手放せって言われたって手放せないんです
自分は生き辛い生き方をしているなと思います。自分のことが好きではないし、自分は親不孝だし、家族からも孤立している。そう思っているのがよくないってのもわかっている。楽になりたい。でも、思いを手放せって言われたって、手放せないんです。(50代 めろん)
めろんさん、こんにちは。
自分のことが好きではない、親不孝、孤立・・・
これは辛いですよね。生き辛いと仰っていますが、とっても自然な反応だと思います。
自分は自分にしかなれませんから、その自分が、好きではない、受け入れられないっていう状態は、とっても心の重荷になるんですね。
思いを手放せって言われたって、手放せない
とありますが、めろんさんは、頭の片隅では、こんな思いを手放したいと強く思われていることが、よく伝わってきます。解放されていくとか、手放していくとか、よく言いますけれど、実際に行動レベルでやるとなったら、どうしていけばいいのか、よくわからなくなってしまいますよね。
念じたって、意識したって、思いを強めたって、手放せるものではないですから。
めろんさんは、すでに自分のことをたくさん見つめてきて、自分と向き合ってこられたのだと思います。
自分のことが好きではないし、自分は親不孝だし、家族からも孤立している。
というのは、自己分析なんですね。自分のことに向き合って、なんとかこの状況から脱出したいともがいたからこそ出てきた葛藤だと思います。
さて、今、めろんさんは「手放していく」っていうことに難しさを感じているんですね。そういう時は、「手放す」にフォーカスするのではなくて、「受け入れる」にフォーカスする時かと思います。
何でもそうですが、「払いたくない」と思っている時に、「払う」ことは負担ですし、「捨てたくない」と思っている時に「捨てる」ことも苦痛です。
「手放す」というのは自分から外へ出していくこと。心がそれに抵抗しているなら、「受け入れる」つまり自分の内に迎え入れるんです。
では、何を「受け入れる」のか、というのがここでは大切になってくると思います。それは、
自分は今、自分のことが好きではないし、自分は親不孝だし、家族からも孤立しているんだな。そう思って、生き辛くて、葛藤している自分がいるんだな
と、自分のありのままの状態を、受け入れるんですね。
自分が自分の味方になってあげるということは、自分が感じていることを、否定せずに、条件をつけずに、そのまま受け入れてあげるということです。
めろんさんは、もしかしたら、頭だけが先に走ってしまって、今、心が置いてけぼりになっているのかもしれませんね。確かに自分にとって、よくない考えや思いを手放していく、このステップはいずれやってくると思いますが、まずは、その前に、自分の感じている感情をそっくりそのままに、つまり、「あ〜辛いんだね、自分」っていうことを、ちゃんと自分自身が受け入れてあげてください。
自分に優しくなる・・・っていうのはそういうことですね。
自分が自分の味方にちゃんとなれた時に、自分が本来持っていた主導権を取り戻します。そうしたら、自分にとって嫌なもの、生きづらくさせるものも、今度は、自分に優しくするために、ちゃんと手放せるようになりますから。
応援していますよ。
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