嫌なことが起きたときの心の整理法 ― イライラを増幅させずに小さく扱うコツ
境界線と自己認識のテーマを中心に、
内面の整理をサポートしているNaoです。
日常生活では、誰しも「嫌なこと」に直面する瞬間があります。
思い通りに物事が進まなかったり、
自分はしっかりやったのに、他の人のミスで被害を受けたりすることも。
たとえば、
– 依頼した相手が誠実に対応してくれなかった
– 物が壊れたり、足りないものがあった
– 自分や他人のミスで不便や損害が生じた
– 人から理不尽な指摘を受けたり、嫌なことを言われた
などなど。
こうした嫌なことは大小さまざまですが、
起きた瞬間にどう対応するかで、心の負担って大きく変わるんですね。
ということで、今回は、嫌なことが起きたときの対応策について取り上げたいと思います。
目次
今、できることがあるかを確認する
まず重要なのは「この瞬間、何かできることがあるか」を冷静に確認すること。
たとえば、カスタマーサービスに依頼した書類が間違って届いた場合を考えます。
– 今日の時点では電話をかけられない
– 今日の夜は対応できない
このように、その瞬間には何もできないこともありますよね。
こうした場合、「今できることは特にない」と認識することは大切です。
「今できることがない」のに、夫や妻、家族に愚痴を言ったり、
自分の頭の中で何度も反芻したりすると、
実は、嫌な出来事の影響はどんどん大きくなるんです。
私は以前、夫や親に「ねえ、聞いて聞いて・・・」と、
嫌なことをあえて、自分がどうしようもできない時に、
伝えていたことがありました。
そのときは、無意識のうちに周りを巻き込んでいたんです。
こうして感情を誰かにぶつけると、嫌な出来事の影響はますます大きくなるばかり。
– 本当はやる予定だったことが手につかない
– 何もする気が起きず、ただぼーっと過ごす
などなど。
ポイントは、「その日の夜は何もできないなら、考えるのをやめる」ことです。
– 感情的になって話すのを止める
– 出来るタイミングで対応する
これだけで、心の負担を大きく減らすことができます。
嫌なことへの対応は二択
物事がうまくいかないとき、基本的には二つの選択肢があります。
1. 文句を言う
2. 何か行動する
今この瞬間、特にできることがないのに、文句を言うだけでは何も進みません。
そのため、できないときは「何もしない」と割り切ることです。
– 今は家族に話しても解決できない
– 本当に必要な対応は、後で冷静なタイミングで行う
こうすることで、人間関係もスムーズになり、無駄なストレスを避けられます。
嫌なことを大きくしない
嫌な出来事を頭の中で大きくしてしまうと、心の負担は増幅します。
ポイントは、嫌なことだからこそ「小さく、ドライに扱う」ことです。
– 今日イライラするのをやめる
– 明日対応できるなら、明日考える
– 今日の先取りで心配しない
こうして嫌な出来事に過剰な力を与えず、冷静に対処すること。
嫌なことに直面したとき、まず冷静に「今できることはあるか」を確認し、できないなら考えるのを止める。
感情を増幅させず、小さく扱う。
このシンプルな意識が、日々のストレスを減らす鍵になりますよ。







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