完璧主義はなまけもの

2020/03/16悩みの正体

完璧主義はなまけものです。

完璧主義とか、完全主義って、心に嘘をついています。

たとえば、完璧主義の思考の人の例です。

上司が「月目標100万円のために、今月頑張りましょう!」と言ったとします。
しかも、さらりと。帰り際とかに。すごくテキトーな感じに。

そしたら、完璧主義の人って、こう思います。

その100万はどこから?どうやって?

???

???

???

頭の中に?がいっぱい浮かび始めるの。

どうすればいいんだろう?

それはどういう意味なんだろう?

って。

・・・

・・・

・・・

考えすぎ!

めっちゃくちゃ考えます。

たとえば、「どうして僕だけに言った???」とかも。

・・・

・・・

・・・

もう、考えすぎ!

で、なんでこんなに考えるのか?って話です。

完璧主義だからです。

完ぺき主義だから、「完璧にやらないと!」って思いが絶えず先行します。

上司からさらりと言われた一言とか、結構プレッシャーに感じやすいです。
めっちゃ真面目に考えてしまいます。

このままで100万いくのか?とか、
もっとやれることないか??とか、
(僕に期待している?)とか。

・・・

・・・

考えすぎ!

完璧主義の人って、はたから見たらすごく真面目に見えます。働き者にも見えるんです。
「すごく、よく頑張ってるな〜」って、評価されます。

でも、

実は、

化けの皮をはがすと、

完璧主義って、完璧主義だから、
絶えず「完璧」のことばっかり考えて、目の前の「過程」とか「途中」とか、
今、目の前でやれることとか、

超軽視している!!!!

重要だから、もう一度書きます。
完璧主義って、完璧だから、今、目の前で「できること」を、

超軽視している!!!!

それでもって偉そうに、理想の形とか、目標とか、逆算思考とか格好いいことを考えるのは大好きです。完璧に近づきそうな事を考えるのは大好きなんですね。完璧主義だから。

でも、本当は、目標に近づくために「今やるべきこと」「今やれること」に全然力入ってないんです。それどころか、頭の中では「本来、あるべき姿」のことばかり考えています〜。

何度かブログで紹介しているように、私は完璧主義でした。
だから、私もすごく真面目に生きているように見えて、実は超手を抜いていました。
先のことばっかり考えて、今やれることとか、あんまり力入っていませんでした。

だから、完璧主義ってね、本当に、なまけものなんです。

本当は、グタグタ言ってないで、今やれることをとっととやれよー!!!

・・・

の思いに蓋をして「完璧主義」という名で心に嘘をつき続けています。だから、完璧主義であり続けるのは、めちゃくちゃ生き辛いし、苦しい生き方です。

ちょっと、冷静に考えてみてほしいのですが、
完璧主義の人が、あれやこれや完璧を考えるのやめたら、どうなると思いますか?

完璧から程遠い、「今できること(多分、完璧からしたら、超中途半端に見えるようなこと)」をやるしかない。

・・・

・・・

です!

なぜなら、完璧を捨てたのだから。

結局、中途半端で、途中にいるような感じのプロセスに真面目に取り組むのは、完璧主義の人にとっては、嫌なんです。苦痛なんです。なぜかと言うと、「完璧」じゃないから。

だ、か、ら、

完璧に逃げるの。

「私は完璧主義だ!」っていえば、中途半端な感じとか、今できることに向き合わなくて済むから。

いつも夢みて、理想はこれ、本当にやりたいことはあれ、とか言いながら全然行動しなくて済むから。

結局は、逃げているんですね。

完璧主義って、究極の自己正当化。

私は、「今日に生きませんよー!」ってこと。だって、「完璧を求めますからー」って態度。

そうやって、いつまで経っても、「逃げる」から、全然進んでいかない。進歩もないし、成長もない。

完璧主義は、その現実も耐え難いから、また逃げるんです。

最悪のループ。

じゃあ、どうするのか?

・・・

そこで、今回の記事のテーマ。自分はもしかしたら、完璧主義かもって思ったら、自分はめっちゃなまけものだってことを認めます。

で、なまけものだから、目の前の現実から、めっちゃ逃げまくっているんだって認めます。

・・・

最初はとても嫌だし、痛いです。今までずっと逃げてきたから・・・。

・・・

それでも、「なまけもの」って認めたら、「完璧主義」みたいな格好いい言葉の後ろに隠れるのをもうやめて、
ダサくてもいいから、完璧から超程遠くてもいいから、全然完璧どころか、試作品状態でもいいから、
今できること、今やれるなってこと、やり始めていくわけ。

そして、疲れて、1日を終えて、また起きて、また中途半端な感じかもしれないけれど、
今できること、今やれるなってことをまたやる。

そして、また寝て、また起きて、またまた・・
今できること、今やれるなって思うことをまたやる。

もうすぐ今年は終わるけれど、
今年も去年も全然変わってない〜〜〜と思うなら、それは完璧主義に逃げ続けるのもうやめて、
とりあえず年末まで、今できること、今やれるなってことをやる。

何が違うかというと、「完璧主義」の言葉に隠れて、頭だけずっと悩ませて、実際に何も「行動」しなかったのが、「なまけもの」って認めて、中途半場な状態だし、完璧からは程遠いけれど、「行動」する人間に変わっているって事です。

↗︎今年の終わり方が、随分変わってくるのは、間違いないです。