人間関係と境界線

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今回は「親の介護と境界線」について取り上げたいと思います。

まず最初にお伝えしたいこと。それは、

子どもには、親を介護する義務はないということです。

より正確に言えば、「義務感から介護を始めないでほしい」
ということを伝えたいです。

その理由を3つの視点からお話しします。

➀ 介護はプロの世界

介護は専門職の領域です。

病気になったら医者にかかるように、
介護が必要になったら専門機関や福祉サービスを頼る。
これが健全な境界線です。

親に悪性腫瘍が見つかったからといって、
子どもが責任を感じて自分で手術をするなんてありえませんよね。

同じように、介護が必要になったからといっ ...

人間関係と境界線

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「助けてください」と言うことに、どこか抵抗を感じてしまう
——そんな経験はありませんか?

今回は、「助けを求めること」と「境界線」の関係について取り上げたいと思います。

まず、ここで言う「助けを求める」とは、
単に人に対して「助けて」と言うことだけではありません。

人生をよりよく生きるために、
必要なサポート、知恵、ツール、技術を主体的に受け入れていくこと全体を指しています。

助けを求めることに、ネガティブなイメージを持っている方がいます。
でも、助けを求めることは、決して弱さや甘えではありません。

むしろ、人の力を借りて、人生を前進させていく行為なのです。

助けを求められないのは「境界線」の問題

「助けを求められない」という状態の背景には、
大きく2つの境界線の問題があります。

① 自分の限界がわからない(現実が見えていない)

これは、自分がどこまでできて、
どこからはできないのかという“境界”を把握できていない状態です。

② ...

人間関係と境界線

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回復の3ステップステップ1:現状を把握する✔︎ 一体全体、今起きている問題は何なのか?
✔︎ 相手の問題を本当に把握しているのか?
✔︎ 自分の課題は何か?
✔︎ 自分に見えていないことがあるとしたら、それは何か?
✔︎ 気づいていても、なぜ実行できないのか?
✔︎ 何を恐れているのか?
✔︎ 何に満たされていないのか?
✔︎ 何にイライラしていて、何が不満なのか?
✔︎ 結局のところ、自分はどうしたいのか?
✔︎ どこまで理解していて、何が分かっていないのか?
理解していることに対して、自分に何ができるのか?

苦しみ、絶望、悩みで心がいっぱいになると、人は混乱状態に陥ります。
鏡に映る自分の姿は一見冷静でも、内面は荒れ狂う嵐のよう。

そんなときは、「変えよう」とせず、現状を把握することが第一歩です。

変化を求める必要はありません
もがいて何と ...

人間関係と境界線,境界線の引き方

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過去を隠すことに労力を使っていない?

私たちは、ときどき過去の自分を隠したくなります。
「あんな失敗、誰にも知られたくない」
「こんな自分、見られたらどう思われるんだろう?」

そんな気持ちがあるのは自然なこと。
でも、それを隠すために気を張っていると、心がどんどん疲れていきます。

その労力は、本来の自分ではなく「他人の目」に向けて使っているから。
そして、誰かの目を気にして“見られたくない自分”を隠す努力って、
実は自分に優しくないんです。

そもそも、「他人がどう思うか」は完全に他人の領域。
そこに踏み込みすぎると、心がすり減ってしまいます。

自分を守るために境界線を持つ

境界線を持つことは、「人と距離を置くこと」ではありません。
それは、自分の心の体力を守るためのもの。

たとえば、こんなふうに問いかけてみてください。
「これは相手の問題。私は私をどう扱いたい?」
そうやって、自分の内側に意識を戻していくことで、
少しずつ“他人軸”から“自分軸” ...

人間関係と境界線

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想いの箱に頂いたメッセージを紹介します。

こんにちは。
私は、ある教室に通っている(1クラス7人程度)のですが、単刀直入に私だけ、講師に除け者にされています。指されませんし、質問はスルーです。道は妨害されます。
初めの頃はそんなことはなかったのですが、段々とそのような傾向が見えてきました。
先日、思いきって、この講師に質問をしました。「私を避けてらっしゃいますか?」と。
そうすると、「いいえ、そんなことありませんよ」と返されました。
一瞬、自分が被害妄想かと疑いもしたのですが、明らかすぎて・・・

判断材料は少ないですが、このケース、背景にどんなことが隠されていて、また、どんな解決策があるのかその辺りご指導頂けないでしょうか。
よろしくお願い致します。
ちなみに、今の段階だと私は教室を辞めようと思っています。

こんにちは。

再度ご連絡くださり、ありがとうございます。

「私だけ講師に除け者にされている ...

