年末年始の帰省が少ししんどいあなたへ ― “心の重たさ”をそのままにしないために
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
今回は、年末年始に、
「家族に会いに行く」「実家に帰る」ことが、
なんとなくしんどい……と感じている人に向けて書いていきます。
一年に一回、あるいは二回。
節目ごとに家族と会う予定がある方は多いと思います。
でも、もしあなたが少しでも気乗りしない感覚を抱いているなら、
その気持ちを無視しないであげて、ぜひ一度立ち止まってみて下さい。
「なんで私は、この予定に気が重くなってるんだろう?」
と自分に問いかけてあげる時間をとることは、
自分に対してとても優しい姿勢なんです。
私たちは、文化や習慣、家族の“いつもの流れ”に合わせて、
心が追いついていないのに「まぁ、そういうものだし」と、
自分を説得して動いてしまうことがよくあります。
特に大人になると、それが ...
他人のイライラに振り回されないための、自分の心の守り方
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
今回は「他人のイライラとの向き合い方」について取り上げたいと思います。
テーマはあくまで 他人 のイライラ。
自分のイライラではなく、相手の感情に自分が揺さぶられてしまう時のことです。
「なんであの人イライラしてるんだろう?」
「なんか嫌な感じだな…」
そんなふうに思うのは自然なこと。
でも過剰に反応したり、振り回されたり、
まして深く悩んだり、心が乱されたりする必要はありません。
今回は、
他人のイライラに強く反応してしまう相手の不機嫌によって、自分の平静が保てなくなる
そんなタイプの人に向けて書いています。
まず知っておきたいこと:「相手のイライラの原因はあなたではない」トラブルや喧嘩があって相手がイライラしている場合、
それは分かりやすいですよね。
でもここで扱いたいのは、「原因がよくわからないのに、相手が不機嫌そう」というケース。この時に起 ...
自信が揺らいだ瞬間はチャンス ~理想の自分がそっと顔を出すとき
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
今回は、「自分が小さく感じてしまった」「なんだか自信を失ってしまった」
そんな時に考えてほしいポイントについて取り上げたいと思います。
実は、私たちが自信を失ったり小さく感じたりするのは、
人との関わりの中で起きることがほとんどなんです。
一人で静かに生活している時に突然 “自分が小さく感じる” ことはあまりありません。
それよりも、人と接したり、人に関する情報に触れたり、やり取りをした中で、
自分を改めて見つめた時にふとそう感じるわけです。
だからまず覚えておいてほしいのは、
「自信のなさや小ささは、もともと自分の心の中にあったものが、
人との関わりによって“見えるようになった”だけ」
ということ。
関わった相手が原因ではありません。
その人は、たまたま “あなたの心の中にあったものを映し出す鏡” になっただけなんです。 ...
嫌なことが起きたときの心の整理法 ― イライラを増幅させずに小さく扱うコツ
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
日常生活では、誰しも「嫌なこと」に直面する瞬間があります。
思い通りに物事が進まなかったり、
自分はしっかりやったのに、他の人のミスで被害を受けたりすることも。
たとえば、
– 依頼した相手が誠実に対応してくれなかった
– 物が壊れたり、足りないものがあった
– 自分や他人のミスで不便や損害が生じた
– 人から理不尽な指摘を受けたり、嫌なことを言われた
などなど。
こうした嫌なことは大小さまざまですが、
起きた瞬間にどう対応するかで、心の負担って大きく変わるんですね。
ということで、今回は、嫌なことが起きたときの対応策について取り上げたいと思います。
今、できることがあるかを確認するまず重要なのは「この瞬間、何かできることがあるか」を冷静に確認すること。
たとえば、カスタマーサービスに依頼した書類が間違って届い ...
「No」と言えず疲れてしまう人が、まずやるべき自己整理
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
日常のなかで、本当はNOと言いたいのに、ついYESと言ってしまう。
そんな経験、ありませんか?
家族のちょっとした決めごと・・・。
「どこに食べに行く?」「何時に出る?」といった小さな場面。
仕事の依頼・・・。
「今は引き受ける余裕がない」とわかっていながら、
断れずにそのまま受けてしまう場面。
そして、その結果パンクしてしまう。
こうした “NOを言えない状態” というのは、ただの性格の問題ではなく、
自分の境界線がうまく機能していないサインでもあります。
今回は、少し境界線の応用編にもなりますが、
NOと言えずに疲れてしまう人が、
まずやるべき自己整理について取り上げたいと思います。
NOという言葉は、相手を拒絶するためのものではありません。
自分の領域を守るために必要な、健全な境界線のひとつ ...
