことを手放せます。
あなたがシフトで仕事をしているのなら、自分が休みの日に、同僚の動きを心配するのを、やめることです。会社に戻って、同僚と直接関われるようになった時に、行動を起こすことです。
あなたが家にいて、家族が救急車で運ばれて、ICUに入った場合、家族の心配をやめるのは難しいかもしれません。でも、考え方を変えたら、大変な状況の時こそ、心強く保たないといけない時です。だからこそ、病院に行って、ICUに入った家族と会えた時に、行動を起こすことです。
こうやって、
自分がいない場所での管理を諦める。
というのは、結局何も変わらないのに、何も動けないのに、頭の中で悶々と考えることをやめるということですね。
それだけでどうして時間が増えるのかと言ったら、どうしようもできない他人のことに時間を使うのが減ることによって、結果的に、自分の時間が増えるという構造なんです。
人間関係に境界線を持つことは、自分の資源(つまり、ここでは時間)を守ることです。
関わってもどうしようもないもの、関わるタイミングじゃないもの、関わらないほうがいいもの、関わってはいけないものには境界線を引くんですね。
そしてその境界線こそ、
自分がいない場所での管理を諦める
ということです。
これは、自分がいる場所を明確にすることにも繋がります。自分がいる場所をきちんと把握していなければ、境界線を引くことはできません。自分の枠をしっかり定めて、自分のいる範囲に留まるんですね。
こう書くと何だか難しそうに聞こえますが、シンプルに、自分には何ができて、何ができないのかを明確にしていくことかと思います。
そうするだけで、随分と地に足がついた生活ができるようになっていくんですね。大変な状況の中でも落ち着きを保てるようになるわけです。
もし、今、時間がない、時間が足りないと思っていたら、案外、他の誰かの人のことずっと考えていたり、もしくはある人のことを心の中で不満に思ったり、怒ったり、心配になったりしていないでしょうか。
もっと、自分を大切にしてあげて、自分のことをしっかり考えていいんです。
他人事には境界線を引いて、自分の時間をつくっていきましょう。
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