「頼まれるとイラッとする」ーそれは境界線が必要なサイン

人間関係と境界線

境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。

「頼まれるとイラッとする」…そんな感情を抱いたことはありませんか?

自分でもなんでこんなに嫌な気持ちになるんだろうと思うことってありますよね。
でも、実はこの“イラッと感”には深い意味があります。

今回は、このイラっとした気持ちと境界線について取り上げたいと思います。

イラッとするのは、境界線のサイン

人が「イラッとする」とき、
それは自分の限界や許容範囲を超えた要求が関わっていることが多いんです。

たとえば、友人や同僚に何度も頼まれて、
自分の時間やエネルギーがどんどん削られていく状況。

親切にしたい気持はあるけれど、
ちょっと「そこまで求められると・・・」と要求が繰り返される時など。

たとえば私の例だと、
親戚の子どもたちのプレゼントのリクエストを受け取ったときのこと。
最初は少しのリストだったのですが、だんだん人数も増え、
一人ひとりのリストもかなりボリュームがある状態になっていったんです。

「この人はこれ、あの人はこれ…」とアマゾンのリンク付きの、
プレゼントリストが次々届き、正直、ちょっといっぱいいっぱいに感じました。

こうした状況でイラッと感じるのは、
無意識に「ここまでならOK、それ以上は負担」と、
自分が境界線を示しているサインです。

境界線を知ることの大切さ

自分の感情に気づくことで、自分がどこまで助ける余裕があるかを認識できます。

「頼まれるとイラッとする」という感覚は、
自分のキャパシティや権利を守るための自然なサイン。

「No」と言えず疲れてしまう人が、まずやるべき自己整理

これをスルーし続けると、すごく心身の負担になり、
どこかで感情が爆発してしまいます。

境界線を意識することで、次のようなメリットがあるんです。

  • 無理な頼まれごとで消耗しなくなる
  • 自分の時間やエネルギーを大切にできる
  • 他人との関係を健全に保てる

先ほどのプレゼントリクエストのように、
誰かのお願いが増えていくと、自分の時間や気持ちの余裕が削られます。

そのときに大切なのは、「イラッとした自分を責めないこと」。
これはわがままでも悪い感情でもなく、自分のキャパシティを示すサインなのです。

無理は禁物。たとえば、

  • どうしても無理な量は断る
  • 日程や予算を調整する
  • 自分の負担にならない方法で対応する

など、少し距離を置くことで、心の平静を保ちながら、
周りとの関係も守ることができます。

「頼まれるとイラッとする」と感じたとき、
それは自分の境界線に気づくチャンス。

イラッとした自分に気づいたら、
「ここまでならOK」とどこまでが自分のラインかちゃんと知り、
境界線を持っていきましょう。

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