自己理解

今回は、「自分を知ること」について、取り上げます。

そもそも本当に自分のことを知りたいと思っているのか

自分を知りたいと思っている人が、

実は本当は、自分のことなんて、全然知りたいとは思っていない

なんていうことがあります。

自分を知るのって、結構、勇気がいるんです。

今回取り上げている「自分を知る」は、自分が普段から見えている部分ではなくて、

見えない部分、出来れば見たくない自分も知る

っていうことです。

見えない部分、出来れば見たくない自分は、何が隠れているんだろうと、少し、恐れを感じるかもしれません。もしかしたらそう簡単に、現実を受け入れられるものかどうかすらわからないんです。

自分を知ることは、自分をより良く変えていけるチャンスでしかない

なかなか変わらない人の特徴は、

いつも自分を正当化する人

です。

人に何かを言われると、すぐ言葉をかぶせる人。
一回でも、はいと素直にいうことができない人。

自分の見えない部分を ...

心理・思考

またまた、前回の続きです。

前回の記事→【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方①

相手から傷つけられた場合、その相手はあなたにとってどれほど重要なのか?ということを考えてみてください。と書きました。

相手によって、向き合い方が変わって大丈夫です。そんな人間、万能ではないですから。

一生を共にしたい親友でしょうか?
それとも別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人でしょうか?

と問わせていただいて、

【人間関係の問題】傷つく言葉を言われた時に感じる気持ちとの向き合い方②では、別に付き合っても合わなくてもどっちでもいい人について取り上げました。

今回は、一生共にしたい関係性について取り上げます。

さて、一生共にしたい関係と書くと、少し大げさかもしれませんが、ほとんどの場合は、家族ですね。

相手が、自分にとって身近な家族であったり、友人であったり、親しい間柄であるからこそ、傷つくっていう感情も大きくなります。

傷つけられた相手 ...

シンプルに考える

何か新しい習慣を始めようと思ったり、自分の生活が改善することをやってみようと思っても、
「頭では分かっているけれど、できない」と思ったことはありますか。

頭では分かっているけれど、できないというのは、何だかすっきりしない気分ですよね。
例えば、早起き。運動。ダイエット。

こういう日常の些細な良い習慣について、スムーズに、自分がしたいように出来ていますか?

今回は、「頭ではわかっているけれどできない」気持ちについて取り上げます。

頭と体は一致している。分離していると考えるのをやめてみる。

頭では分かっているけれども、できないという考え方というのは、頭と体が一致していないという立場に立っています。

私たちは、物事を考えて、その上で行動するんです。

頭で考えていることが、行動できないということは、すごく不自由な生き方ではないですか?例えばご飯を食べたいと思ったら、食べます。人に謝りたいと思ったら、謝ります。

やりたいと思っていることをやっている状態。
やりたくないと思っていることを ...

自己理解

私は、自分で自分に厳しいところがあるなと自覚してから、「自分に厳しい」はこころの栄養にならないので、手放すことにしました。でも、自分に厳しいって、自分で認めるまで、すごく時間がかかりました。

なぜかというと、もう一人の内なる自分が「何言ってるんだよ!」って、更に厳しいことを言ってくるんですね。本当に、典型的な、自分に厳しい人です。私は、あまり心理学の話はしませんが、クリティカル・ペアレントと言って、批判的な親が自分を支配する傾向が強く出ていると、こういう「厳しさ」が出てきますね。興味のある方は、「Critical Parent」とか、「エゴグラム」とか「交流分析」とかで、調べてみてください。

「自分への厳しさ」というのは、決してネガティブなものだけではないです。私が、自分に厳しかったことが、時に成長の起爆剤にはなってきたのは事実です。でも、あまり習慣的になってしまって、癖になってしまうと、この厳しさを常に出てきてしまって、自分を過剰に責めたりとか、自分を傷つけたりということになってしまいます。

バランスは大切ですね。常に自分を野放しにして、好き ...

シンプルに考える

今回は後悔に対する気持ちです。

後悔していることはありますか?昨日後悔していること、つい1時間前に後悔したことでもいいです。

私自身は以前後悔していたことに、大学で経済学部ではなく、文学部を選べば良かったとということがあります。

でも、それは後付けの後悔です。

何十年も時間が経って、経済学よりも別の進路を選んだ自分がいたというだけなのに、それをぐーんと過去まで戻って、「後悔」に結びつけていたんですね。

本当は後悔ではなくて、「進路変更」をしたが正しい言い方なんですね。

でも、そういったものに「後悔」という風に結びつけてしまうのは、完璧主義が隠れています。

つまり、自分の人生は、最初から、思い描いた通りにミスなく、一切の遠回りもなく、最短距離のみを完璧に歩みたいという完璧主義です。

表現を見るだけでも、随分と窮屈な感じがしますね。

完璧主義をやめるには?完璧主義のデメリットとやめるメリット

そもそも大学の選択など、高校生の時の考えです。その時は、経済学に興味があっ ...

