時間が足りないと思う人のための効果的な時間の使い方

気持ちとの向き合い方

今回は、時間管理について書いていきます。と言っても、私は時間管理の専門家ではありません。効率とか、時間の有効活用といった、より時間をうまくやりくりするということではなくて、「幸せに感じる」時間を増やすことについて紹介していきます。

自分を変えるために時間を使う

幸せは「感じる」ものです。他の人がどんな良いことをしてくれても、自分の中で幸せを感じることを拒絶していたら、幸せを感じることはありません。幸せは「自分次第」です。

不平、不満、悪口は完全に時間泥棒です。時間がない、ないと言っている人に限って、1日のどこかに不平、不満、悪口を言っている(もしくは考えている)と、時間がどんどんなくなってしまいます。不平、不満、悪口は、自分の幸せに貢献してくれません。

どうしても言いたくなっても、必死で口を閉じる方が賢明です。それができないのなら、無駄な時間を使ったと認め、失われた時間は完全に「死んだ時間」として闇に葬る覚悟です。

不平、不満、悪口は常に相手がいます。相手の何かを不満に思い、不満に思っている自分にも不満を抱いています。自分の尊い時間を、人を変えようとしてしまい、自分の思い通りにならないから、不平、不満、悪口になってしまうこともあります。

「他人」は変えられません。このことをどこまでも真剣に自分の心の中に落とし込んで、「自分のための時間」を過ごす決断をしない限り、毎日を有意義に過ごすことは難しいです。自分のための時間というのは、自分本位に過ごす時間では決してありません。たとえば、仕事、趣味、人との交流・・・これらは全部自分のための時間です。

自分を使って、誰かの役に立つこと、趣味をしながら自分が楽しむこと、人と交流すること、これらは全部自分のための時間です。

「他人」をどうこうしようとする行為をやめ、双方が合意できた他人同士で関わる時間は有意義なものです。人に怒ること、文句をいうことはNGです。そうは言っても立場がある、自分が叱らないと相手は学べない・・・など頭の中に色々と浮かぶかもしれませんが、その注意や叱責さえも、「他人」が望んでいないのなら、怒りや不満をぶつけても意味がありません。

他人をどうこうしよう、したいという衝動から手を離し自分を変えるために時間を使い始める時、与えられている毎日がどんどん濃い時間になってきます。

居場所が確定したら、そこでできることに集中する

人は一度に複数の場所に存在できません。だから二重で人と約束することは不可能なのです。家、職場、出張先、実家、趣味のコミュニティの場所、外食先・・・などなど、その場所に一度入ったら、そこでできることに集中します。

職場にいながら、帰ってからのことを心配したり、外食先で食事をしながら、職場のことを気にかけたりすると、場所と心の場所が一致していません。こういう時間の使い方はとてももったいないです。

一度場所が決まったら、頭の中もその場所に留まる努力をします。どれだけ心が別のところにいても、身体が存在するところから、意志だけがワープすることはできません。居る場所でできることに集中します。

他ごとばかり考えてしまうことに慣れてしまっていると、最初はなかなか難しいかもしれません。少しでも意識を今いる場所に集中するためには、実は「忙しくする」ことです。一旦、その場所に入ったら、そこでやらなくてはいけないことを、「忙しく」やります。やることが決まっていないと、また頭の中で余計なことを考えてしまう恐れがありますから、やることも明確にしておきます。

これも何も、仕事のことに限りません。友達をランチに行ったのなら、携帯電話をカバンにしまって、一生懸命に友達の話を聞き、目の前にいる友達に話しかけ、目の前にある食事を楽しみます。

娯楽の時間などで、何かを見ているだけの時間なら、集中して見ることです。こうして意識を、その場に集中させ「忙しく」なり、悩みやネガティブなことを締め出します。

昨日より一歩でも成長する

時間は毎日、毎日、待ったなしに過ぎています。人生は時間でできています。時間こそが、生きたという証ですね。その時間を効果的に使い、濃い人生にするには、「昨日より一歩」でも成長することです。

日々成長と考えると、少し息苦しく感じてしまうこともあるかもしれません。成長とは、何も右肩上がりで「上がり続けるもの」ではありません。むしろ、上がったり下がったりしながら、行ったり来たりもしながら、緩やかに向上していくイメージです。上がったり下がったりしながら、行ったり来たりもしながら

成長するということを常に足し算のような考え方をするのは窮屈です。そもそも成長はそんな単純ではありません。学校の勉強と同じように、人は反復して、間違えを何度も見直し、徐々に理解していきます。

毎日の中で、時には何度も同じところを通ることがあるかもしれません。それでいいんです!時に失敗しても、前へ進んでいきます。その過程の中で、あとから振り返った時に、「前はこういう考え方しかできなかったのに、だいぶ成長したな。」と、「前いたところにはいない自分」に気づけたら、それは十分に成長しているということです。

同じミスを繰り返してしまった時、前はミスしたことそのものが嫌になって、自分を責めたりしていたけれど、今は、たとえミスしてもすぐに見直しして、「さあ次!」と気持ちを切り替えられるようになったら、こういう態度の変化も十分成長です。

結果のみにフォーカスすれば、同じ失敗をしている時点で成長ではないと思うかもしれません。でも、そう思うことこそ不幸せになる心の使い方です。

心の成長は、結果に左右されません。結果に振り回されている段階では、まだ安心感がなく、とても不安定な状態なのです。

心の使い方が成長していけばいくほど、幸せを感じやすくなります。困難なことにさえ、感謝を見つけられます。結果にとらわれず、過去よりも、少しでも成長できていると思うことに注目し、成長している自分をどんどん受け入れてください。

毎日、毎日が成長の機会です。上がり下がりを繰り返しながら、気付いたら信じられないほど高みに向かっている・・・そんな日々を送りたいですね。

時間

Posted by kokoronoeiyo