夫婦関係で傷つきやすいあなたへ:それ、否定じゃなくて「ただの意見」かも?

人間関係と境界線, 夫婦との関係

こんにちは。

今回は、夫婦関係の中で、
「なんか、いつも相手の発言にイラっとしちゃう」
「つい根に持ってしまう」

そんなモヤモヤしている方に向けて、書いていきます。

相手は、いつでも“自由に意見を言う権利”がある

たとえば──
朝、赤ちゃんが目覚めて、さあ着替えようとしたとき。
夫がふと一言。

「着替えは、朝ご飯のあとがいいんじゃない?」

ここで、2人の妻を想像してみましょう。

妻A:
朝ごはんのたびに服を汚してしまうことが気になっていた妻は、
「確かに!それいいね」と、すんなり同意。

妻B:
ある育児書で、「朝起きたらまず着替えるのがルーチンづくりにいい」と読んでいた妻は、

「えっ、なんで?」と、内心モヤッと抵抗感。

同じ言葉でも、受け取り方が全然違いますよね。

なぜなら、人それぞれ、

「自分の考え」や「大事にしたい前提」を持って生きているから。

夫の一言も、夫なりの経験や価値観、見聞きした情報から出てきたもの。
それはただの「彼の意見」なんです。

「否定された」と思い込むクセをやめよう

人から自分と違う意見を言われたとき、
「否定された!」と反応してしまうこと、ありませんか?

でも、それって心をとても重くさせるクセ。

人はみんな違う存在です。
好みも、価値観も、正解だと思うこともバラバラ。
日焼けが好きな人もいれば、絶対に焼きたくない人もいる。

だから、意見が違うのは当たり前。
むしろ、それが自然なんです。

家族や夫婦のような近しい関係だと、
「こうしたほうがいいんじゃない?」という言葉が増えるのも、自然なこと。

もちろん、相手の意見を全部受け入れる必要はありません。
あなたが「こうしたい」と思うことは大事にしてOK。

でも、「否定された!」というラベルを貼ってしまうと、
必要以上に心がザワついてしまいます。

ただの意見。
ただ、考えが違うだけ。

そうやって、一度立ち止まって受け止め直してみてください。

「夫婦は鏡」自分の内側に気づくヒント

もし、相手から頻繁に

「ああしたほうがいい」「こうすべき」と言われる気がしているとき。

そのイライラの裏には、もしかしたら──
自分自身も相手に対して、無意識に同じことをしているのかもしれません。
もちろん、誰にでもあることだし、わたしもやってしまいます。

人は「自由」を感じているとき、
他人の自由も自然と尊重できるもの。

だからこそ、相手に言われすぎて苦しいなと感じたら、
「私も、相手にたくさんのことを言っていないかな?」
と、自分を振り返ってみる視点ーとても大切です。

自己否定に気づくチャンスに変えよう

それでも「いや、私はそんなにあれこれ言ってないのに…」
という場合も、もちろんありますよね。

そんなときは、
「自己否定のクセ」と向き合うタイミング。

相手に何か言われたときに、
「やっぱり私はダメなんだ」

「また否定された…」と、
自分を責める方向に反応してしまうことってありませんか?

このとき、自分を苦しめているのは、相手の言葉ではなく、
「自分の中にある、自分へのダメ出し」なんです。

相手の言葉は、ただの意見。
その受け止め方は、自分で選べるもの。

だからこそ、何かを言われたときは、
「私は本当は、どうしたいんだろう?」
「これは本当に“否定”なのか?」
と、少し立ち止まって見つめてみてください。

こうやって、少し自分の内側を見つめることで、

心が軽くなることもあります。

あなたの心に届いたらうれしいです。

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