謙遜し過ぎないで、受け入れる。
日本人には謙遜の文化があります。褒められると、「いやいや…」と手を頭にやったり、まるで反論するかの勢いで、「あなたの方こそ~すごい」などと言ったりします。
これだけ、謙遜の文化が浸透しているから、「本当にすごい!」「素晴らしい」と思ったのに、おべっか使いにとられたり、お世辞だと思われたり…そして、言う方も今度は「そう思われるのでは?」などの恐れが頭に浮かび、本当にいいと思ったのに、伝えるのをためらったり、素直に表現できなかったりします。
すごくもったいないです。
間違った謙遜は、自分がどんどん小さくなるような感じです。人は本来、「成長していきたい」、「向上していきたい」はずなのに、そんな風に自分を小さく、小さく見積もっても健全なはずがありません。
子供の頃から、学校では点数で評価され、競争社会の中で育まれると、自分が周りから劣っているか、優れているかの見方ばっかりで見てしまいます。
そうなると、本当は素晴らしい資質があるのに、「こんなのはとるに足らない、もっと素晴らしい人がいる」などと自分よりもっとすごい人を見て、自分を卑下する…
本当に、どこまでも、自分を痛めつける考え方です。
一人ひとり個性があって、いいところが沢山あるー謙遜にばっかりしないで、もっともっと受け入れる。いいねと言われたら、ありがとうって。自分にこんないいとこあると気づいたら、大切にしようって。
自分に与えられた「いいもの」を大切に、そして他人にある「いいもの」を見つけて、素直に「いいね」ということを大切にしたいですね。
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