勇気と挑戦, 気持ちとの向き合い方

日本人には謙遜の文化があります。褒められると、「いやいや…」と手を頭にやったり、まるで反論するかの勢いで、「あなたの方こそ~すごい」などと言ったりします。

これだけ、謙遜の文化が浸透しているから、「本当にすごい!」「素晴らしい」と思ったのに、おべっか使いにとられたり、お世辞だと思われたり…そして、言う方も今度は「そう思われるのでは?」などの恐れが頭に浮かび、本当にいいと思ったのに、伝えるのをためらったり、素直に表現できなかったりします。

すごくもったいないです。

間違った謙遜は、自分がどんどん小さくなるような感じです。人は本来、「成長していきたい」、「向上していきたい」はずなのに、そんな風に自分を小さく、小さく見積もっても健全なはずがありません。

子供の頃から、学校では点数で評価され、競争社会の中で育まれると、自分が周りから劣っているか、優れているかの見方ばっかりで見てしまいます。

そうなると、本当は素晴らしい資質があるのに、「こんなのはとるに足らない、もっと素晴らしい人がいる」などと自分よりもっとすごい人を見て、自分を ...

勇気と挑戦, 気持ちとの向き合い方

ポジティブ思考はしない

起きたことはいつも肯定するようにしています。でもそれがポジティブ思考?かと言われると、少し違います。

ポジティブ思考は、何でもかんでもポジティブです。英語でポジティブとネガティブは、➕と➖を意味しています。電極の➕と➖のような意味合いをイメージしてみて下さい。電流計で針が➕(ポジティブ)に触れたり、➖(ネガティブ)に触れたりしますが、もちろん、これには基準値=つまり「0」があるから、➕、➖がわかるのです。

ポジティブ思考は、この➕の方に傾くことにすごく価値を置きます。何でもかんでもプラスに、良いように、そんな風に考えます。

私はそんな考え方をしないようにしています。というのも、とっても疲れてしまうからです。毎日、毎日、針を➕に近づけよう、近づけようとする考え方では、なんだか、いつも押されて、無理をしているような気持ちです。

「起きたことをいつも肯定するようにしている」という ...