心理・思考, 身体を整える

今回は、忙しい時ほど、あえて立ち止まってということについて取り上げます。

やりたいことが沢山ある時、やらなくてはいけないことが沢山ある時、1日の中で、ついついあれもこれもと欲張りすぎちゃう時。

そんな時こそ、リラックスタイムを大切にするようにしてください。

リラックスタイムとは、ちゃんと呼吸をする時間をもつということです。

熱いお茶を急須に入れて、飲むのでもいいです。そっと飲む、ただ座る。

そういう時間をほんの5分でも、10分でも作るようにしてみてください。

やることが沢山ある時は、意図的にリラックスタイムを作らないと、流されてしまいます。脳は勝手に、

今は緊急事態だ。リラックスなんてしてられない!

と警告を出してくるかもしれません。

だからこそ、あえて立ち止まる。何もしないで、お茶を飲みながらぼーっとする、こういう時間がすごく大切です。

ぼーっとする時間って、優先順位を低くしがちです。特に真面目な人、自分に厳しい人、頑張り屋の人は、基本的に動いていないと落ち着 ...

シンプルに考える

こころの栄養は、軽く考えます。

今回は、軽く生きるために、ずっと握りしめていると心を重くしがちな3つの考え方を紹介します。

1.「負けたくない」という気持ち
2.「認められたい」という気持ち
3.「知っていたい」という気持ち

では、順番に見ていきましょう。

1.「負けたくない」という気持ち

「負けたくない」という気持ちを手放すと考えると、どんな気持ちになりますか?

人によっては、「つまり、勝ちたい」という気持ちを捨てるということか!?と変換する人がいるかもしれません。でも、ここでは「勝ちたい」という気持ちではなくて、言葉通り、「負けたくない」という気持ちです。

ちょっとした言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、とても大切なことなので説明します。

まず、「負けず嫌い」と言う言葉に対して、どのようなイメージがありますか?

根気強いとか、頑張り屋とか、そんなイメージを持つ人もいると思います。自分の強みやアピールポイントとして、プラスに捉えるんですね。

また人によっては ...

シンプルに考える

家族から悩みを打ち明けられました。しかも、突然のカミングアウトです。葛藤している思いを伝えられました。

たとえば、

実は、いじめを目撃した。
実は、自分はゲイであるということが分かった。
実は、婚約者はには子供がいた。
実は、夫から家庭内暴力を受けいている。
実は、子供から、罵倒された。
実は、妻が精神科に入ることになった。

など。

あなたはずっと待っていました。相手が心を開いてくれるのを。辛そう、苦しそうなのはわかっていたけれど、なかなか話すことができませんでした。

そんな家族から、悩みを打ち明けられたんです…どんな反応をしますか?

家族から、悩みを打ち明けられた時に、ちょっとした特別感を抱くかもしれません。相手は自分を信頼しているから話してくれたということを感じるからです。悩みを打ち明けられるというのは、秘密を教えてもらうような感覚に似ています。秘密は誰にでも言いません。

人は信頼できない相手に、心を開けません。人に何かをカミングアウトするってことは、と ...

シンプルに考える

自分を責めてばかりいると、毎日が苦しくなってきます。しかも、ひとたび自責の念を抱き始めると、本当は自分と全然関係ないことにも関らず、「自分のせいなんだ!」とどんどん責め続け、自責の念が増幅してしまう可能性があります。今回は、そんな自責の念を解放する考え方について書いていきます。

1、毎日が本番ではなくて、リハーサルと考える

完璧主義だったり、理想へのこだわりが強かったり、自分の失敗が許せなかったりすると、自責の念に陥りやすくなります。

現実が、自分が「良し」としている状態に進まないと、仮にその理由は全く他のところにあったとしても、自分でわざわざ問題を集めて、抱え込んでしまうのです。

逆に言うと、自責の念が強い場合、理想や完璧へのこだわりが強いのです。それは、毎日が、まるで何かの「本番」であり、間違えてはいけない、ミスをしてはいけないという強い強迫観念に駆られている証拠です。

うまくいかなかったり、成功できないと、さらに、こんな自分ではダメだと自己啓発をしたり、自分に益々厳しい課題を当てたりもします。そうやって、知らず知らずのうちに自分 ...