「やりたいのにやれない」時の対処法
「やりたい!」「心からやりたい!」・・・なのに別のことしちゃう、サボっちゃう、寝ちゃう、スルーしちゃう・・・そんな時の対処法です。
目次
原因論に走るな!目的論で
結局「やりたい」んだったら、「なんでやりたいのにできないんだろう?」って考えちゃだめです。ここでアドラー心理学を再び紹介します。
「なんで〜?」と原因論で考えるのではなく、アドラーが言う、目的論「〜のために」を考えることで、行動を見直しやすくします。
やりたいのにやれない時に、なんでできないか?を考えても、出てくる答えは、どーでもいいことばかりです。
だって、なんでできないか?を知ることで、「うん、だから、できないね。」と確認し、できないことを更に強調するだけです。
脳って本当に、瞬間的にすぐに「なんで〜?」を考えちゃうから、意識していないと・・・と言うか真面目な人ほど、こころがずっしり重くなっている人ほど、「なんで〜?」をすぐに考えちゃうので要注意です。
「なんで〜」の代わりに、「〜のため」という目的を考えます。
人の行動って結局の所、目的に基づいているんです。ご飯を食べるのは、飢えを満たすため。勉強するのは、試験に合格するため。結婚するのは、幸せになるため。みたいに。
目的を変えることで、行動が変わってきます。
やらない目的を考える
あらゆる行動の後ろに目的があるとすれば、今回「やりたいのにやれない」のにも、目的があります。
こう言うと、「いや、気持ちは絶対にやりたい!本当にやりたい!なのにやれない!」と、自分の行動をつい否認しがちになっちゃうのですが・・・。葛藤が生まれるのはこういう瞬間。
でも、目的って絶対にあるんです。ここは、ぐっと飲み込んで認めた方が先へ進めます。
そして、「〜だから〜しない」じゃなくて、「〜のために〜しない」の文章に落とし込みます。
例えば、会社員で、実は結構大切なプロジェクトに取り組んでいて、もう少し残業したら、もっといい成果物ができるのに、定時で帰るか、帰らないかを考えているとします。
そして、結局、残業をしたところで、あまり変化がなく、出来栄えに満足できなかたら、「時間を損した気持ちになるために」もう少し粘ることはしない・・・とか。
「『時間かけたくせになんだこんなもんか』と上司に思われなくないために」・・・しないとか。
やりたいのにやらない!の裏には、目的があります。
そういうのを調べると、「あ〜実際は、ただの損得勘定で考えていて、損したくないからやらないだけね」とか、「あ〜他人からの評価めっちゃ気にしていて、時間対成果に厳しい上司にビビっていたんだね。」とか。
「やりたいのにやれない!」で考え続けちゃうと、いつでも嘘が残るんです。
だって、どんだけでも「本当はやりたかったのに。」って言えるから。
自分の本音を知るためには、目的論です。
新しい目的に置き換える
自分の目的を知り、それでも「やりたい!」と思うなら、自分の目的を変えていくことです。というのも、今と同じ目的を持ち続けても、やらないから。
さっきの例だと、「やっぱり自分が理想としたゴールに向かっていきたいため」にやるとか。
こうなると、やる目的変わってきちゃっているんです。単純に、自分の理想を実現するために、残業してブラッシュをアップをかけるに変わるんです。
案外、「やりたい」ための目的は、純粋な気持ちからくることだって多いんです。そういうのを「こんな目的じゃダメだ」とか、一瞬で消さないように。
何度も書いているけど、真面目な人とか、心が重い人は、本当、「目的とはもっとすごいものであるべき!」みたいな訳のわからない信念に囚われていて、本音の「したい!」を一瞬でかき消すから。
目的が変わると行動が変わります。
本当はやりたい、やれたらいいなと思っているのになかなかできないことは、自分をストップさせる、目的が隠れているから、必ず目的はあるから、しっかり掘り起こして、目的変更をかけてください。
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