決断できない!?二者択一、選択できずに悩んでいる時の対処法

シンプルに考える

Aを取るか、Bを取るか、迷っていませんか?

迷っている時は、他事していても、集中できなかったりします。頭の片隅に常にあるような気がして、車の空ぶかしみたいな感じで、あんまり心地よくないですよね。

今回は、迷っている時の対処法について取り上げます。

誰かに相談してみる(実は誰でもいい)

迷っているときは、誰でもいいから、相談できる人に、話してみることをおすすめします。相談の専門家である必要は全くなく、友達でもいいし、極端な話、近所の誰かさんでもいいくらいです。

ここで重要なことは、自分が言葉にして頭の外へ出してみるということなんです。そうすると、自分が何を考えているのか見えてきます。

迷っている時は、自分でも考えが整理できていないことが多いです。ぐちゃぐちゃのクローゼットを想像してみてください。その中から、選べと言われても、時間がかかりますよね。

選ぶ前に、まず整理整頓となってしまいます。なので、まず第3者に話すことで、自分が考えていることが見えてきて、選びやすくなります。

もう一つ、誰かに話すメリットは、話をすることで、相手から何かしらの答えが返ってきます。どんな答えでもいいんです。冒頭に書いたように、専門家である必要は全くありません。なぜなら、ここでは、相手がどんな受け答えをするのかは、あまり重要でないからです。

相手から言われたことに対して、「やっぱりそうだよね。」と思うか、「いや〜そう言われてもな」と思うか。「うわ、相談しなきゃよかった」となるか。あなたの反応が大切です。相手に背中を押されて嬉しい気持ちがしたら、自分の選択に確信が持てるし、逆に相手が言ったことを好意的に受け止められず、ムッとしたなら、自分のこだわりが見えてきます。

相手が言ったことに対して、自分の反応が、分かるというのはとても有益です。知りたいのは自分の反応です。自分の反応は、どんなものであれ、悩んでいる事柄に対して、決断をする一つの判断材料にできます。

実はほかの選択肢が見えていないことも!

迷っているときは、実はAか、Bのどちらか2つしか見えていないことが多いです。

例えば、転職するか、しないか。働くか、働かないか。頼むか、頼まないか。などなど。でも、実はA’があったり、B’があったりします。Aではないけれど、似たようなものだったり、妥協案だったり。そういうのは、あえてどちらかに決めようとしないでおくと、急に現れてきたりします。

無理やり自分で決めようとすると、AとB以外を排除しようとします。でも、流れに任せていると、意外とポンと妥協案が出てくることもあります。

悩むってことは、本当は心のどこかに、Aでも、Bでもないなという思いがあったりするんです。でも、今は自分の中には、AとB以外が見えていないから、決められない。迷うんですね。

今すぐに差し迫った決断をしないと、ものすごく大変なことが起きてしまうわけでないのであれば、焦って、無理やり決めようとせず、他の選択肢を待つ選択もできます。

決断をしないという決断をする

何かも決断をすることが、いいことではありません。「決断をしない」というのも、立派な決断です。

無理やり決めようとするのではなく、成り行きに任せるというのも決断なんです。日が経つにつれて、だんだん見えてくるということもあります。

自分で決断することを放棄する、委ねるという姿勢です。

ですが、これは怠惰な意味ではないです。むしろ意図的に決断しないので、決して簡単なものではありません。忍耐が問われます。

真面目すぎる人は、委ねる、任せるということがなかなかできません。他力本願的で、なすべきことをしていない、本来のあるべき形でないと、自分に厳しいからです。

全てのことを自分で判断して、自分で選択して、自分で道を切り拓いていく・・・そんな気概は確かに力強いかもしれませんが、人生は自分の思いだけで進んではいきません。

何らかの外部の事情で、計画が大幅に変わることもあります。自分の予定通りにいかないことは良くあることです。

そんな時は、あんまり固執せず、「なるようになる」くらいの気楽さがあった方がいいです。

AかBのどちらかと考えれば考えるほど、気持ちが重くなるなら、「どっちでもいい、どっちになったって大丈夫だし、それ以外に道がある」と決断をしない決断もできます。

おまけ:くじを作る

最後に、どうしても、AかBで決断できないなら、くじを作ってみてください。小さな紙にAとBをそれぞれ書いて、丸めてみてください。そして、目を瞑ってかき混ぜてください。

次にくじを引こうとしてください。でも、くじは引かないでください。引こうとするだけです。

引こうとした時の、自分の気持ちに注目してください。

くじになって、完全に決断が自分から離れてしまった時に、心の中で、
「どうかAをひけますように」とか、
「頼むBになってくれ」とかそういう自分の内なる声が聞こえてきたりします。

これも、決断を促す一つのヒントです。自分の本当のしたい気持ちは、案外、はっきりしていることは、よくあることです。

間違っても、くじはひかないでくださいね。もちろん引いてしまっても、希望通りじゃなかったら、無視でいいですよ。

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以上、決断できない時の対処法でした。悩むことは、すごく体力を使いますから、決めることは、決めるか決めないかをまず決めて、次へ進みましょう。

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写真:山形県 蔵王温泉スキー場

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Posted by kokoronoeiyo