悪夢を見た原因を考え過ぎてしまう時は?|「知らん」で次に進む
悪夢をよく見てしまう。どうしたらいいのか? ―想いの箱から
今回は、「悪夢をよく見てしまう」というご相談について答えたいと思います。悪夢って、起きた時に嫌ですよね。その瞬間にパッと、「なんでこんな思いをしてしまうんだ」「なんでこんなのを見てしまうんだろう」と思うことがあると思います。
例えば私の例ですと、母にものすごく恐ろしい顔をされた夢とか、父が私の苦しんでいるのを笑っていたりとか。
別に、父や母との間に、今現在進行形で何かひどいことが起きているわけでもないのに、そんな怖い夢を見たことがあるんです。
目次
「どうしてこんな夢を見たの?」と分析し始める
以前そんな夢を見た時に、「どうして父と母のこんな夢を見てしまうのか?」と考え始めてしまい、過去にものすごく両親と喧嘩した時のこととか、自分が両親の言動に傷ついた時のこととか、そんなことをごちゃごちゃ思い出して、分析し始めてしまったことがあったんです。
そもそも、悪夢を見たって鮮明に覚えているのは、朝の時間ですよね。その貴重な朝の時間を、「なぜ私は悪夢を見てしまったのか?」「しかも両親のことで夢を見るのは、何かが問題?」「私の幼少期の関係性に何かあったの?」と、心の中でごちゃごちゃ考え始めたんですよ。
これをしているとどうなるかというと、ものすごく心が重たくなってきたんです。
朝、「さあ、新しい今日一日が始まる」という時に、「どうして悪夢を見てしまったんだろう?」と考えてしまう。このことで、自分の今日一日が、まさに悪夢に影響された状態になる。つまり、どんどん朝を黒塗りしているような感じがしたんです。
原因が分かれば、悪夢を見なくなる?
人は、「悪夢をどうして見てしまうのか?」を確かに知りたくなります。例えば、占いとかをしたくなる心理とも似ているかもしれません。
「なぜこういうことが起きるのか?」という原因分析がしたくなるんです。その奥には、「どうして?」ということが分かれば、それを見なくなる、なくせると思っているからなんです。
では、例えば、悪夢をどうして見るのかと聞いて、「それは、あなたが心の奥深くで、親との関係で傷ついたからですよ。」とか、「それは、心の奥深くで、親と喧嘩したことが、まだ心に残っているからです。」と答えられたとします。つまり、「原因はこれです。答えはこれです。」と言われたとします。
それで、気分が前向きになるか、晴れるかってことを考えてほしいんです。
恐らく、益々重苦しい思いになったり、今思い出す必要もない過去の嫌だったことを思い出したり、余計にごちゃごちゃ考え始めたりするかもしれません。
こんな時に有効な言葉が「知らん」
こんな時に有効な言葉が、「知らん」です。原因分析をしたがる傾向にあって、その原因分析が自分をさらに苦しめたり、悩ませたりするのなら、そもそも原因分析が原因分析の役割を担っていないと判断して、分析から離れます。
離れるには、「知らん」の言葉。つまり、「なぜ悪夢を見たか、知らん」で次に進んでください。新しい朝を始めちゃってください、ということなんです。
どうしても「知らん」だけでは、前に進みたくない人は、悪夢を見る理由としてよく言われている一般的な理由、つまりストレスや不安、睡眠不足などのところに戻って、「もっと寝よう」「自分を整えよう」「リラックスしよう」で大丈夫です。
大切:悪夢に、これ以上今日を影響されないこと
過剰な原因分析、自己分析や「過去のあれが、これが」の堂々巡りは、自分を傷つけます。ただでさえ、悪夢を見たこと自体は、気分が悪いのですから、これ以上その悪夢に影響されることを防ぎましょう。
「知らん」で次に行く。
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