自己理解

今回は、選択の仕方について取り上げます。

今回取り上げる選択のレベルは、何かのものやサービスの契約や購入、学校、会社などなど、一つの選択がある程度の期間影響を及ぼすような大きさの選択です。

このような選択をするときは、選択に納得感があるかを確かめることが大切です。

逆に言えば、もし、納得感がないのであれば、「ちょっと待った」のサインの可能性があります。

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納得感という感情の有無を確かめる

日々の中で、私たちは小さなものであれ、大きなものであれ、「選択」しています。

どの服を着るか、何を食べるか、いつ寝るか・・・という毎日のルーチンから、いつにこの届出を出すか、いつ会社を辞めるか、いつ誰かに何かを言うか・・・・など、イベントや節目の時だけ起きるような選択もあります。

そして、誰だって、自分の選択は「いいもの」であって欲しいと思い、できる限り間違いたくないはずです。

「あの時あれをしなければ、良かった。」
「あの時ああしていれば、良かった。」

という思いは、過去の選択 ...

心理・思考

現状に不満を抱えて、変化を強く望んでいる人がまず始めるステップに、

自己受容

があります。

「変わりたい」「このままじゃダメ」と思う時というのは、

何かを変えていかないと、
何かを始めないと、
何かをやめないと、

この現実は変わらない!!

と・・・。

とても焦っていたり、不安や心配になっている可能性があります。

そして、「変わりたい」という思いが強いことは、一見、とても前向きで、向上心が高いように見えるかもしれませんが、裏を返せば、「現実逃避」とも言え、逆に心の負担になってしまうこともあります。

焦りやイライラ、今この瞬間を良しとしない気持ちがあるからです。

「変化」を求めている人に伝えたいことは、「変化」は特効薬ではないということです。

自分の周りの環境、状況が変われば、良くなるというのはある意味では、妄想に近いことがあります。
また、自分自身の課題に取り組むことからの逃避である場合もあります。

「変化」という一 ...

心理・思考

またまた、前回の続きです。

前回の記事→【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方①

相手から傷つけられた場合、その相手はあなたにとってどれほど重要なのか?ということを考えてみてください。と書きました。

相手によって、向き合い方が変わって大丈夫です。そんな人間、万能ではないですから。

一生を共にしたい親友でしょうか?
それとも別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人でしょうか?

と問わせていただいて、

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方②では、別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人について取り上げました。

今回は、一生共にしたい関係性について取り上げます。

さて、一生共にしたい関係と書くと、少し大げさかもしれませんが、ほとんどの場合は、家族ですね。

相手が、自分にとって身近な家族であったり、友人であったり、親しい間柄であるからこそ、傷つくっていう感情も大きくなります。

傷つけられた相手 ...

心理・思考

前回の続きです。

前回の記事→【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方①

相手から傷つけられた場合、その相手はあなたにとってどれほど重要なのか?ということを考えてみてください。

相手によって、向き合い方が変わって大丈夫なんです。

一生を共にしたい親友でしょうか?
それとも別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人でしょうか?

今回は、別に次会っても会わなくても、どっちでもいい人である場合について取り上げます。

この場合はまず、あなたが選択をすることが沢山できます。なぜなら、関係修復が日常生活に必須ではないからです。(もちろん、あなたが再び傷つけられた気持ちから解放され、元気になるということが優先順位第一位。)

選択肢の一つは、傷つけられたと感じたあなたの心の状態を知り、自己改善のために使うきっかけにするかしないかという選択です。

というのも、すでに相手が付き合っても付き合わなくてもどっちでもいい人なので、相手に固執する必要がないんですね。だから、相 ...

心理・思考

今回は、傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方について取り上げます。

途中でテーマが分かれるので、今回は3回に分けて書いていきます。

自分の気持ちを受け止めること~なかったことにしないで

他人からとげとげしい言葉を言われたり、たとえ発言した相手は傷つける意図がなくても、あなたが他人から言われた言葉によって傷ついたときに感じた気持ち、どんな風に扱っていますか?

相手から言われた言葉に対して、自分の中にどんな気持ちがわいてきますか?

なんでそんなこと言われないといけないの!?という怒り?
それとも、そもそもあなたに問題があるよね!?という、相手に言い返したくなるような反抗心?
もしくは、どうしてこんなことになったんだ!という辛さや悲しみ?

他人とのどんなやりとりが、傷つく言葉に繋がったのかとか、あなたが正しいとか、相手が間違っているとかは一旦さておき、こころの栄養は心軽くを大切にします。

なので、今実際に傷ついているあなたの気持ちを大切にします。傷ついているあなたの気持ちは大切なものです ...

