【選択の仕方】選択するときは、選ぼうとしていることに「納得感」があるかを確かめて

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今回は、選択の仕方について取り上げます。

今回取り上げる選択のレベルは、何かのものやサービスの契約や購入、学校、会社などなど、一つの選択がある程度の期間影響を及ぼすような大きさの選択です。

このような選択をするときは、選択に納得感があるかを確かめることが大切です。

逆に言えば、もし、納得感がないのであれば、「ちょっと待った」のサインの可能性があります。

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納得感という感情の有無を確かめる

日々の中で、私たちは小さなものであれ、大きなものであれ、「選択」しています。

どの服を着るか、何を食べるか、いつ寝るか・・・という毎日のルーチンから、いつにこの届出を出すか、いつ会社を辞めるか、いつ誰かに何かを言うか・・・・など、イベントや節目の時だけ起きるような選択もあります。

そして、誰だって、自分の選択は「いいもの」であって欲しいと思い、できる限り間違いたくないはずです。

「あの時あれをしなければ、良かった。」
「あの時ああしていれば、良かった。」

という思いは、過去の選択に対して、今の自分がジャッジしています。

過去に対する後悔や、起きてしまったことに対して、自分を裁くようなそんな思いは、誰だって持ちたくないものです。

起きてしまったことは起きてしまったとして、確かに、変えられないものです。

でも、今とこれから、少しでも後悔しないような選択をとっていくことは可能です。

そのためには、自分の選択に、

ちゃんと納得感があるか

ということを確かめることです。

納得感ですから、感覚です。感情です。証拠は、ありませんし、論理的に説明できるものでもありません。

そして、勿論、未来のことは分かりません。大切なのは、「現在の納得感」です。

納得感を得るためには?

納得感を得るためには、1)選択するときの思いの裏にある個人的感情をはっきりさせること、2)また現実問題として、変えられるものと変えられないものちゃんと見るということです。

つまり、選択する時に、「自分は〇〇という思いで、〇〇と考え、だから選択した。」と言うことを、言葉に出せるくらいに、ちゃんと自分が選択した背景を理解しておくということです。

これだけです。

自分への納得感があるか、ないかで、随分と変わってきます。

よく、過去に後悔している人に対して、「でも、その時はその時でベストな選択をしたんだから。」と送る言葉があります。

この意味もすんなり受け入れられるか、受け入れられないかも、自分が選択をした時に、納得感があるか、ないかに大きく影響します。

納得感は自分のもの

納得感というのは、自分が納得していればいいわけです。他の人を説得させる必要はありません。

周りの人にとって、納得できるものであるかどうか、周りの人も理解できるかとか、辻褄が合うかどうか、合理的であるかどうかは関係なく、自分にとっての納得感です。

逆に言えば、周りの人の納得感を重視すると、それは、後から後悔するような選択になるかもしれません。

「だって、あの人が〇〇って言ったから。」
「だって、あの人の態度が〇〇だったから。」
「だって、あの法律が、あの規則が、〇〇だから。」

という自分は実は全然納得していないのに、周りに流されている可能性があります。このような状況で、何か選択している時は、少し注意が必要です。

慌ただしい毎日の中では、ついつい人に流されて、自分の中であまり納得感がないのにやってしまいそうになることがあるかもしれません。

でも、自分への納得感がなければ、やっぱりその時は、一旦ストップして、選択を一晩持ち帰った方が賢明です。

今日選択しないと、ダメになってしまう・・・なんて、今日と明日で取り返しのつかないことになる・・・なんてことは、それほど多くありません。また、焦りの気持ちがすごくあります。

それに、今日や明日などと、そもそも急かされたり、脅されたりしたような状況の中で、選択すること自体が、失敗やミスにつながりやすいものです。

自分への納得感というのは、一度持ち帰って、「少し、冷静になって考えてみる」・・・これをやるだけで、別の選択肢が見えてきたりするんです。

また、冷静に考えてみたら、「絶対こうしなくては!」と思っていたものが、なんだ別にそこまでこだわる必要がないとわかることもあります。

結果的に同じ選択をするにしても、ちゃんと納得してやれるなら、そもそも気持ちが全然違います。

だから、納得感は、とっても重要なんです。

一旦家に持ち帰って、少し時間をとって、考えてみた時に、実は自分の選択の裏には、

恐怖があったんだ・・・
ただ悔しいからだけなんだ・・・
損した気分になっているからなんだ・・・
ただ、早く終わらせたいからなんだ・・・
ただ、なかったことにしたいからだけなんだ・・・
ただ、人に言われたことに、流されているだけなんだ・・・

などなど、心の本音の部分が見えてきます。

そして、自分の本音がわかると、改めて、冷静に、後悔のしない選択ができることが増えてきます。

ぜひ、何かを選択する時は、「納得感」の有無をぜひ大切にしてみてくださいね。

写真:福島県 秋元湖の秋

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