恥ずかしさを減らす方法
今日のこころの栄養をお届けします。
テーマは「恥ずかしさを減らす方法」です。
それは、こころの中で感じている些細なこと、たとえば、「照れくさいな〜」とか、「恥ずかしいな〜」と思っていることを、一つでも、【言ってみる】、【やってみる】ことです。
インスタグラムに次のような言葉を投稿しました。
こころの中に、照れくさいな〜とか、恥ずかしいな〜と思っていることはありますか?そして、本当はこころの中に留めておくのではなくて、ちゃんと表現できたらいいなと思っていること。
・・・
あの人にちゃんと感謝を伝えようとか・・・そんな些細なことでいいんです。
たとえば、
言語。英語を勉強して、いざ、英語を使う機会を得たのに、「何だか照れくさいな〜」と思い、「別にここであえて話さなくてもいいし。」と結論付けて、尻込みしてしまう場面。
もしくは、自分の失敗とか挫折の経験を話す時。親しい友達と話していて、「この話を今シェアしようかな〜?」なんて思ったのに、「やっぱり自分の失敗だし、うまくいかなかったことだし、これを話すのは恥ずかしいな」と思って、その経験をオープンにするのを躊躇ってしまう場面。
毎日顔を合わせる夫や妻に、改めて自分の気持ちを表現してみる時。仕事に向かう夫や妻を前に、目を見て、「好きだよ。」とか、「尊敬しているよ。」と、口に出して言ってみたり・・・。
色々な例があると思います。
照れくさいこととか、恥ずかしいことをあえてオープンにしなくても、実はその場をやりくりすることは簡単だったりするんです。
だからこそ、多くの人が、してもしなくてもいいことは、「しない」を選びがちなんですね。
でも、もしかしたら、自分にとって恥ずかしいと思っていたことが、実は相手はすごく欲しいことだったり、相手にとってはすごい励ましだったり、嬉しいことだったりもするんです。
こころの中にふわっと湧いてきた思いを、常識とか、決まりとか、自分のプライドとか、損得とか、必要不必要とかですぐに考えてしまって、それをオープンにすることをやめてしまう・・・こういう場面は、日常生活では結構沢山あると思います。
「思ったけれど、やらない。」
「思ったけれど、言わない。」
もはや、こころの中で、数秒の間に判断していることだから、あまり深くも考えないと思います。
ただ、こういう一つ一つの思考の積み重ねが自分のパターンを作っていきます。自分がどういう選択をするかによって、人間関係のパターンも作っていくんです。
自分が思っていることが、相手にどう受け取られるかとか、相手がどう思うかというのは、正直、自分がオープンにしてみるまでわかりません。それまでは、勝手に、自分のこころの中で、「人はこう思うんじゃないか」、「言っても言わなくても変わらないんじゃないか」などと想像しているだけです。
だから、今までの人間関係を変化させたい、もっと自分のこころが素直に感じることを信頼してみたい、思いを解放させたいと思うのなら、ぜひ、「何か照れくさいな」、「恥ずかしいな」と思っていることを、少しそのまま行動にうつしてみる・・・ということを始めてみてください。
もしかしたら、相手に自分のことをもっと深く理解してもらえるきっかけになったり、相手も、同じように躊躇していたことを「この人なら伝えられる!」と思って、シェアしてくれるかもしれません。そこで新しい関係が生まれるかもしれません。
ここで大切なのは、相手がどうなるとか、そういうことではなくて、自分のこころでブレーキになっていることを、一歩実践に踏み出すことで、「ブレーキを外した」って言う事実です。
照れくささとか、恥ずかしさって、「恥」の気持ち。
この思いがあると、不必要に自分を過小評価したりとか、相手からどう思われるか、見られるかと言うことを必要以上に気にしたりとか、やっぱり自分はできないということを改めて自分に言い聞かせてしまったりとか・・・そういう原因になり得るんです。
それは、自分のこころにとって不健康です。
人はみんな、照れくささとか、恥ずかしさを抱えています。
それでも、誰かが少しずつ、そんな思いに打ち勝って、自分を表現し始めたり、語り始めるなら、周りの人にもその勇気が伝わっていきます。
大きなことじゃなくて、小さなこと、些細なことだからこそ、少しこころに引っかかる「照れくさいこと」、「恥ずかしいこと」を実行してみてください。
こころが感じた恥を、勇気を持って外に出して表現した時に始めて、やってみる前に抱えていた恥ずかしさは消えてしまいます。
その小さな経験が、徐々に今までのパターンを崩していって、少しずつ自分のこころに素直になっていきます。
そうすると、恥がどんどん少なくなっていくんです。恥が少なくなれば、より大きな挑戦をしてみたりとか、間違いを恐れなくなったりとか、自分の失敗をくよくよ悩むのがなくなった・・・などと、今までこころを締め付けていた窮屈な思いから、解放されていきます。
まずは小さなことから。
何となく、「あれ照れくさいな〜」と思っていることから、やってみてください。
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