「あなたのためを思って言うけれど」の発言について
人間関係の中で、
「入り込んではいけないラインに踏み込んでしまうこと」
これが、境界線の侵入です。
どこまでが自分で、どこまでが相手なのかという境界線がうまく機能していない時、人間関係のトラブルが起きやすくなります。
たとえば、
「あなたのためを思って言うけれど・・・」
と言う表現。
この後に続くのは、「境界線の侵入」である場合が多いです。
というのも、この表現が使われるのは、本人のしていることや本人の意志と反対の主張を伝えるからです。
家族の誰かに、
「あなたのためを思って言うけれど・・・」
と言いたくなった時は、決して悪気はなくても、相手の境界線に入り込もうとしているサインです。
逆に、
「あなたのためを思って言うけれど・・・」
と言われた時に、何も考えずに無防備に受けてしまうと、相手を自分の境界線に入れてしまう可能性があります。
人間関係の衝突は、相手の境界線に入り込む時、また相手を自分の境界線にいれてしまう時に、生じやすくなります。
「あなたのためを思って言うけれど」は、相手には言わず、逆に相手から言われた時、自分が受け入れたくなければ、ちゃんと心のベルトを締めて、拒否しましょう。
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