悩みから抜け出せない時の3つの対処法

シンプルに考える

毎日悩んでばかりいる、考えても考えても堂々巡りになって、悶々とした日々を送っている時に、悩みから脱出するための3つの対処法を紹介します。

1、人に話すこと(シェア)

とてもシンプルです。一人で考えていても悩みを深めてしまいます。相談できる人、もしくは真剣に話を聞いてくれる人を探して、自分の悩みをシェアします。自分が考えていること、悩んでいることをシェアすることで、自分の考えを整理できるからです。

自分の頭の中だけで考えていると、あらゆる方向からあれもこれもと様々なことを考えてしまいます。シェアして、相手に伝えようとするときに、実際に言葉にして表現する過程で、頭が整理されていき、気づかなかった自分の考えに出会えるのです。

カタルシス効果と呼ばれるものがまさにこれに当てはまります。カタルシスとは、「心の中に溜まったモヤモヤした感情を解放することで、気持ちが浄化されること」を表しています。

自分一人で悶々と悩んでいても、感情は解放されるどころか、溜め込んでしまいます。もちろん、誰にも言えないようなこと、とてもじゃないけれど、人にシェアしたくないこともあるかもしれません。でも、それほど大きな問題だからこそ、人にシェアすることが悩みからの解放の一歩になるのです。

2、他人、本、学問、動画などから学ぶこと

人間は一人の人間ですべてを経験するには、限界があります。限りがあるからこそ、「教育」が存在します。既に体系だってまとめてあるもの、ある人が実験をして結果が出ているものを、今の時代は情報を取得することが容易になりました。

学びは、本でもいいし、人から聞いた話でもいいし、誰かの研究成果や分かりやすくアニメーションにした動画でも、何でもいいです。悩み解消に役立ちそうな、今の自分にない何かを学び始めます。

学ぶことで、ある人が一生を費やして発見したようなことを手に入れ、身に付けることができるのです。約70億の人間がいれば、どこかの誰かは、自分と似たようなことを既に悩み、克服しています。必要なのは、自分の問題に必要な学びを探し、実践する努力です。

全く同じでなくても、似たようなケースは探せば必ずあるはずです。答えを「自分の頭」の中だけで探そうとせず、外から答えを探すことにも柔軟になってみてください。

3、もしあるとしたら、答えは何なのかを決めること

長く悩んでいると、もはや悩むことが目的かのように、悩んでいる状態そのものに慣れてしまいます。悩んでいるという事実に慣れきって、「すぐに解決しない、どうせどうしようもできない」と自分の心のどこかでそう思い込んでいます。

このループから抜け出すためには、「もし答えがあるとしたら、これ(今の悩み)が解決できる答えは何なのか」をまるで他人事かのように考えることです。

他人事のように…というのはポイントです。自分事として考えてしまうと、すぐに「したい、したくない」などの感情が入ってしまいます。これらの感情は、質問の答えを導き出すための妨げになりかねません。

答えを列挙したら、挙げられたものの中で、「自分が今すぐにできることはないのか、あるのか」を明確にします。もちろん、ある場合もあれば、ない場合もあります。

そして、もし答えがないのならば、悩みに対して「悩んでもムダ」ということを断言できます。実はこれは大きな収穫です。悩んでも意味がないのだと知ることができたからです。

本当に「ムダだ」と思っていたら、悩み続けることはしません。悩み続けるのは、心のどこかで、なんとかしようとか、なんとかなると思っているからです。

もし、答えがあるのであれば、挙げられた行動を一つずつやっていくのみです。その過程で「ただ悩んでいる状態」から既に卒業しています。

以上、3つの対処法を紹介しました。悩んでいる状態から抜け出せないと気づいたら、抜け出せる手段を片っ端からやることです。なぜなら「悩んでいる状態」は楽しくなく時間だからです。そんな自分の人生の尊い時間の安売りするのはもうやめにします。

悩むことに慣れきってしまった自分を目覚めるには、まず悩むことと決別する決断です。悩むことから離れたら、今まで悩みに使っていた空き時間を少しずつ自分を幸せにする時間に埋めていきましょう。

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