心にゴミをためない方法

悩みの正体

心にゴミをためない方法。

それは、嘘をつかないこと。

人に対してのことではなくて、
ここでは、自分に対して。

嘘をつかないというのは、

傷つくことに、傷つく。
悲しいことに、悲しむ。
怒ることに、怒る。
衝動を受けることに、衝動を受ける。

正常な心理過程をちゃんと通過するということ。

例えば、
夫が浮気しているのに、
きっと私の元に戻ってくれるって信じる。

これは嘘。

「信じる」っていう行為が嘘。

「信じる」この行為は美しくともなんともない。

なぜなら、この場合、ただ、
心を麻痺させているから。

傷つきたくないから、信じる。
現実を見たくないから、信じる。

事実は、傷つく。
だから、信じる。

嘘を心に溜め込むと、ゴミが溜まる。
気づかないうちに、どんどんゴミが溜まっていく。

傷つく事実は、傷つく事実。
そこを否定しない。
傷つく現実から逃げない。

浮気を正当化しない。
浮気に希望を見ない。

悲しいことは悲しい。
辛いことは辛い。

それでいい。

ちゃんと向き合えば、
現実がスタートになる。

そこから、どうするのか。
どう捉えるのか。

現実を否定しない。
心に嘘を溜め込まない。

悲しいのに、悲しくないとか。
無理なポジティブシンキングをずっとしていたら、
しんどくなる。

だって、現実しかないのだから。
現実の中にしか生きていないのだから。

現実を否定したら、自分が無くなる。

ゴミを受け入れた心は、
いつか爆発する。

そして、ゴミがあると、
現実が本当に面白く無くなるから、
ますます嘘を重ねる。

だんだんと、ゴミだらけの心になる。

自殺するのも、
うつ病になるのも、

心がゴミだらけになるのを許したから。

つまり、現実の否定。

悲しいことを悲しまない。
怒ることに怒らない。

代わりに、どうでもいいことに悲しむ。

友達から、「『浮気の夫と別れたほうがいい!』って強い口調で言われた!」
なんてことに泣きべそかいたり、怒ったりする。
「私を傷つけた!」とか言う。

現実に傷つくのを避けているから、
自分の嘘を守ろうとし、
嘘を暴かれないように必死になる。
嘘が暴かれそうになると傷つく。

最初から、現実を受け入れないで、
嘘を取り込んでいるから、

何に怒り、
何に悲しむかも、
どんどん狂ってくる。

人間関係も壊れていく。
プライドだけは育っていく。
そして、間違いなく孤立していく。

儚い希望にしがみつきながら、
そうはならない現実を否定し続ける。

時だけは過ぎていく・・・。

やめよう。

しんどいから。

心にゴミをためない方法。

それは、心に嘘をつかないこと。

それは、
ちゃんと傷つくこと。
ちゃんと悲しむこと。
ちゃんと嫌だと思うこと。
ちゃんと葛藤すること。
ちゃんと怒ること。

現実を嘘でかき消すのではなくて、
たとえ悪い現実だろうが、現実をしっかり両目で直視する。

目を離さない。

直視!

現実に留まるなら、立ち上がれる。

現実を受け入れたなら、
貴重な時間を使って、
変化を起こせる。

現実を直視するなら、
自分の立ち位置がわかる。

自分の立ち位置がわかっている人は、
スタートラインがわかっている人。

ゴールを定めて、歩き出すことができる。

もし、傷つくのを恐れ、
心に嘘をつくなら、
スタート時点は定まらない。

なんとなく日々だけ過ぎていく。

でも、自分がどこにいるのかも分からず、
ただ年月だけが過ぎていく。
儚い「妄想」だけにしがみつき続けることだけが、
唯一の支えになる。

 

心に嘘をためない。

ちゃんと傷つこう。
ちゃんと悲しもう。
ちゃんと怒ろう。

現実を受け入れることは強さだ。

☆あなたにとって、今、起きている現実の中で、
本当は受け入れたくないないものは何か?

気持ち?
立場?
状況?

私が〜から始まる主語で書いてみる。

何でもいい。言葉に落とし込んでみよう。

そして、認めよう。
心の底から自分はそうであることを認めよう。
言い訳なしで。
「でも〜」もなしで。
開き直りもなしで。

その現実をちゃんと飲み込んだなら、
やるべきことが少しずつ見えてくるから。

Posted by kokoronoeiyo