【相談事例】不摂生でだらしのない夫にうんざり、イライラに憎しみも。
今回は想いの箱に寄せられたメッセージを取り上げます。
【相談内容】
夫がテレビを見ながら、ただただゲームをして、身体に悪そうなものばかり食べている。片付けもしないし、だらしがない。見ていてイライラどころか、憎悪すら湧いてくる。(30代 女性)
今回のケースは、夫の行動に不愉快さを感じ、怒りや憎しみの気持ちのやり場に困っているという相談です。
目次
一歩下がって、自分と相手を客観視して全体を見る
自分に直接的な被害がなくても(暴力や暴言など)、相手の行動が不快で、無性にイライラしたり、「どうにもならない相手を言葉や態度で変えよう」と気持ちをぶつけようとすることがあります。
もし相手が素直に要求を受け入れ、行動を改めてくれたなら、そもそも憎悪まで湧きません。むしろ「私のおかげで改善した」と満足感すら抱くかもしれません。
強いイライラや憎しみの背景には、自分の中の「あるべき姿」という理想像があります。それが現実と異なるため腹が立つのです。
「人をコントロールできない」と頭では分かっていても、完全には受け入れられず、「何とかならないのか」という思いがこみ上げ、理想と現実の間で葛藤している状態です。
夫を「私」と「あなた」という関係だけで見ると、確かに強い憎しみが湧き、イライラが止まらないように感じます。
しかし視点を少し変えて、場面を第三者の立場で眺めると、実は夫はただゲームと食べ物を楽しんでいるだけで、誰に迷惑をかけているわけでもありません。妻の側だけがメラメラと怒りを燃やしている構図にも見えてきます。
イライラや憎しみが止まらない時は、一旦距離を置いて、自分と夫の行動を冷静に俯瞰して見ることで、自分の感情がヒートアップしていることに気づけます。
怒りと憎悪は危険。自分を破滅させてしまうこともある
夫に対して「時間を有効に使ってほしい」「もっとヘルシーな食事をしてほしい」「食べたら片付けてほしい」という願い自体は、決して悪いものではありません。
問題は、それが叶わないことで激しい怒りや憎悪が生まれ、結果として自分を苦しめている点です。
怒りは時に、極端で衝動的な行動につながります。例えば、
- 壁を蹴る、物を投げるなど、怒りを誇示しようとする
- 家を飛び出し、しばらく帰らない
- 相手を変えられない自分を責め、自己嫌悪に陥る
しかし、どんなに強くアピールしても、変わるかどうかを決めるのは夫自身です。妻が行動したからといって、改善の保証はありません。
むしろ強硬手段は、相手にも強い不快感を与え、大きな喧嘩や衝突に発展する可能性があります。そうなれば、「黙ってゲームをしてくれていた時の方がマシだった」と思う状況になりかねません。
本当の問題は、夫の態度によって、自分の心の平安まで失ってしまっていることです。
自分の基準や期待、あるべき論に振り回され、自分を破壊してしまっているのです。
他人をどうこうしようとすると、人は簡単に自分を見失います。
逆に、自分の心の安定を保つことには、実は大きな努力を要します。
家族の態度にいちいち振り回されている余裕など、本来ないはずなのです。
ありたい関係を決断し、まずは自分ひとりで変化を起こす
家族を変えようとしてイライラした時は、まず「自分が幸せになること」を最優先にします。
イライラしている自分の状態にしっかり向き合います。
向き合うとさらにイライラしそうだからと逃げても、何も変わりません。
次に、夫の態度に強く苛立つということは、実は「夫が自分にとって非常に大切な存在である」ことも認めます。
そして、状況に振り回されるのではなく、自分の目的を明確にします。
- 「夫が変わってくれないと私が幸せになれない」と考えるのではなく、
- 「夫と幸せになりたい」 のかどうかを、正直に認め、決断します。
もし本心では「夫はどうでもいい、ただ自分がイライラしたくないだけ」というのであれば、それを認めることが必要です。
「夫と幸せになる」ことは、
「夫が自分の思い通りになる」こととはまったく違います。
価値観も違う、食べ物も趣味も違うかもしれないけれど、今一緒に生きている相手だから、
「私はこの夫を信じる」
と決断することも時に必要です。
決断すると、その目的に沿った行動が取れるようになり、夫への接し方も、かける言葉も、態度を見た時の心の反応も少しずつ変わっていきます。
人に対する憎しみやイライラは、結局は自分へのイライラや自己嫌悪と同じです。
夫が急に変わらない状況でも、まずは自分の目的を明確にし、行動を変えていくことで、自分を破壊的な状態から救えます。
幸いなことに、自分を変えるための多くは、夫の協力がなくてもできることがとっても多いんです。
応援しています☆







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