人間関係と境界線

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想いの箱に頂いたメッセージに回答します。

いつも、拝読させていただいています。
ご相談です。
もう何年と付き合いのある友人とパッタリ連絡が取れなくなってしまいました。
メールをしても一方通行で、返信がありません。
あまりしつこくしてもよくないと、今は様子を見ていますが、とても気になっています。
相手のことなので、わかりませんが、こちらに原因があるなら改善したいのですが、もし、友人や、その家族が病気だったらとかも考えてしまいます。
いずれにしても、今は連絡を待つしかないでしょうか。
とても、大切な友人です。

こんにちは。
メッセージをありがとうございます。

ご友人にメールをしても返信が来ないということで、
不安やそわそわした気持ちになるのは、とても自然なことです。

突然連絡が途絶えると、「何かあったのではないか?」と心配になるのも当然です。
特に、長年関わってきた大切な友人であればなおさら、その気持ちは無理もありません。

ですが、今の段階であら ...

人間関係と境界線

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今回は、想いの箱に頂いたメッセージに回答します。

こんにちは
職場の上司に、モヤモヤしています
挨拶をしても、殆ど返ってきません
他のメンバーには、感じの良い対応をしている様に感じます
これも、境界線が曖昧で起こっているのでしょうか?
挨拶は基本だと、私も相手をジャッジしているのでしょうか?

こんにちは。メッセージありがとうございます。

職場の上司に対してモヤモヤを感じているとのこと、
特に、「挨拶をしてもほとんど返ってこない」というのは、
寂しく感じて当然だと思います。

無視されたり、スルーされたりすると、心がザワザワしてしまいますよね。

さらに、他のメンバーには感じの良い対応をしているとなると、
「どうして自分だけ?」という気持ちになるのも自然なこと。
疎外感、孤独感を感じてしまって当然です。

ここで一度、起きている出来事を整理してみましょう。 ...

人間関係と境界線,境界線の引き方

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「もう我慢するのはやめよう」
「自分を大切にしよう」
そう思って、少しずつ人との距離感を見直し始めたとき。
ふと気づくと、関わる人が減っていた。
以前は毎日やり取りしていた人と、ぱったり連絡がなくなった。
誘われることも、頼られることも減ってきた――。

そんな状況に寂しさを感じて、
「これって間違っていたのかな?」と不安になることがあるかもしれません。

でも、それは「失敗」でも「間違い」でもありません。
ただ、あなたの生き方が、少し変わり始めているだけです。

 境界線=絶縁? それは誤解です

「境界線を持つ」と聞くと、極端に受け取ってしまう人もいます。
たとえば…

もうあの人とは縁を切る
距離を置くなら一切関わらない
自分を守るには、人を遠ざけるしかない

こうした考え方は、一見「自己防衛」のように見えて、実は白黒思考です。
付き合う or 付き合わない。ゼロか百か。全部か、全部ナシか。

でも、現実の人間関係ってそんなに単純じゃありませ ...

人間関係と境界線

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「いい人」をやめたい。
そう思ったときに考えてほしいことについて取り上げます。 「なんか最近、しんどい」  「人と関わるのが疲れる」  「どうして自分ばかり、我慢しているんだろう」 そんな気持ちがふくらんできたとき、心のどこかでこう思うかもしれません。  「もう、いい人でいるのはやめたい」と。 でも実際には、簡単に“やめられない”のが現実だったりします。  なぜなら、「いい人」であることが、
あなたの人間関係や生き方に、長いあいだ深く根を張ってきたから。 今回は、「いい人をやめたい」と感じたあなたが、
何をどう考えていけばいいのかを整理してみます。  そもそも「いい人」って、どんな人? 「いい人」は、一見とても聞こえが良い言葉です。  優しくて、親切で、気がきいて、周りを大切にできる人。 でも、ここで言う“いい人”は、ちょっと違います。 – 本当は嫌だけど、相手を傷つけたくなくて断れない  – 頼まれると「NO」が言えず、いつも自分が後回し  – 空気を読みすぎて、いつも疲れている  – 自分の気持ちは、相手次第で ...

人間関係と境界線,夫婦との関係

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こんにちは。

今回は、夫婦関係の中で、
「なんか、いつも相手の発言にイラっとしちゃう」
「つい根に持ってしまう」

そんなモヤモヤしている方に向けて、書いていきます。

相手は、いつでも“自由に意見を言う権利”がある

たとえば──
朝、赤ちゃんが目覚めて、さあ着替えようとしたとき。
夫がふと一言。

「着替えは、朝ご飯のあとがいいんじゃない?」

ここで、2人の妻を想像してみましょう。

妻A:
朝ごはんのたびに服を汚してしまうことが気になっていた妻は、
「確かに!それいいね」と、すんなり同意。

妻B:
ある育児書で、「朝起きたらまず着替えるのがルーチンづくりにいい」と読んでいた妻は、

「えっ、なんで?」と、内心モヤッと抵抗感。

同じ言葉でも、受け取り方が全然違いますよね。

なぜなら、人それぞれ、