なぜ人は本当の自分を見ようとしないのか ― 自己理解が深まる人間関係の活かし方
「自分のことをもっと知りたい」 そう思う人は多いです。
でも実は、心の奥では「本当は知りたくない」と思っていることもあります。
なぜなら、自分を知るということは、見たくない部分や、できれば気づかずにいたい感情にも向き合うことになるから。
自分の短所や未熟さ、過去の選択や後悔―― そういったものを正面から見つめるのは、勇気がいることです。
今回は、人間関係を活かしながら、自分を知ることについて、取り上げます。
自分を知ることは、変わるきっかけになる「自分を知る」ことは、変化の入り口。
自分がどんなときに傷つき、どんな反応をしやすいかを知ることで、同じことで繰り返しつまずくのを防ぐことができるんです。
なかなか変われない人には共通点があります。
それは、「いつも自分を正当化してしまうこと」。
誰かに何かを言われると、素直に聞く前にすぐ言い返してしまう。
人からのフィードバックを、「攻撃」として跳ね返してしまう。
それは、本当は「自分の見えない部分を見るのが怖い」から。 ...
【価値観を見直す】昇進・結婚・親孝行… それって本当に“必要”ですか?
まずは、こんなふうに書き出してみるとします。
仕事をしてもしなくても、私の価値は変わらない。
結婚してもしなくても、私の価値は変わらない。
子どもを育てても、育てなくても、私の価値は変わらない。
○○に電話してもしなくても、私の価値は変わらない。
△△へ行っても行かなくても、私の価値は変わらない。
こう書いてみて、もし違和感があったとしたら、
その違和感こそが、あなたを縛っていた「価値観」の正体です。
つまり、自分の中で
「仕事はするべき」
「結婚はするべき」
「子どもを育てるべき」
「電話するべき」 ...