シンプルに考える

完璧主義をやめるには、完璧主義のデメリットと、完璧主義をやめるメリットを考える必要があります。何かをするときは、それをするメリットと、それをしないデメリットがはっきりしていると、行動に繋がりやすいです。

完璧主義のデメリット

デメリット1:白黒思考になりがちになってしまうこと。

完璧主義の傾向が強いと、優れているもの、よいもの以外は全部ダメと捉えてしまいがちです。例えば、毎朝7時前に起きると決めて、7時10分に起きてしまったら、今日は、目標通り起きられなかったと考えてしまいます。7時前なら、7時前以外全部ダメとしてしまうんです。

本当は、毎日7時半に起きていて、7時10分になっただけでもすごい話なのに、こういうのを受け入れず、肯定しないので、目標達成がとても難しいものになってしまいます。

白黒思考になると、白以外は全部黒としてしまうので、物事の選択肢と可能性が狭まってしまいます。実は視点を変えれば、世界はもっと広くて、沢山の色で溢れているのに、全部自分で締め出してしまうんですね。もったいないです。

デメリット2:焦りが多く ...

悩みの正体

家族に対して、友人に対して、心の中で、もしくは面と向かって、

「あなたにだけは言われたくない!」と思う時。

今回はこの気持ちの正体について取り上げます。

押しが強すぎるとか、
ゲームばっかりするなとか、
デザートを食べ過ぎるなとか、
何を言っているかわからないとか、

もしかしたら、相手が言っていることは、とっても些細な日常のことかもしれません。

でも、その相手に対し、心の中で、

「あなたにだけは言われたくない!」

という思いがわいてくるのは、

「あなたの○○という問題よりは、私の問題の方が、全然ましだわ!!!!」
「世界中のほかの誰が言ってきてもいいけれど、あなただけは下がれ!!!」

みたいな思いが心の中にあったりするんですね。

理由はいくつかありますが、今回は3つ取り上げます。

相手の言葉に傷ついて、心が防衛反応を起こしている

まずシンプルに、相手から言われた言葉に傷ついたからです。

傷ついた場合、相手がだ ...

悩みの正体

他人の失敗を責めない方が良い理由は、

自分の失敗を受け入れやすくなる

からです。

他人の失敗を責めないというのは、境界線が機能しています。

他人の失敗については、「心の中」でも、実際にでも、責めない方がいいです。こう書くと、立場上という言い訳が出てくるかもしれません。親の立場上、上司の立場上、妻の立場上…。こころの栄養では、立場上、他人の失敗を責めていい理由もなしです。立場上、指導することはできるかもしれません。立場上、励まし支えることはできるかもしれません。立場上、協力し、赦すことはできるかもしれません。立場上、改善点を一緒に探すことはできるかもしれません。でも、立場上、他人の失敗を責めていい理由はありません。

こころの栄養を読んで下さっている方は、自分のこころについて真剣に取り組もうとする人だから、実際に他人の失敗を責めるなんてほとんどないと思います。なぜなら、人の気持ちとか、結構、読み取ろうとする人だから。こころの栄養は、心の話です。ほとんどの場合が、自分の「心の中」で、他人の失敗を責めます。他人を裁きます。

シンプルに考える, 悩みの正体

自己欺瞞という言葉があります。辞書を調べると、次のように書いてあります。

1、自分で自分の心を騙すこと。

2、自分の信条や良心に背いたことを無意識で行う場合にも、意識しながら強いて行う場合にもいう。

(精選版 国語大辞典)

1について、まず、自分自身を騙すというのは、自分が誤りをした場合、間違った場合に、問題を正当化すること、これは、自分自身を騙すことに繋がります。あの人のせいで…とすることで、自分の問題を騙す、なかったことにする、人の問題にすり替えることができます。騙すというのは、嘘をつくことではありません。騙すというのは、嘘を本当だと思い込ませることです。

2については、まず2種類あるということ。一つが「無意識」の時。つまり、自分の良心などに背いているということすら、気づいていない状態。「なんでこんなに苦しいのかわからない」、「なんでこんなに怒っているのかわからない」という得体のしれない心の葛藤を抱く時は、この「無意識」の分類によく当てはまります。

そして、もう一つが、「意識しながら」の時。これはまさに、 ...

心理・思考

悩みや問題がある時に、

自分がどれほど大変で、どれほど苦しくて、どれほどしんどいか

について、自由に話せますか?

私は、自分の痛みをあまりオープンに話せるタイプの人ではなかったです。私自身は、自分の心と向き合う中で、少しずつオープンになってきましたが、とにかく自分をガチガチに防衛をしていたタイプでした。

痛みも弱さも何も言えなかった自分が長らくありました。

とても精神的には窮屈だったと思います。

もし、誰か聞いてくれる人がいて、こんなことが痛い、こんなことに苦しんでいるとオープンに話せる機会があるなら、ぜひ、話をしたほうがいいです。

心の内にある感情は、正直に出せるものは出した方がいいからです。

そして、自分の痛みや問題に向き合った後は、次に考えることは、

「これからどうしていきたいのか」

です。

この質問がないと、なかなか先には進めないからです。

同時に、この質問は、そんなに簡単に即答できるものでもないかもしれません。

シン ...