転職後、以前の自分に戻ってしまうのではないかと不安です。
記事コメントから。
はじめまして。
今まで、人に優しくなれず、暴言を吐いたり、ケンカをしたりで、転職を何度も繰り返してきたのですが、今の職場では何故か周りに優しくなれ、苦手な人も特にいなく、たち振る舞うことができています。直近の会社ではボロボロだったのにです。心底、人に恵まれたなあと思っています。
できれば、このまま今の職場にいたいのですが、諸事情で早かれ遅かれ退職をすることになると思うのですが、転職後、以前の自分に戻ってしまうのではないかと不安です。
失敗しないために、心掛けることなどあれば、アドバイスいただけると幸甚です。
○短気で、ケンカっ早く、怒りっぽい性格です。
はじめまして。こんにちは。
今の職場で、良い人間関係に恵まれたようで、本当に良かったですね。転職を何度も繰り返されて、人に恵まれた職場に出会えたこと、本当に、素晴らしい巡り合わせに感謝ですね。
でも、ご事情があって、退職されることになり、不安を抱えられているんですね。
今が恵まれた状況ですから、次に起きる変化は、もしかしたら「今ほどに恵まれた環境ではないかもしれない」という気持ちを感じられているようですね。
人間は誰でも一度手にした幸せ、安心、満足などを簡単には手放したくないものですし、できるなら、これからくる日々は、もっと良いものを求めたいと思うのは、とても自然な気持ちですよ。
だから、今の職場を離れた後、また新しい職場で、少なくとも、今と同じような、ちゃんと恵まれて安心感を持てている自分でありたいと思うのは、当然のことです。
まずは、ご自身が、今の職場での「自分の在り方」というものについて、これをご自身がしっかりと評価されているのをちゃんと自覚されることはとても大切だと思います。
どういうことかというと、冒頭に書かれているように、以前は、「人に優しくなれず、暴言を吐いたり、ケンカをしたり・・・」とそんな自分だったけれど、今は「周りに優しくなれ、苦手な人も特にいなく、たち振る舞うことができ・・・」の自分に変わっていったということです。
これは、決して、職場という外的環境だけではありませんよ。ここは、運が良かったとか、たまたま周りの人が良かっただけと、自分を過小評価しないことです。
ご自身が転職する中で、それこそ様々な職を繰り返されてきて、そして、ようやく、ちゃんと居場所を見つけられたということ、その決断が他でもない自分自身がしてきたんだということ、ここにしっかり自信を持っていただきたいんですね。
「たまたま職場が良かった、たまたま自分に合った」ではなくて、自分の職場の選び方、自分の居場所作りの仕方・・・こういったことに、自分は随分と上手になっているんだな、成長しているんだな、だからこそ、今の良い職場に出会えたのだなと、まずは自分自身の現実を自分がしっかり評価すること、これはとても大切なことです。
外的環境というのは日々、どんどん変わっていくものですが、環境に対して、自分がどう判断し、どう振る舞うか・・・これは、自分が自分である以上、どこへ行ってもずっとついてくるものですから。ご自身の持っている決断力、判断力、そういったものは立派な財産なんですね。
既に巡り変えた環境は決して、環境が良かったで片付けられるものではなく、これまでの経験から培われた決断力、判断力が活かされ、選びとってきたものでもあると思いますよ。
そうなると、未来に対する見方が少しずつ、外の環境に頼ることから内なる自分への信頼に繋がっていきます。
これからまた新しい職に就かれるわけですから、もちろん、環境が変われば変化は当然ついてきます。でも、ご自身のこれまでの経験、人に優しくなれた人間関係、職場を選ぶ見方・・・こういったものは、ちゃんと自分自身のものとして、持たれていますから。既に、過去の自分とは違いますから、ぜひその今の自分、つまり周りに優しくなれた自分を信頼して、次の道も突き進んで頂けたらと思います。
応援しています。
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