理想への固執は危険ー「今」を大切にするための「理想の現状」の設定条件

自分を知る/認める

相談者の方と話していると、よく出てくるのが、「今」「現在」への否定。

今をもっとよりよくしたい。
現状を変えたい。

そんな気持ちから、「今」「現在」をついつい否定しまう。
理想があるからこそ、気持ちが焦ってしまうのは、とても自然なこと。

でも、「今」否定が癖になっているのは、もったいことです。
今回は、そんな気持ちについて取り上げたいと思います。

最近、境界線テーマが多くなって、
久しく「自分を知る/認める」カテゴリーで記事を書いていませんでした。
久々の「自分を知る」カテゴリーです。ではいきます。

理想に固執して、今を否定するのは本末転倒

私自身、随分長い間、「今」否定を起爆剤に頑張っていた時期が長くありました。
現状不満足こそ、成長!のような思考です。

そして、今に満足したら、理想にたどり着かないという恐れもありました。
その恐れが自分を奮い立たせていたんです。

でも、実際は、「今」がすべて。
「今」を否定することにメリットはないです。

今に満足したら、理想にたどり着かないのではというのは、罠。
焦る気持ちが出てきても、それは錯覚。

人はどこまでも「今」にしか生きられないからこそ、
「今に満足する努力」はものすごく大切なことです。

自分のことをよく知ると、
自分が「今」を大切に生きているか、おろそかにしているかが、
どんどんわかってきます。

遠い未来のことではなくて、まずは今日。
与えられている毎日を丁寧に生きることが、
結果的に理想という階段を登り始めていたことに後から気づくもの。
そういう順番なんです。

理想(未来)から今を見て、今をダメ出しすると、
理想につながる「今」を十分に活かせません。

今を有意義に使うのをやめて文句を言ったり、
不満をぶつけてしまうと、知らず知らずのうちに、
多くの時間を無駄にしてしまいます。
理想に囚われて、今を軽視するという本末転倒の事態です。

ただ誤解しないでほしいこと。
それは、理想を持つこと自体は全く問題なく、とても自然なことです。
問題なのは・・・理想に「固執」すること。
理想に心がくっつきすぎているイメージです。

理想は理想として掲げたら、また現実舞台に戻る。
これがカギです。

どうやって理想を掲げながら、今を大切にするのか?

では、どうやって?
そのためには、「理想」の他に「理想の現状」を持つこと。
理想の現状の意味は、「理想実の態」です。

「理想の現状」とは、「理想」に比べたら、
はるかに、現実的なことです。
今日明日、長くても1ヶ月くらいでできるようなことを、
「理想の現状」として掲げます。

明日にも変えられる「本当はこういう風にしたい」と思うことが、
一つや二つあるはずです。

まず、それを「理想の現状」として積み上げていく感じです。
ゴールに向かって!とか、理想を目指して!と気持ちを盛り上げるもの
ではなく、積み木を積み上げるような感じで、前に進みます。

理想の現状はどのように設定する?

理想の現状を設定するのに大切なポイントは、

☑「今」いる場所で
☑「今」持っているもので
☑「今」できることで
の3つです。

具体的に言うと、例えば、

今、日本にいるけれど、理想は海外で。
今、OSのバージョン5だけど、理想はアップグレードしたバージョン10で。
今、この服着れないけれど、理想は減量したあとに着る○○の服で。
 
とします。理想は、全部「今」から離れています。
 
そして、理想の現状を設定するには、
「日本で」、「バージョン5」で、「今着れる服で」これが条件です。

この条件で、できることをコツコツ積み上げていく、
とにかく「今」から離れないようにすることがポイントです。

 
でも、海外だったら。
でも、バージョン10だったら。
でも、あの服だったら。
 
これらが、全部「今」を否定することにつながります。
「今」を否定し始めると、ふわふわし始め、悩みがやってきます。
「今」から離れたらアウト。
今に満足していないと感じたら、ぜひ、

もし今、
・頭の中が散らかっている
・自分の気持ちや考えを言葉にしたい
・これからの方向性を整理したい
と感じていたら、もやもや言語化セッションで自分の気持ちを丁寧に言葉にする時間を用意しています。

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境界線と自己認識のテーマを中心に、
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