心軽く生きるヒント

Thumbnail of post image 013

嫌いな人、相性の良くない人のことで悩んでいませんか?

「2:6:2の法則」というものがあります。経営学修士のMBAの用語でもあります。パレート法則から派生したものとも言われています。別名、働きアリの法則とも呼ばれています。あらゆる集団において、いい・真ん中・悪いが大体2:6:2に分かれるっていうことですね。

人間関係で見てみると、相性の良い人が2割、普通の人が6割、悪い人が2割という法則です。

なので、もし今、あなたの周りに相性の良くない人がいる場合は、全体の2割の人のことです。今回は、この法則から、相性の良くない人との、向き合い方について取り上げます。

誰とでも相性が合わなくていい

自分と相性が合う、合わないなんてことは、当たり前のことで、みんなと仲良くできるわけではないんですね。

仲がいい人と、特に問題なく付き合えている人が8割あるのに、うまくいかない2割のことばっかり考えていて、悩まされているって、なんだかもったいないですよね。

もしかしたら、完璧主義の考え方が、全ての人間関係とうまくやりたい!と思わせて ...

自分を知る/認める

Thumbnail of post image 155

今回は、頂いたメッセージに回答します。

はじめまして。こんにちは。
私はプライベートでは、ひとりで過ごすことが多く、そして、それが何より楽なのです。
なのにです。職場や、公の場になると、社交的で、場を盛り上げたりしています。
すごく疲れます。
スイッチが切り替わるのか、無理に切り替えているのか、もはや分かりません。
性分と言えばそれまでなのでしょうが…。
気持ちが疲れてしまい、オフはほとんど何もできません。悩みです。

アドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

                                (40)

40さん、はじめまして。こんにちは。

プライベートで、お一人で過ごされる時、それが何より楽と思われているのですね。

でも、職場や公の場になると、社交的で、場を盛り上げられる40さんになるんですね。

まず最初に、社交的で場を盛り上げるということは、誰もができることではありません。

そ ...

人間関係と境界線

Thumbnail of post image 053

今回は、頂いたお便りに回答します。

娘は薬物依存症です。これまで刑務所に2回入りました。娘が借入をしていた金融機関から次々と連絡が来て、もうこれ以上払えません。娘は刑務所で辛い思いをしているのではないかと思い、お小遣いを渡しています。上の娘から、借金を返すなと言われましたが、親の気持ちはそんなことできないんです。

                                 (60代 男性)

まずは、こちらを↓読んでみることをおすすめします。全部で48ページと長いですので、スキップしたい場合は13ページから読んでみてください。厚生労働省発行のPDFです。

ご家族の薬物問題でお困りの方へー厚生労働省

特に重要なのが、15ページに書いてある「2、薬物依存症と家族の悪循環」という章です。下記に、引用しますね。

身も心も疲れ果て、誰にも相談できない状態にありながら、大切なご本人をなんとか立ち直らせようと必死になっているご家族の姿は、薬物依存症からみると格好の利用相手です。
ご家族が、これを機会に立ち直って ...

人間関係と境界線

Thumbnail of post image 157

今回は、頂いたメッセージに回答します。

夫が食べたものは食べっぱなし、脱いだものは脱ぎっぱなし、エアコンもテレビもつけたものはつけっぱなしです。なんとかならないんでしょうか?                                               

                                          20代 シュシュ 

シュシュさん、こんにちは。

なんとかならないんでしょうか? というご質問なので、シュシュさんが「何かしら働きかける」ことによって、夫さんの、食べっぱなし、脱ぎっぱなし、つけっぱなしが改善されたりしないんでしょうか?

という意味で、理解しますね。

これは、夫さんの行動なので、夫さんの行動を他人がどうこうはできません。他人の行動は、他人のものなので、所有権は完全に他人なんですね。

人間関係の境界線

だから、シュシュさんがこの行動を矯正しようと思って、「何かしら働きかけ」ても、あまり意味がないか、もしくは働きかけによっては、 ...

自分を知る/認める

Thumbnail of post image 087

今回は、想いの箱に投函されたメッセージに、回答します。

仕事でメンタルがやられて、何度か入院。休職してしまった。もう、繰り返したくないです。定年まで勤め上げたいんです。                        
                                      30代 Rt

Rtさん、こんにちは。メッセージありがとうございます。

定年まで勤めあげたいという言葉に、とっても、真面目に頑張ってこられたことが伝わってきます。頑張りすぎたからこそ、疲れてしまったのですね。身体が悲鳴をあげて、心が悲鳴をあげて、もう無理となった時に、何かしらの不調が出ると、強制的に休む方向へ持っていかれるものです。

でも、休職を何度も繰り返したくない。勤め上げたい!その気持ち、私も応援したいです。

Rtさん、基本すごく真面目で、頑張る方だと思うので、やっぱり、この課題に対しては、意図的に「力を抜いていく」ことが必要になってくると思います。

もしかしたら、あまり聞きたくない言葉かもしれませんが、「あ ...

