全部をちゃんとやろうとして苦しくなる理由|完璧主義から抜け出す考え方
「ちゃんとやらなきゃ!」
「全部やりきらないと!」
そう思って、なぜか苦しくなる。
やることは山ほどあるのに、なかなか手がつかない。
そんな状態になっていませんか?
本当は、ちゃんとやろうとしているだけなのに、その「ちゃんと」が自分を追い詰めてしまうことがあります。
今回は、全部をちゃんとやろうとすると苦しくなるからくりと、そこから抜け出すための考え方について整理していきます。
目次
完璧主義が苦しさを生む理由
全部をちゃんとやろうとする人ほど、実は動けなくなります。私もすごく完璧主義の傾向が強かったです。そのせいで頭でっかちで行動できないことが多々ありました。「全部を完璧にやること」を前提にしてしまうと、目の前の小さなタスクも巨大な山に見えてしまったんです。こういう傾向が強いと、
・結局、重要なことを先延ばしにしてしまう
・あまり重要でないことまで取りこぼさないようにと、必要以上にエネルギーを使う
・全部が整っていないことにイライラし、自分を責めてしまう
そして最終的には、続けていたことや、うまくいっていたことまで止まってしまうこともあります。
これは能力の問題ではありません。やり方の問題です。
「全部やる」が前提になると、どこから手をつけても“足りない感覚”が残るので、常に未完了のストレスを抱え続けることになるんです。
しかもこれは癖。一つのことが完璧にできたとしても、次の「足りないこと」を探すので、いつまで経っても満足感が得られにくいんです。
「全部やる」は、実は非効率
全部やることって、ちゃんとしているように見えますよね。でもこれが落とし穴。実際は逆です。真面目な人ほど、この落とし穴に落ちてしまいます。
本当に大切なことに集中するためには、「やらないこと」を決める必要があるんです。それなのに、
・これもやらなきゃ
・あれもちゃんとやらなきゃ
と広げていくと、エネルギーが分散して、どれも中途半端になります。その結果、疲労やイライラを感じやすくなったり、「こんなにやってるのに、なんかうまくいかない」という不満にもつながりやすいです。
頑張っているのに成果が出ない時は、努力不足ではなく、「配分ミス」を疑ってみて下さい。
つまり、「やらないこと」を増やすこと。最初は「やるのが当たり前」だから、手放すのに勇気がいるのは当然。でも、この配分がうまくできるようになると、びっくりするほど息抜きが上手になって、本来やりたいこと・やることに対する力も戻ってきます。
70点でOKを習慣にする
完璧主義の傾向にある人には、少々耳の痛い話。でも、ここで大切になるのが、「70点でOK」という考え方です。
完璧にしなければいけない、というのは、実は“癖”です。強迫観念のようなものです。
でも、現実は違います。本当は70点でいいものを70点で出せる人の方が、結果的に前に進むんですね。「そこ、あまり重要でないかも」ってところをちゃんと放置するというか、まあいいやとするということですね。すると、余力ができてくるんです。余力があると、
・笑顔が増える
・本当にやりたかったことに時間を使える
・先延ばししていたことに着手できる
・人にやさしくなれる
・「まあいいか」と許せるようになる
こうした“いい循環”が自然に回り始めます。
逆に、常に100点を目指していると、余白がなくなり、ギリギリの状態が続きます。これでは息苦しく、その状態では、続きません。継続が難しいので、成果も出にくくになります。
完璧主義は人間関係でも消耗を生む
もう一つ見落としがちなのが、人間関係。自分に厳しい人は、無意識にその基準を他人にも当てはめてしまいます。特に身近な家族に対してです。
・なんでそこちゃんとやらないの?
・普通こうするでしょ?
などなど。こうした思いが積み重なると、モヤモヤや不満が増えていきます。
結果として、
・人間関係で消耗する
・悩む時間が増える
・自分の人生の余白が削られる
という状態になります。頑張っているのにうまくいかないと感じるとき、原因は「やりすぎ」になっていることも多いんですよ。
全部やろうとする癖を少しずつ手放す
全部やろうとすることをやめる、というのは、投げやりになることではありません。むしろ逆。「本当に大切なことを守るために、他を手放す」という選択です。最初は違和感があるかもしれません。
でも、
・70点で出してみる
・全部やらない日を作ってみる
・あえて手を抜く部分を決める
こうした小さな実験を重ねることで、少しずつ感覚が変わっていきます。
完璧にやろうとするほど、苦しくなる。でも、少し余白を持つだけで、回り始める。この違いを、日常で体感していくことが大切です。
まとめ
全部をちゃんとやろうとすると、なぜかうまくいかなくなる。それは、あなたの問題ではなく、やり方の問題。
大切なのは、「どこに力を使うか」を決めること。そして、「それ以外は手放していい」と自分に許可を出すことです。
少し余白を持つだけで、できることも、感じ方も、大きく変わっていきます。
もし今、
☑やることが多すぎていっぱいいっぱいになっている
☑何から手をつければいいか分からない
☑余力も余白もなく、常に追われている感覚がある
そんな状態なら、一度整理するタイミング。2週間の思考整理セッションで、今抱えていることを一つずつ言葉にしながら、
・本当にやるべきこと
・手放していいこと
・優先順位
を一緒に整理していきます。頭の中がクリアになると、「全部やらなきゃ」という感覚から抜けて、必要なことに集中できるようになります。
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