仕事との向き合い方;ワーカホリックについて考える

2021/09/28境界線の引き方, 気持ちとの向き合い方

ワーカホリックという言葉はあまりいい意味では使われないですね。
日本語訳にすれば、仕事中毒です。
仕事の影響で、体も心も壊してしまうような不健全な仕事中毒は、残念ながら、境界線が機能していません。

一方で、自分の仕事を心から楽しんでいるワーカホリックもあります。仕事が大好きな方ですね。

悪いワーカホリックは、仕事が好きでなく、情熱も持てなく・・・でも、自分の気持ちをねじ曲げてでも仕事に打ち込まなきゃいけない思いを抱えています。

こういう状態はとても、苦しいものです。

 

ワーカホリックという言葉は、自分で「私はワーカホリックだ!」と自覚するよりも、他人から、「あなたは、ワーカホリック(働き過ぎ)になっているよ」と指摘されることが多い言葉かもしれません。

でも、

本人が仕事をとても楽しんでいて、好きで好きで仕方なくて、寝ても覚めても仕事のことばっかり考えて、生きがいで、ルンルン生きている

のに、周りの家族が、仕事のことばっかりで、構ってくれないのが面白くないからと言って、やれ「ワーカッホリック」だの何の指摘してくることについては、完全にスルーしないとダメです。

自分の心がルンルンしている状態を奪ってくる人には、気をつけないといけません。

相手は、勝手に「ワーカホリック」という言葉を借りて、勝手に問題視したいだけで、実際のところはただの家族の欲求不満をあなたにぶつけている可能性が高いですから。

そうなると、あなたの境界線の問題ではなく、家族の「境界線」の問題か、家族の「コントロール」の問題かとなり、ワーカホリック云々とは全然別の話になってきます。

ルンルンになって、生きがいを持って、一生懸命にやっていることは心も喜んでいる

のだから、他人に邪魔されてはいけないものです。

自分はワーカホリックとも何とも思っていないのに、そして苦痛にも感じていないのに、仕事を愛しているのに、他人が、ああだこうだ足を引っ張ってくるのは、相手側に問題があることが多いです。だから、他人が言っているからと言って、流されないように・・・流されてしまうと、本当に他人の思い通りにされてしまいます。

 

また、自分は全然ワーカホリックではなく、仕事熱心にはなれない、仕事なんて、所詮お金だけのためで、生きる糧を得るためだけのものと考えている人は、別にワーカホリックを目指す必要も、情熱を生み出す必要も全くないです。そのままの自分で、とてもいいと思いますよ。

日本人は基本、真面目な国民性ですから、どちらかというと、ワーカホリックになりがちです。なので、真面目な人ほど、ワーカホリック(仕事没頭)になれていない自分を責めたり、自分は不真面目なのかなと思ってしまうんですね。でも、そんな必要全くないんです。

所詮お金だけのため!と割り切れて仕事できたら、すごく楽なのに、そうできないで苦しんでいる人が沢山います。割り切りは力ですよ。

いい意味で割り切れる人、肩の力を抜けられる人は、それはそれで素晴らしい能力ですから、絶対に大切にしたほうがいいです。

また、仕事ではなく、家族のことを100%優先する考え方も、とても素敵だと思います。ハードワークなんて全く興味を持たず、日々、家族の様子、自分の呼吸を確かめるような日々だって、とても素晴らしいと思います。

自分が心からいい!と思う働き方ができていることが、何よりもこころの栄養です。

〜〜

<まとめ>

〜こころの栄養の邪魔になるポイント〜

☑︎本当はもっと仕事に夢中になりたいのに、家族が子供が、身体が、同僚が、雰囲気が・・・と色々な何かのせいにして、自分の勢いを故意に弱めてしまうこと。

☑︎本当は全然ワーカホリックにも興味もかけらもないのに、周りに流されて、頑張っているふりをし続けたり、好きでもない仕事を延々と続けたり、歯を食いしばって、将来の不安解消のためだけに今を浪費したりして、必要以上に頑張っちゃうこと。

結局は、「こうでなくてはいけない!」のような自分を締め付ける考え方が自分を苦しめてしまいます。自分の心が軽くて、ルンルンで、幸せを感じられる、そんな気持ちを大切にしてください。

 

Posted by kokoronoeiyo