人間関係と境界線

Thumbnail of post image 170

シリーズの最終回です。

「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①・・・「自分になっていくこと」について
「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること②・・・「自分の万能性を否定すること」について

「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①の記事で、

人が脱いだもの、
人が食べたもの、
人がやるべき仕事、

本当は、心がついてきていないのに、
「私さえ我慢すれば」でやっていませんか?

本来守るべき、自分自身の境界線を放棄してしまうことは、
相手を無防備に、自分の中に受け入れることを意味します。

これは、愛でも思いやりでもないんですね。

どちらかというと、相手の境界線をも崩すお手伝いをしてしまうようなことなんです。
相手も本当は入ってきちゃいけないはずのあなたの領域に知らず知らずのうちに入りこんじゃうんですね。
ただ、これは別のトピックになりますので、また次の記事で書いていきたいと思います。

と書きました。

今回は、ここで書いた「別 ...

人間関係と境界線

Thumbnail of post image 200

前回のテーマの続きです。

「私さえ我慢すれば」の思いを捨てていくことは、自分の限界であったり、自分の境界線をちゃんと守ることにつながりますということを、前回の記事では伝えました。

【人間関係の境界線】「私さえ我慢すれば」の思いを捨てること①

「私さえ我慢すれば」に続く言葉は、やはり、

できる

なんですね。

そして、この「できる」という言葉はとても肯定的で、可能性に溢れているような言葉に見えて、
実は、考え方によっては、危険な香りがする言葉でもあるんです。

というのも、

自分自身の万能性

を認めることになるからです。

自分自身が万能であると認識することは、心にとっては、とても重いです。

なんでかっていうと、万能じゃないからです。

「(人は誰でも)万能にはなれないのに、万能であらなくてはいけない」
と思うことが、とっても重いんですね。

自分さえなんとかすれば、自分さえ努力すれば、

できる
うまく ...

人間関係と境界線

Thumbnail of post image 120

「私さえ我慢すれば」という思いを抱えている方へ。
今回は同じテーマで、3つに分けて書いていこうと思います。

まず1回目は、「私さえ我慢すれば」の思いをちゃんと捨てようということです。

この我慢を捨てることで、自分になっていくということについてです。

心重くなる自己犠牲感「私さえ・・・・」

「私さえ我慢すれば」の思いは、心をとっても重たくします。なぜなら、私さえ我慢すればの後に続く言葉は大抵、「できる」なんですね。

私さえ我慢すれば、何かができる、何かがうまくいく・・・

んですね。

特に家族に対して。配偶者や子供に対して。

すごく我慢して、犠牲を払っているあなたは、日々心が休まらない日々を送っているかもしれません。

こころの栄養は、境界線という考え方を大切にします。

「私さえ我慢すれば」という考えには、たとえ本当は自分が守らなくてはいけない自分の領域内においてでも、相手に対してオープンになり過ぎているんですね。

相手が土足で、自分のプライベートな部屋の中に入 ...

心軽く生きるヒント

Thumbnail of post image 120

こころの栄養は、軽く考えます。

今回は、軽く生きるために、ずっと握りしめていると心を重くしがちな3つの考え方を紹介します。

1.「負けたくない」という気持ち
2.「認められたい」という気持ち
3.「知っていたい」という気持ち

では、順番に見ていきましょう。

1.「負けたくない」という気持ち

「負けたくない」という気持ちを手放すと考えると、どんな気持ちになりますか?

人によっては、「つまり、勝ちたい」という気持ちを捨てるということか!?と変換する人がいるかもしれません。でも、ここでは「勝ちたい」という気持ちではなくて、言葉通り、「負けたくない」という気持ちです。

ちょっとした言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、とても大切なことなので説明します。

まず、「負けず嫌い」と言う言葉に対して、どのようなイメージがありますか?

根気強いとか、頑張り屋とか、そんなイメージを持つ人もいると思います。自分の強みやアピールポイントとして、プラスに捉えるんですね。

また人によっては ...

自分を知る/認める

Thumbnail of post image 014

自分の人生に満足していない時の状態と言うのは、「自分は足りない」と思っています。現実にないものにフォーカスしている時です。

満足とは、足を満たすと書いてあります。足がないと思っている状態は、満足していない時です。つまり、「足りない」ということです。

では、何が足りないのでしょうか?

お金?
愛?
役職?
友人?
容姿?
健康?

・・・

その他諸々、色々あると思います。

「足りない」と思っているから、満足しないんです。

なので、人生に満足しようと思う人が、自分の足りないことをさっさと満たせば、満足できると思って、頑張るのですが、完全に罠です。

足りないと思っているから、満足しないのに、足りないものによりフォーカスして、満足をしようとするのは、もっと、余計に「足りなさ」にスポットライトを当てる行為です。結果、より満足しなくなります。

そして、今、足りないことに注目している人が考えていることは、「もう少し足りたら・・・」と言う思考です。 ...