家族に振り回されてしまう理由 ― “心の境界線”が薄くなると起きること
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
家族との関係がいいとストレスをあまり感じない、
悪いとストレスいっぱいになる……という表現を聞きます。
たしかに家族との関係は、日常の安心にもストレスにも直結します。
けれど、“家族の機嫌が自分の体調や心の安定を左右している”としたら、
それは少ししんどい状態です。
なぜなら、心の状態が「他の誰か」によって決まってしまっているから。
今回は、家族に振り回されてしまう心について、取り上げたいと思います。
家族との関係はもちろん大切。
でも、「家族がどう感じているか」があなたのストレス量を決めてしまう構造になると、
ちょっとした一言に強く反応する
自分が悪くなくても“悪い気がしてくる”
気を張り続けてしまう
こういった負荷が積み重なり、心が休まりません。
同じ家族でも、
相手の機嫌に大きく影響 ...なぜ私はいつもモヤモヤする?“やさしさの使いすぎ” が生む、人付き合いの摩耗
今回は、「人に合わせる」というテーマについて、
取り上げたいなと思います。
人に合わせるのは、決して悪いことではありません。
でも、「合わせることが当たり前」になってくると、
いつの間にか心が疲れてしまう・・・そんなことがありませんか?
私自身、自分の人生を振り返ってみて、
「これ言ったら微妙かな?」
「引かれるかな?」
「たぶん相手の価値観には合わないだろうな…」
そう思って、言いたいことを心の中にそっとしまったことがたくさんあるんです。
そのときは場が丸く収まるし、争いも起きない。
でもあとで、自分の中にだけモヤモヤが残るんですよね。
実はこれ“やさしさの使いすぎ”で心が摩耗している状態に近いんです。
なぜ人は「合わせすぎて」しまうのか合わせることは、元々あなたが持っている優しさや思いやりの表れそのもの。
ただ、度を超えてしまうと、自分の感情や意見を見失い、疲れやすくなります。
よくある背景には、次のような心理があるんです。 ...
「調子が良くない日」への向き合い方 ―深刻にならず“波”として受け止める
日常の中で、
「あれ、なんか今日調子よくないな」
「家族の誰かがイライラしているな」
「職場の人の雰囲気がいつもと違うな」
そんな場面に遭遇することは、誰にでもあります。
自分のことでも、他人のことでも、
「調子がいい日ばかりじゃない」のは自然なことです。
人間は感情的な生き物なので、良い時もあれば悪い時もある。
向上心がある人ほど、「毎日ちゃんと頑張りたい」という気持ちが強いので、
調子が落ちると余計に気になります。
でも、まず一番に思い出してほしいことがあります。
調子が悪い日は“波”であって、ずっと続くものではない。
だから大げさに反応しなくて大丈夫。
調子が良くない時、感情的に不安定な時、
こんな風に考えてしまっていませんか?
なんでこんなにイライラしてるんだろう?
どうしてやる気が出ないんだろう?
いつまで続くの?
でも、こうやって深刻に考えすぎるほど ...
人の態度を深読みして疲れる人へ ― 取り込まない習慣と境界線の整え方
他人の言動にすぐ反応してしまう。
深読みして疲れてしまう。不機嫌に振り回される。
そんな自分にそろそろしんどさを感じていませんか?
今回は、そんなテーマに対して、書いていきます。
~~
他人に何か心無いことを言われても、
変な態度をとられても、
自分自身で深く自分の中に取り入れないこと。
これってとっても大切なことです。
境界線を持つことは、
他人は他人。自分は自分。
他人の感情、他人の行動は、あくまで他人のもの。
ここに明確な線を持つこと。
境界線が曖昧だと、
他人がこのような行動や態度をしたのは、
「自分の何かがいけないからだ」とか思ったりするんです。
でも、こういう考えをしている限り、心重苦しく、
他人に振り回されてしまいます。
よく考えたら、おかしなこと。
他人って一言で言っても、色々な人がいます。
家族や友人はもちろんの事、職場の人や、近所の人、
お店や病院の人など ...
もっと心穏やかに生きたいのに・・・イライラや焦りが続くときに見直したいこと
今回は、「もっと日常の中に平安を取り戻したい」
「心の落ち着きを取り戻したい」「もっと穏やかでいたい」
そんな気持ちを持っている人に向けて書いていきます。
こうした穏やかさや落ち着きを望んでいるということは、
今の現実に少し焦りがあったり、イライラしやすかったり、
待つことが難しかったり、ちょっとしたことで反応してしまったり。
という現状があるかもしれません。
まず大切なのは、
自分がどんなことを考え、何に反応し、
どんな出来事が自分を感情的・衝動的にさせているのかを把握すること。
つまり、「今の自分はどういう人間になっているのか?」を、
ジャッジせずにちゃんと見ることです。
ここでのポイントは「ジャッジしない」ということ。
自分を観察しようとすると、つい、
「だから自分はダメなんだ」「こういう過去があるから仕方ない」と、
自分を責めたり、正当化したりしてしま ...
