1年の終わりにー3日坊主をやめる年初の目標
いよいよ今年も終わりですね。明日からはまた新しい1年が始まります。振り返ってみて、今年1年はいかがでしたか?私は、お掃除をしていた時に、たまたま書類を整理していて、2月頃に書いたメモが見つかりました。そのメモのに「郵便の紛失物が見つかった!」と書いてありました。一瞬、「何のこと?」と思いましたが、すぐに「ああ、そんなこともあったな」と思い出しました。
感謝なこと、嬉しかったこと、ラッキーなことは、たとえ些細なことであっても、沢山あったはずの1年なのに、忘れてしまっているんですね。
良かったこと、嬉しかったことは覚えておいて、嫌だったこと、悲しかったこと、忘れるべきことはしっかり忘れて、すっきり爽やかな気持ちで新年を迎えたいものです。
そのためには、1年の終わりに、感謝に溢れることを思い出すことです。振り返って、ああ、この1年も色々あったけれど、「あんな感謝なこと、こんな感謝なことがあったな」と気づけると、綺麗な思い出で今年とお別れができます。
時は絶え間なく流れているからこそ、良い終わりかたは、良いスタートです。ぜひ笑顔溢れる、感謝な思い出を「意図的に」思い出してみてください。
今回は、いよいよ新しい年を迎えるにあたって、3日坊主をやめる年初の目標について考えていきます。
目次
「あれをしよう、これをしよう」をまず考えるのをやめる
「さあ、新しい年!」となると、「今年はあれをしよう、これをしよう!」と考えてしまうもの。でも、これらのほとんどが、実は「思いつき」なんです。極端な話、テレビで誰かが「~~なことを挑戦する!」と言っていたから、私もやってみる。というくらいに気の向くままに思い描いていることが多いです。
3日坊主にならないための工夫は、まず、あえて、何かをしようと思い描く前に、1年を振り返って「ここ嫌だったなー」とか「ここ直したいなー」と思っていることをまず洗い出してみること。1年を振り返っての反省点は一つや二つは必ずあるはず。まずは、そこに向き合ってみます。
もっと家族に対して、忍耐を持つとか、家族のリーダー的な存在にばっかりなっているから、もっと一人の仲間であることを意識したいとか、そういう想いのことでもいいです。
何かをプラスαで始めてみることだけではなくて、今「マイナス」と意識していることをまずは意識してやってみることで自動的に「プラス」が生まれます。自分の中での借金返済です。これを意識してやってみると、どんどん土台が整えられていくので、魅力的な人に生まれ変わることができます。
まずはスモールステップで
そして、実際に新年の新たな取り組みとして、「何かやってみたいな」とか、「これを始めよう」と思ったら、いきなり大きな目標を意識しないで、小さなステップを意識することです。
たとえば、「今年は英語をマスターする!」などの目標を掲げるのは、大きな目標として捉えてしまいます。そうではなくて、英語をマスターしたいなと思っているのなら、本で勉強するなり、動画や映画を使って学ぶなり、人に教えてもらうなり、なんとなくのイメージがあると思うので、まずは、これかなと思うことをやり始めてみることです。
参考書を開いてやってみるのでもいいし、気に入ったウェブサイトがあるならそれらを活用しながら、勉強してもいいです。まずはこれかな、と思うのをやり始めてみる。そしてやり始めて、軌道に乗ったら(習慣になり始めたり、興味持てるとわかったら)、本格的な目標に切り替えて、今度は「やりきろう」としてみます。まずは段階を作ります。
飛行機の滑走路のようなもので、本格的に離陸するためにエネルギーを最大限に出すためには、ある程度の助走期間が必要です。
年初だからと言っても、正直なところ自分の気持ち以外、仕事も家族も環境も、昨日の自分と何も変わっていません。無理して、気合だけで「構える」と、緊張してしまいます。エンジンだけ吹かせて、燃料は燃やしているけれど、緊張して前に進むアクセルは踏むのに躊躇してしまいます。
本番に「緊張してうまくできなかった」なんてならないように、もっと軽い気持ちで、あれこれ考えず、すぐにできる助走から始めてみること。その方が結果的に、動き出した時に、持久力も保てて、目標に向かいやすくなります。
特にハードな目標、「今年こそは!」と言う大きな変化が求められる目標なら、なおさらです。
自分の花を咲かせたままに
新たな1年を幸せに過ごせるか、否かは全て「自分の心の感じ方」にかかっています。
そして、人は一人では生きていけないので「他者との関わり方」を少しでもうまくできるようになれば、それだけで「幸せ」になります。
1年を振り返って、自分が一番「振り回された」と思う人、「傷つけられた」と思う人、「嫌な気持ちにされた」と思う人、この人との付き合い方が鍵です。
一人一人に個性があり、一人一人に花が咲いています。その花を、他の誰かによって、閉じてしまわないように、他人がどうであろうが、どんな関わり方を自分に対してされようが、「決して花を消さない」という決意が必要です。
断るべきことは断ります。離れるべきなら離れます。離れもしないし、別れもしないなら、その関係で起きる嫌なことにどう自分が対処するかのルールを決めます。
「関わりは断ちたくないけれど、相手のこれは受け入れられない」では人間関係がうまくいきません。
妥協すべきと思ったことは、完全に妥協します。諦めきれないと思ったことは、諦めません。一番最悪なのが、後から振り返って、「あの人のせいで・・・」「この人のせいで・・・」と言うことです。それをし続けると、自分の花がどんどん閉じてしまいます。
自分の決断と行動を一致させる。腹をくくったことと行動を一致させる。思い切らないといけないことは思い切る。他者の課題には入らず、自分の課題に他者を入りこませない。
シンプルに生きようとすれば、するほど、もっともっと人間関係の問題は片付いていきます。花は一つでいいんです。あれもこれも咲かせようとしなくていいんです。自分の花を咲かせて、咲かせ続けることができれば、素晴らしい人生です。
来年、素晴らしい1年になりますように。肩の力を向いて、前を向いて、まずは小さな一歩からです。
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