アダルトチルドレン:甘えられない・人を信じられないことににどう向き合えば?
どうやら、アダルトチルドレンみたいで、幼少期にしっかり大人に甘えることができなかったからか、人をなかなか信じられません。うわべの付き合いになってしまうんです。
今ある親子関係、妻との関係はそこから来ているのだと思っています。
だから、愛とか、甘えるとか、本当の意味ではわかっちゃいないんだと思います。
完璧主義にしても、承認欲求にしても、きっと同じです。秋で50才になります。
甘えるとかって年ではないけれど、自分のために、甘えられる環境って必要だと思います。
今から、シフトはできるんでしょうか?
じゃないと、息詰まって心が壊れてしまいそうです。
よきアドバイスあれば、ご教示お願いします。
コメントを頂きました。お便りありがとうございます。
コメントを頂いた記事↓
今回は、頂いたコメントに回答します。下線は、頂いたコメントの文章から引用した言葉です。
目次
○○だから、△△?
最初に、アダルトチルドレンという言葉がありますが、まずは、○○だから、△△なんです。という表現が気になりました。
今から、シフトできないと、息詰まって心が壊れてしまいそうです。とありますが、アダルトチルドレンだから、こうなんですってなると、確かにつらいですよね。でも、一方でシフトできないように、自分からしてしまっていませんか?
○○だから、△△なんです。っていうのは、自分で自分を閉じ込めるようなものです。その選択肢を選ぶことで、心が窮屈になるなら、その方程式を選ばないこともできるんです。
【生い立ち・環境・家族のせいで変われない!?】アドラー心理学「嫌われる勇気」目的論(1)
仮説に縛られないこと
幼少期にしっかり大人に甘えることができなかったからか、人をなかなか信じられません。とありますが、これも仮説の一つです。
この仮説を持ち続けていても、元気が出てきませんよね。
しっかり大人に甘えることができたのに、人をなかなか信じられませんという方だって、いますよ。恵まれた家庭環境に育ったのに、大きな詐欺にあったことがきっかけで、人を信じられなくなった人です。世間知らずだったと、反省していましたよ。こういう人が目の前に出てきたら、この仮説はどうなるでしょう?
しっかり大人に甘えることができなかったけど、人を信じられるようになった人もいますよ。勇気をもって自分の辛い経験を話したら、理解してくれる人が現れて、自分の過去を話しても、拒絶されないんだって、自信がついたという人です。人の優しさに気づき始め、人を信じることが徐々にできるようになったそうですよ。こういう人はどうでしょう?
自分から、自分を閉じ込めて、自由を奪うような仮説を持ち続けるのはやめましょう。
こころの栄養では、確かに「悩みの正体」というカテゴリーの記事を書くことがあります。でも、これはあくまで、「あ、正体はこれかもしれない。じゃあ、犯人を取り除いて、悩むのやめよう。」という目的で書いています。
行動レベルに落とし込めるくらい具体的な言葉を使う
もし、人に甘えることができなかったから、人を信じられず、うわべの付き合いをしていたんだ!と分かったとします。すると、次の行動は、「よし、これからもっと甘えよう!」「もっと甘えて、人を信じられる練習をしよう!」になります。
ただ、甘えるという言葉が、少し曖昧です。
そもそも、「甘える」とはどういう意味なんでしょうか?もちろん、人それぞれ違うものです。自分にとってどういう意味なのか、明確になっていますか?
もしかして、素直に、自分が感じていることとか、思っていることを伝えたいんじゃないでしょうか?つまり、思っていることをちゃんと言えていないんじゃないですか?
具体的にコメントの文章の中には書かれていないので、あくまで私の想像です。違っていたら、ごめんなさい。
「甘える」という言葉だけだと、具体的な行動がわかりづらくなってしまいます。
例えば、私が「夫に甘えたい。」と言っても、何をするのかよくわかりませんよね。多分10人いたら、10人がそれぞれ違う想像をすると思います。でも、もし私が、「夫に、自分が思っていることを、夫がどう思うかに関係なく、正直に伝えたい。」とすると、具体的な行動で見えてきます。
甘えるというのはどういう意味でしょうか?これをちゃんと考えて、具体的な言葉に置き換えてみるといいですよ。
何となくの言葉で考えていても、何となくの考えしか浮かんできません。
自分のために甘えられる環境とは具体的に何のことなのか?ちゃんと自分の言葉で、説明できるくらいまで、具体的に落とし込むことから、始めてみてください。
もちろん、年齢なんて関係ありません。年齢はただの数字です。いつからだって、変われますよ。
それでは、暑い日が続いていますが、お元気にお過ごしくださいね。
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