クリスマスなのに・・・と思っている人へ

2021/08/19悩みの正体, 気持ちとの向き合い方

クリスマスなのに・・・って思っている人へ。

クリスマスなのに、予定がないとか、クリスマスなのに1人とか、
クリスマスなのに、仕事とか、クリスマスなのに、喧嘩とか、
クリスマスなのに振られたとか、
クリスマスなのに、死にたい気分・・・とかとか、

色々あります。

クリスマスなのに・・・ってつい言ってしまう、思ってしまう時に考えたいのが、
ちょっと待って、“何なのに?”

クリスマスなのにって言う人は、恐らく正月なのに・・・ってなるかも。
クリスマスなのにって言う人は、恐らく誕生日なのに・・・ってなるかも。
クリスマスなのにって言う人は、恐らく記念日なのに・・・ってなるかも。

・・・

・・・

・・・

そもそも「〜なのに」が出てくるくらいなら、元々、クリスマスも、正月も、誕生日も、記念日もない方がいいってこと!?

🌀🌀

「〜なのに」と思うってことは、その日が『その日である』せいで、辛くなっちゃう・・・ってこと!?

!?

「〜なのに」の前にある日って、本当は、祝い事とか、喜ばしいことのはず。

クリスマスとか、元旦とか、誕生日とか、記念日とか・・・。
本来、ハッピー♪なもの。

それなのに、
そういった日がむしろの負担になっちゃっているんです。
その証拠が「〜なのに」っていう思いなんです。

なぜ!?

ここから、こころの負担を軽くしていくためのこころの栄養です。

まず、負担になっちゃっているのは、頭の中で「いい日」「特別な日」は「こうあるべき」みたいなイメージを勝手に持っているから。

クリスマスも正月も、誕生日も記念日も大切な日。
特別な日。そして、素敵な日。

でも、苦しい気持ちになったり、「〜なのに」みたいな思いを抱くのは、
あなたの「こうあるべき」の部分にちょっと微調整が必要なのです。

もう一度書くと、「いい日」「特別な日」は、確かに「いい日」「特別な日」です。
でも、人は勝手にその日に意味づけをして、「こうあるべき」みたいなイメージを持ちます。
(どうあるべき?!)

そして、自分で勝手に作ったイメージと現実かけ離れていたりすると、頭の中が、
「なんで〜〜〜〜!!!!」「どうして〜〜〜〜!!!」って信号を出します。

「こんなはずじゃない!!」ってなるんです。

その結果、「〜なのに!!!!」が発生します。

日本では、クリスマスと言えば、なぜかケーキとチキンを食べて、恋人と過ごすイメージがすごく強いですね。

こんな日本のクリスマスのイメージを広めた人がいたわけで、そして商売的にもうまくいって、いいね!いいね!って言った人が沢山いたわけで、そして段々と、クリスマスの過ごし方みたいなイメージが確立していったんですね。

イメージはイメージとしてあるけれど、別にそれに乗っかるか、乗っからないかは自由です。

今年のクリスマスの日に、もし一人なら、もし仕事で夜勤なら、もし病気で入院なら、もし家族が引きこもりでめちゃくちゃ大変な状況なら、
こういうイメージに乗っかる方がおかしいんです。

というのも、事情が違うのだから。

状況が違うのに、イメージだけ持ち続けて、それに乗っかって、「こうあるべき」を持ち続けていると、苦しくなります。

自分の状況が大多数と異なっているのに、多数決の原理みたいなものにいつまでも流されていると、ココロはパンクしてしまいます。

状況はいつだって様々。今年のクリスマスと来年クリスマスの状況も様々。
その場その場に合わせて、こころが軽くなる方を選んでいくんです。
そうすると、『〜なのに』なんて、生まれてきません。

ちなみに、多くの人がイメージするクリスマスのイメージって、結局「イメージ」に過ぎないんですね。

あなたは、「クリスマスはこうあるべきなのに!」みたいに勝手に思って、そして、幸せな人というのは「きっとこういう風に過ごしているー!(はず)」みたいなイメージも勝手に持って、それと自分を比べて、ため息ついています。

でも、そのイメージ、自分の脳の中で勝手に生成したものです。

確かに店頭でケーキが並んでいる様子を見たかもしれない、確かにクリスマスツリーの下にプレゼントが溢れている写真をフェイスブックで見たかもしれない・・・

でも、一部です。

ほんの一部の”クリスマスらしい”イメージの一片にしか過ぎないんですね。

だから、自分の持っているイメージを無理に変えようとしなくていいんです。ただ自分の状況に合わせて、イメージの適用を外していくんです。

特定のイメージにこだわらないと、実は、25日は働いている人沢山いるよ〜夜勤の人沢山いるよ〜病気の人沢山いるよ〜家族崩壊している人沢山いるよ〜恋人いない人も沢山いるよ〜離婚してシングルになった人も沢山いるよ〜って・・・固執していた一部のイメージから解放されて、世界が広がって見えてくるんですね。

👏

1点集中、このイメージしか持たないっていう極端な生き方だと、こころはどんどんずっしり重くなってしまいます。

「あ〜結局、自分の「こうあるべき」っていうイメージに囚われていただけなんだなあ〜」って気づいたら、「なんだ、今日も自分の人生のある1ページで、特別「こうあるべき」なんてことは何にもなかったって気づいてほしいです😊

もっと、もっと、肩の荷を降ろして、心軽く♪です。

〜〜

それに、クリスマスって何度も何度も来るんですね〜。生きている限り。

あなたは今年のクリスマス、もしかしたら満足いかないかもしれないけれど、来年のクリスマスはどうかなんて、全然わからない・・・。

逆に、今年「イメージ」通りのクリスマスをしていた人が、来年どうなるかもわからない・・・。イメージにとらわれすぎは本当に苦しいからやめましょう。

【追伸】

あるクリスマスは一人寂しく過ごしたのに、今年は、家族と一緒に過ごせて、すっごく幸せな気持ちになったとします。

でも、これって、もちろん単純に楽しかったってのもあるけれど、数年前は「あんな、クリスマスだったのに!」っていう思いが、一層楽しませてくれているんですよね。

だから、自分のイメージだけが自分を苦しませているってわかったら、これはちょっと別の視点ですが、次に考えることは、たとえ今は「クリスマスなのに!」な〜んて思っても、これは未来への踏み台って気づいてほしいなって思います。

幸せってがあるんです。

本当に苦しい状況を通った人とか、本当に死にたいくらいの経験をした人とか・・・。こういう人は、幸せの幅がぐ〜んと広がります。

些細なことにも幸せを感じられるようになったり、今まで手を差し伸べられなかった人も愛せるようになったり・・・。よく苦しい経験をした人が「何もない穏やかな日々が幸せです。」とか言ったりするのもそう。

これは闇の経験が踏み台になって活きているから。

だから、今は「クリスマスなのに〜」なんて思っているかもしれないけれど、自分の幸せの幅を広げている期間だってことも知ってほしいと思います。

苦しい時は苦しみ、悲しい時は悲しむ。そして、人生をもっと長い目で見てあげるんです。
今日明日とか、あの日この日とか、来年こそ!とかじゃなくて、「生きている限りは〜」って。

【追伸終わり】

最後に。

「クリスマスなのに〜」と思っている人へ。
クリスマスなのに、〇〇(あなたの感情、しなきゃいけないことなど)しているあなたに乾杯。

そして、25日だけでなく、26日も、27日も、28日も大切な日だから。
これからも日々は続くから。

メリークリスマス!