自分を知り、自分を受け入れ、こころ軽く生きるとは
こころの栄養では、自分を知り、自分を受け入れ、こころ軽く生きるということを伝えています。
けれども、人は果たして、本当に自分を知り、自分を受け入れ、軽く生きたいと思っているかどうかというのは、また全然別の問題であります。
以前のブログでも書きましたが、自分を知るということは決して生易しいものではないんです。本当の自分を知るということは、むしろ少し怖いくらいの気持ちがあって、自然だと思います。
特に今まで自分に嘘をついてきたり、本当はしたくないことをしてきたり、我慢をしてきたり、無理をしてきたり、内面で考えてることと違うことを外面で振る舞ってきた人にとっては、自分を知るという作業はものすごく大変そうに見えて、いっそのことなら自分を知らずにして、このまま生きていうというふうに考えてもおかしくありません。
心豊かに生きるために、自分を知るのに、自分を知ることでむしろ色んなことが明らかになって心が重くなってしまうのでは、本末転倒ですもの。
ここで大切なことは、自分を知るということは、自分の心を重くするものではなくて、自分の心を重くしていた、自分を知るということなんです。
ああ、自分はこういうことを考えて、こういうことを恐れて、こういうことを気にしていたから、心が重かったんだなあ…ということを知るということです。
その心配は手放していいし、こういう風に自分を評価することで、気が重くなるなら、その評価はしなくてもいいし、そういうことが分かってきて、少しずつ自分の心を重くする考えを手放していくということが、自分を知るということなんです。
だから、自分を知るということは、決して怖いものではないということがわかってきます。恐ろしいものでもありません。まして、自分の心をずっしり重くするための作業でもないんです。
よく占いとかに、「あなたはこのままだとこういう風になってしまいますよ」、と人を脅したり、怖がらせたりするような発言をする人がいますが、そういう人にはあまり近づかない方がいいかもしれません。
自分の心を軽くするどころか、むしろ、ずっしり重くさせられるような発言を繰り返す人からは、離れていったほうがいいでしょう。
同じように、自分を知るという過程においても、知れば知るほど自分が重くなるようなことがあれば、その知り方は少し間違った方向に行ってる可能性がありますので、1度立ち止まって、人に聞いてもらったり、考えを整理した方がいいです。
そして、次に、自分を受け入れるということですけれども、これはうまくいった自分、うまくいかなかった自分、いろんな自分がありますが、どんな自分も自分ですから、そのままの自分を、ちゃんと受け入れてあげるということなんです。
このブログでも何度も書いていますが、自分を受け入れるということは自分にとっても優しいことなんですね。
過去の失敗とか、また未来にこれからするかもしれない失敗…いろんなことがあると思いますけれども、そういう自分を、「よく頑張ってるね…よくやってるね…」と受け入れてあげるんです。こういうことに、気持ち悪いと思うような感じがしたら、「ああ、自分は自分を受け入れるということに、気持ち悪いと感じているな…」ということを受け入れてあげてください。
自分を受け入れるというのは、良い悪いと自分に評価するのではなくて、そのままの自分をそのまま受け入れてあげるという意味です。
自分を許してあげるという意味にも近いです。こうでなくてはならない、ああでなくてはならない、というふうに自分に対してとても厳しい人は、この自分を受け入れるということがなかなかできません。 そして他人と比較して、自分のできていないところ、欠点を見つけて、更に自分を責める…そんなことを繰り返してしまうかもしれません。
でも、そうやって自分を責めるのは、自分に対して優しくないですよ…ということなんです。自分は自分にしかなれないのに、その自分を受け入れてあげないというのは、心にとってとっても重いんですね。
以上の意味で、このウェブサイトは、自分を知り、自分を受け入れて、こころ軽く生きるためのこころの栄養というタイトルで書いています。
こころの栄養で書いていく記事は、一人でも自分の心がふわっと軽くなるような、そんな言葉を発信していきたいなという風に思っていますので、もし私の言葉がうまく伝わらなくて、逆に心が重くなってしまうようなものがあれば、読むことを止めて、スルーしてくださいね。
そして、もし何か気持ちが軽くなったり、ふわっとしたり、大丈夫だなっていう風に思えるようなことがあったら、是非コメント欄に残してくださいね。
1人でも多くの人が、こころが軽くなって、こころの栄養をどんどんどんどん取り入れて、人生を豊かに送られることを願っています。
写真:宮城県 汽船沼港 内湾
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