人の態度を深読みして疲れる人へ ― 取り込まない習慣と境界線の整え方
他人の言動にすぐ反応してしまう。
深読みして疲れてしまう。不機嫌に振り回される。
そんな自分にそろそろしんどさを感じていませんか?
今回は、そんなテーマに対して、書いていきます。
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他人に何か心無いことを言われても、
変な態度をとられても、
自分自身で深く自分の中に取り入れないこと。
これってとっても大切なことです。
境界線を持つことは、
他人は他人。自分は自分。
他人の感情、他人の行動は、あくまで他人のもの。
ここに明確な線を持つこと。
境界線が曖昧だと、
他人がこのような行動や態度をしたのは、
「自分の何かがいけないからだ」とか思ったりするんです。
でも、こういう考えをしている限り、心重苦しく、
他人に振り回されてしまいます。
よく考えたら、おかしなこと。
他人って一言で言っても、色々な人がいます。
家族や友人はもちろんの事、職場の人や、近所の人、
お店や病院の人などなど。
もし、年がら年中、他人に言われた言葉や、心無い態度、行動を、気にしている。
としたら、色々な人に合わせて、自分が同じ反応を繰り返しているってこと。
もし、他人の行動に対して、自分は傷つきやすいな、
過剰反応しやすいなという時は、
ただ、他人の行動、言動を自分自身で深く自分の中に取り入れること
を繰り返しているから。
そう、境界線が曖昧になっているんです。
他人の不機嫌、ぶすっとした態度に過剰反応していませんか?
他人の返事が遅かっただけで、勝手に他人の心理を推測していませんか?
他人にスルーされただけで、気持ち的にあたふたしていませんか?
他人の行動なり、心理を自分で判断しても、所詮他人さまのもの。
そもそも間違っているかもしれないし、
他人のものを積極的に推測すること自体、境界線があやふやです。
人の携帯を勝手に自分で私物化しないのと同じように、
他人の行動や、心理も、自分のものとして取り込もうとするのをやめていく。
これは、心軽く生きていくためにはとても大切です。
他人は他人の都合で、ネガティブになったり、
ポジティブになったりします。
境界線を持つことは、他人から言われた心無い一言や、
そっけない態度、そういうものをいちいち自分ごとに取り込むのをやめること。
そのためには、そもそも他人の行動や気持ちは、
自分のものじゃないんだということを認めること。
自分のものでないものを取り込むのをやめていくスピードを速めていくことが、
心軽く生きるには必須です。
もちろん、人間だから、他人の反応を見て、
あれ?わたし良くないことしたかな?
わたし、嫌われたかな?
と思うことがあって当然です。誰だって多かれ少なかれ反応します。
もちろん、「他人が私をどう思おうが、知ったこっちゃないわ!」
というところにすぐに行きつかないといけないわけではけれど、
どれくらいのテンポで、この域に近い場所にちゃんと戻るかは、
すごく人生に影響を与えます。
他人は、コントロールできませんから。
同じことで1年悩む人もいれば、半年悩む人も。
一か月かかる人もいれば、3日の人も。
寝れば切り替わる人もいます。
その場その場で、境界線をもって、
「ここからは他人事。他人の行動であり、他人の感情。
私はその他人と関わって、
あんまり気分良くなかったけれど、それは仕方ない。他人の行動にちょっと反応的になっただけ。」
と他人の行動や心理を大げさに自分の中に取り入れるのをやめていく。
境界線は、冷たいことでも無関心でもなく、自分の心を守るための優しさそのもの。
今日一日だけ、「これは他人のもの」と心でそっとつぶやいてみてください。
心軽く生きていきましょう。








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