他人からの評価が気になってしまう理由

2021/09/30悩みの正体, 気持ちとの向き合い方

他人からの評価が気になってしまう・・・について、まず前提ですが、評価が気になること自体は全然問題なく、自然なことだと思います。

だから、気になってしまうのは良いとか、良くないとか、そういう見方は一旦外した方が無難です。気になってしまうのは、自分の感情だから、下手に蓋をするよりも、

「あ、自分は他人からの評価が気になっているんだな。」

とちゃんと受け入れていくことからスタートです。

その上で、どうして気になってしまうのか?を考えます。
その理由は、「気にならないようになるため」ではなく、隠れている自分の気持ちに出会えるからです。

もしかしたら、気になってしまうのは・・・

変な人と思われたくない、
嫌われたくない、
鬱陶しがられたくない、
失礼に思われたくない、
悪く思われたくない・・・

などなど

他人さん、私の評価を下げないでね!

というメッセージが沢山隠れていると思います。

他人によく思われたい!って思っている人は、
その前に何倍も、

他人さん、私のことを悪く思わないでね!
という気持ちが先行していることもあります。

そして、なぜ、悪く思わないで欲しいと考えるかというと、やはりどこか「悪い」と自分が思っている部分があるからですね。

他人に「悪く思われたくない」の前に、自分で自分のことをどこか「悪い」と思ってしまっているんです。

自分を軽視してしまって、自分は足りないと思っているところがあるんですね。そして、このままじゃダメだって思っているんです。

当の「自分」は、自分に対して、評価を落とし続けて、「自分」以外の「他人」からなんとかいい評価をもらい、自分の価値をあげようとする・・・。

もちろん、うまくいかないんですね。

なぜなら、他人がどう自分を評価しようが、自分自身が自分に下す評価には何も変わりないからです。

他人からの評価によって、一時的には気持ちが晴れることもあるかもしれませんが、ジェットコースターと同じように、気持ちの乱高下のリスクもあります。

一度評価されたら、もっともっとという気持ちも出てくるかもしれないし、評価してくれた他人が離れていけば、また別の誰かを必要としてしまうといった他人に依存的になってしまうかもしれません。

他人の評価が気になって仕方ない時は、自分自身をうまく評価できていない証拠。

だから、自分の心をちゃんと見つめて、語りかけるタイミングです。

大丈夫だよ

と。

他人が白と言おうが、黒と言おうが、
私は私を応援するし、私は私を大切にするよ!と。

自分の絶対的な味方になって、自分を思いっきり受け入れてあげるんですね。

誰かに満たされるのを、待つんじゃなくて、自分が満たし始める時、自分を堂々と評価しはじめることができるんです。