家族だからこそギフトを贈る
昨日は母の日でした。
私は毎年母の日には、できる限り母と一緒に過ごしていました。
今年の母の日は、実家に戻れないので、贈り物はどうしようかな?と母の日の1週間前くらいから考えていました。パッっと思いついたのが、カーネーションの鉢を送ること。定番ですね。
ネットで、「母の日 カーネーション」と検索すれば、山ほど出てきます。ただ、花は母の日らしいけれど、私の母の場合はどうかな?とちょっと考えました。
私の母は結構、実用的なものに価値を置きます。あんまり装飾品とかを身につけません。置物とかも飾らないし、一昨年の断捨離で、実用的でないものはバッサリ捨てていました。
カーネーションを送ったら、最初は「わあ!」と感動しても、打ち上げ花火のような興奮で終わってしまうかもしれません。
そんなことを考えているうちに、「何だったら、いいかな〜?」と花以外で考え始めました。
ネットで色々見ていると花以外にも沢山の種類がありました。母は健康志向です。そして、実用的なものを好みます。ということで、母の日仕様になった無添加の有機トマトとみかんの瓶ジュースの詰め合わせのギフトを購入しました。
ちなみに、昨日は受け取りの連絡が来て、とっても喜んでくれました。
自分のためにはなかなかお金を使わない母だからこそ、ちょっといい、高めのトマトジュースを手にしてもらいました。こんな些細なことでも、なんだか特別感を出すことができます。
先週は、電車に乗っていた時に20代前半くらいの男性が、一生懸命母の日のギフトを探している画面がちらっと目に入ってきました。
なんだか嬉しくなりました。あっ、私と一緒だなって。私もそれやったよーって。
もちろん、ギフトがなくても、「ありがとう。」のメッセージだけで十分思いは伝えることはできます。でも、それに贈り物もプラスされると思いが形になりますね。
しかも、相手のことをじっくり考えて、「あの人だったら、何が喜ぶかな?」と真剣に考えながら、贈り物を選ぶことで、相手に喜んでもらえる可能性がグンと高くなります。
贈り物には色々なものがありますが、付き合いで渡しているのか、ただの貰いものを流しているのか、形だけで用意しているのか、それとも、心がこもっているのか・・・受け取った時にわかるんです。
相手の心に届かない贈り物は、ものだけを渡して、自分の気持ちは渡しません。そうすると、「自分が贈り物を渡した」という自分の満足感だけ自分に残ります。「してやった感」です。
でも、相手の心に届く贈り物は、ものを渡して、自分の気持ちもそこにのせて、一緒に渡します。自分の時間を使って、お金を使って、相手への感謝なり、思いを込めています。そうすると、たかが贈り物も、されど贈り物。些細なことで、ますます人間関係を豊かにしてくれるきっかけにもなるんですね。
贈り物を渡す機会は、意識すれば、1年に沢山あります。
そして、家族だからこそ、贈り物を渡してみてください。親しいからこそ、毎日会うからこそ、渡すんです。
財布が一緒とか、欲しいものは自分で買うとか思わないでください。なぜなら、ものと一緒に自分の気持ちを贈ることができるから。そのものを贈るにあたって、考えたこと、思い巡らしたこと、その時間と思いをものにのせて贈ることができるんです。
家族だからこそ、いつも会っているからこそ、ギフトを贈る。
次は、父の日。また何か思いを形にしようと思います。
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