変わりたいのに変われない理由

2021/10/16悩みの正体

人生を変えたい。

毎日を変えたい。

なのに、変わらない。。。。

そして、変わらないことに葛藤する。悩む。

居ても立ってもいられなくて、どうにかしようと、
本を読んだり、情報を集めたり、何かを購入したりする。

でも、変わらない。

「変わりたいのに、変わらない!!」
「変わりたいのに、変われない!!」

って思っている時って、本当にしんどいです。

こころの栄養は、こころを軽くするためのもの。

変わりたいのに変われない葛藤なんて、
こころを重くする以外の何者でもありません。

ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもの。

進みたいのに、進めない!
行きたいのに、行けない!

つまり、目に見えない何かによって、がんじがらめになっている状態で、
身体の重い鎖がぶら下がっているような状態です。

まずはこのことを知ること。

変わりたいのに、変わらない!
変わりたいのに、変われない!

の状態なら、あなたはこころに「重し」を持ってしまっているということ。
目に見えない「重し」です。

まずは『「重し」を持っているんだ〜』ってちゃんと認める。

そうすると、やる気スイッチとか、
気合いとか、努力不足とか、
そういう話じゃないってことがわかってくる。

「重し」が存在しているんだから。

「重し」抱えた状態で、どんなに頑張ったって、
どんなにこころに響く言葉を得たって、
所詮、「重し」があるんだから、疲労がたまる。

目に見えない「重し」・・・

これがある限り、「変わりたい!そして、変わった!」
なんてことはまず起きない。

努力することは、現実を見ないで、とりあえず、変わろうとすることじゃない。
努力することは、現実を見て、こころに身体に重くのしかかっている「重し」を取り除くこと。

取り除くことに一生懸命になる。
ここからスタートする。

〜〜

では、その「重し」ってなんだろう?を考える。

実は、それはとてもシンプル。

犯人は、「自分嫌いなこと」

変わりたい!って思う時点で、今のあなたを受け入れていない。

今のあなたはバツだ!ってあなたがしているわけ。

勘違いして欲しくないのは、自分をバツとするのはよくない、
「ありのままの自分を大切にしよう!」とか、「自分を好きになろう!」とかにすぐに走ってしまうこと。

聞こえはいいけれど、これをしてしまうと、「重し」は放置のまま、ただ表面的に取り繕う自分になっちゃう。

こころは実はズタズタなのに、笑顔で愛想を振りまく。
結局は、思っていることと、行動が一致しない。

当然、「重し」はもっと重くなる。

だから、結論だけ急いで、「自分を好きになろう」とかそういうことではなくて、
まずは、「自分が嫌い」を素直に、ただ受け入れる。

全然、悪いことじゃない。
勇気が要るなら、勇気を出してでも、「自分が嫌い」をただ受け入れる。

変わりたい!によって、
今の自分をさらっと流して、「なりたい自分」の方にばかりに集中するんじゃなくて、
「あ〜本当に、自分には自分嫌いなことがあるんだ。」というのを認める。

これがスタート。

「重し」の正体は、「自分嫌い」。

だから、まずは、自分が自分のこと嫌いと思っていることを、正直に素直に、列挙してみる。

5、6個は出してみる。

絶対にある。
なぜなら、「変わりたい!」と思っている以上、それは今の自分の否定だから。

まずは、その毒を明るみに出す。
「重し」の正体を明確にする。

「これだから、自分嫌いなんだ〜。」って思っているのをちゃんと明確にする。

「重し」が明確になれば、やることは自ずとわかってくる。

取り組むべきタスクが明確になる。

そのタスクは、「重し」を無視して、軽視して、
なりたい自分を目指す「何か」とは全然違うことに気づく。

タスクとは、目指している何か以前に、まずは「重し」を取り除くことだとわかる。

マイナスからスタートしているのに、
いきなり「変化」を求めて、プラスを得ようとしてはいけない。

まずは、ゼロになる。

まずは、「重し」を取り除く。

勇気を持って、自分の「マイナス」を一旦受け入れる。

「重し」のタスクに取り組み始める。

そうして、身体が軽くなって、こころが軽くなって、
初めて、やりたいことを本気で取り組めるようになるし、
自分がなりたい何かに、真剣に向き合えるようになる。

まずは、「重し」を取り除こう。