人から言われる賛辞を積極的に受け入れて
人から褒められたり、人から尊敬されたり、人から「こういうところいいよね〜」と言われても、
自分の心の中では、
「ないない。あり得ない。全然わかってない。」
とか思って、他人が言う、賛辞の言葉を全く受け入れらないのは、すごくもったいないです。
自己理解というのは、自分を少しでもよく知り、少しでもよりよく毎日を送るために深めていくものです。
この自己理解というものは、自分だけでずっと考えていても、なかなか明確になるものではありません。
人との会話、人に思いを伝える中で、見えてくることは沢山あります。
自分が思う「自分ってこういうところあるな〜」だけではなくて、他人が見た自分への賛辞も、自己理解を助けてくれるんです。
だから、他人から、良いことを言われたり、ちょっと恥ずかしくなるような褒め言葉を受けた時も、
「ないない。」
と一瞬で否定するのではなく、
「あ〜そうなんだ。自分にはそういうところもあるのかな。」
と受け入れる姿勢で聞くと、自分を見る視野が広がっていきます。
自分が自分をどう見ているのか、というのは、自分の気持ちにすごく影響を与えます。そして、自分への見方が歪んでいると、自分を苦しめてしまいます。だから、むしろ、自分が、
「ないない。」
と思うことほど、積極的に受け入れたいものです。拒絶していたら、いつまで経っても、自己理解のチャンスを逃してしまいます。
だから、誰かから褒められたり、いいこと言われたり、「え〜自分にそんなところある?」と思うようなことを言われた時は、むしろ、自己理解を深めるチャンスと思って、
聞き流さず、むしろ耳を澄まして聞く
ことを意識すると、自分への見方の視野が広がっていきますし、自分をもっと大切にできるようになります。
写真:岐阜県多治見市 市之倉さかづき美術館
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