考えすぎて「自分がどうしたいかわからない」時に大切なこと
頭の中でごちゃごちゃ考えたり、なんであんなこと言われたのか? 言ったのか? と考えたり、人間関係において、夫婦関係において、本当はどうしたいのかもわからない……
そんな気持ちになっていませんか?
目次
本当はどうしたいのかは分かっているけれど、分からない!?
まず最初に、本当はどうしたいのかは、ほとんどの場合、分かっています。私は1対1のセッションをやる時に、ゴールは何か、本当はどうしたいのかをあらかじめ聞いています。
ほとんどの方が、言葉で明確に書いてくれています。とても分かりやすい、シンプルなものです。
たとえば、夫に対してもっと境界線を持ちたい、もっと人間関係を良くしたい、自分ごとに集中できるようになりたい、自分を大切にしたい、他の人の顔色ばかりをうかがうのをやめて自分の味方になりたい……などなど。
言葉でしっかり書いてくれているんです。
なのに、セッションが始まって、話をしていくと、途中で、
「もう、本当はどうしたいのかもわかりません。」
「でも、本当はどうしたいのかわからなくなっています。」
などの言葉が出てくることがあります。
あなたの葛藤は一言でまとめられないのは当然
実は、このケース。
本当はどうしたいか分かっているけれど、気持ちが追い付いていなくて、まだ、心底そうは思いたくないということがあるんです。
というのも、人間関係の色々なことを考えていくうちに、次第に、「ちょっと待って。本当はこうしたいけれど、そんな簡単にこうなったら困る。」というような無意識なブレーキがかかることがあるんです。
たとえば、夫婦関係。色々な過去があって、長い年月を経てきて、それでもなかなかうまくいかない関係性を持っていたとします。
そして、もちろん本当はもっとうまくやりたい。もっと円満でいたい。
当然です。誰だって、ストレスフルな関係を望みません。なのに、話を深めていくと、自分の中で、未消化の感情が出てきたりするんですね。
たとえば、相手に言われて傷ついたこと、また自分ばかり努力してきたこと。我慢してきたこと。理不尽な思いをしてきたこと。などなど。
そんな感情を思い出したときに、なんだかそんな簡単に「自分が変わる」ことで解決していきたくないという思いになったりする……そんなすぐに「本当はどうしたいか」の答えに取り組めないという抵抗感が出てきたりするんです。
そして、そう思ってしまうこと、とっても自然なことなんです。
自分の感情をそのまま受け入れるプロセス
こういう時、大切なことは、「問題解決」の前に「自己受容」が先手です。頭の中では、人間関係に問題がある、私に課題がある、相手にも課題がある、どうにかしないといけない! と問題に対して解決を急いでいます。
でも、心が追い付いてきていないんです。感情の蓋をあけてみると、沢山の「感じきれなかった」「押し殺してきた」感情があるんですね。
こういう感情を無視して、とりあえず夫婦関係をよくするために……なんて取り組んでも、なんだか気持ちが追い付いてこないわけです。
こうやって私のブログを読んでくださったり、セッションに取り組もうとしてくださる方って、「自分を変える」ことに真面目になろうとしています。だからこそ、どうしたらいいのかと思い悩んでいるわけです。そして、自分の気持ちを言葉にしたり、活字にしたりして、真剣に向き合っているわけです。
私もそうですが、自己分析が得意だったりもします。だから、自分自身のこともよく見えているんです。
でも、だからこそ、「こうしていかなきゃ」「ああしていかなきゃ」「自分のこれは違った」「相手は変えられない」「本来は」なんて、頭ごなしに考えてしまったら、「ちょっと待ってよ、なんで自分ばっかり?」って気持ちが追い付いてこないんです。
すると、次第に「本当はどうしたい?」も分からなくなってくる。なんだか、「本当はどうしたい?」に一生懸命取り組んでいる自分がバカを見るような気もしてくるし、相手があることなのに、なんだか自分ばかりが苦労しているようにも見えてくる。損している気持ちにもなってくる。そして、「本当はどうしたい?」はちょっと一旦引っ込めたくなる。
こうなってしまって、当然です。
人間はロボットじゃないから、「こうなりたい」と思って、「はい、こうします」って、そんな単純じゃないんですよね。
自分の気持ちをちゃんと受け止めてあげること
ここで大切なことは、まずは「自分の気持ちをちゃんと受け止めてあげる」っていうことです。「本当はどうしたい?」の前に、「今、どう感じている?」って。
すると、「うん、すごく傷ついている。悲しい。悔しい。むかつく。腹立たしい。イライラする。なんで?って思う。」そんな気持ちが色々と出てきます。
「そんなこと言ったって、感じたって意味ない」って、真面目な人はすぐ「本来は」というところにまた戻ろうとしてしまうんですが、それでは自分を苦しめてしまいます。
置いてきぼりにした感情が、自分の中で処理しきれていないんです。
自分の感情を受け止めることって、決して無駄ではないし、そして実は、何も失いません。むしろ、未消化のものが落ち着き始めるんですね。
泣きたい時に、泣かないようにするんじゃなくて、「あ、悲しいんだな。」ってちゃんと受け止めてあげる。泣かないようにして丸1日過ごすと、なんだかすごくピリピリして張り詰めた1日になるものでも、60秒だけ自分を泣かせてあげるだけで、だいぶ落ち着いてきます。
紙に感情をそのまま書き出してみることも、ちゃんと感情を受け止めるプロセスになります。この時、きれいにまとめようとするのではなくて、「ムカついた……だって……」「○○のことイライラする、あの時……」など、頭に浮かんだまま、そのまま言葉にすることがお勧めです。
5分も感情を書き出せば、十分落ち着いてきます。
まとめ
本当はどうしたい? のかもわからなくて、ごちゃごちゃしてきた時は、理想や本来の姿に飛ぶのではなくて、自分の感情の部分に光を当ててあげて下さい。
このプロセスをスキップしてしまうと、結果的に、相手に強く言うとか、すぐに物事を解決しようとして衝動的な行動をとったり、コントロールしたり、無理をしたりということに繋がってしまいます。
感情は色々あります。そして、すぐに移り変わります。人間は誰でも感情的な生き物です。みんな、感情を持っています。
感情は本物です。「感じなかったことにする。」はできません。人は一瞬で感じてしまいます。
急がば回れ。
「悲しかったよね。傷ついたよね。イライラしちゃったよね。むかついたよね。こうしてほしかったんだよね。そりゃそうだよね。」という感情を受け止めるプロセスをちゃんと通してあげると、自然とまた「で、本当はどうしたい?」に戻っていけるんです。







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