人間関係の境界線

他人がどう思うかを気にしすぎることを、

他人の感情処理をすること

と表現しています。

【友人関係の境界線】いつも自分の家に長居する友人に心身疲弊!?

↑このケースでも書きましたが、友人が長居したいから、自分の気持ちより他人を優先させるという、一見優しさに見えるようなことも、まさに他人の感情処理ですね。

だって、あなたの大切な気持ち、時間、更に大げさにいえば人生は、置いてけぼりだから。

他人の感情処理とは、

他人がどう感じるかを気にして、あれやこれや悩むこと
自分の行動を、望んでいないにもかかわらず、他人に合わせること
自分の意に反して、他人のために無理をしたりすること

心当たりありますか?

例えば、

夫をイライラさせたくないから〇〇をする。
上司を怒らせたくないから△△をする。
あの人辛そうだから、手伝う。

ここでのポイントは、不本意ながらとか、自分の意に反してにも関わらず・・・です。

なぜそんな無理をする ...

人間関係の境界線

家族に対して、「嫌なことは嫌」とはっきり言っていますか?

特に夫婦間、親子間という近い関係は、ただでさえ境界線が曖昧になりやすい関係なので、

「嫌なことは嫌」とはっきり言う

ことはとても大切です。

人間関係の境界線

家族に対して、「嫌なことは嫌」とはっきり言えないのは、なぜか?この理由を次の3つの視点から考えていきたいと思います。

1、単に「嫌と言ってはいけない」と思い込んでいるケース

相手の要望に対し、嫌ということが、何か良くないこと、言ってはいけないこと、出来れば言うべきではないことと思い込んでいるんですね。嫌という選択肢が最初から見えていないんです。

他人からしてみたら、一見「都合のいい人」のように見えますが、本人にとっては、ただの我慢ですね。我慢した気持ちは、別の形で、怒りやストレスとなって表れてきます。

嫌と言ってはいけない理由は、どこにもなく、選択の自由はいつも人は持っているんですね。今まで見ていなかった選択肢なだけで、ちゃんとありますから、見えるようにしていきましょう。

人間関係の境界線

私は友人を自分の家によく招いています。

けれども、その友人から招かれたことはなく、しょっちゅう、私が自分の家に招くということばっかりです。そして、挙句の果てにはかなり長居されて、なかなか帰ってくれなくて、その結果、夫の食事の準備も遅れたり、困ってしまいます。けれども、ご主人を亡くされた友人で、一人暮らしの友人が、寂しいとかそんな発言をされると、つい長居させてしまうんです。

私自身心身疲弊して、もうその友人たちと関係を持つことをやめました。それにしても、友人はなんで一度も招いてくれなかったのと納得できません。Kさん

お便りありがとうございます。

まず最初に、

寂しいとかそんな発言をされると、つい長居させてしまうんです。

についてですが、

寂しい!?!?

誰だって、寂しいもの持ってます。

喪失経験がある人、沢山いますし、別に家族がいたって、色々大変なことあったりするんです。夫の食事が遅れてしまって、Kさんの夫の寂しさだってあるかもしれません。

自己理解

今回は批判的な人について取り上げます。

ここで言う批判的とは、

他人の趣味趣向、他人の生活スタイルなど、自分とは関係のないことに、首を突っ込んで、ああだこうだ意見を言う人

のことです。

結論、これは、やめましょう!

なぜなら境界線の侵害で、結果的に自分の心が疲弊します。

人間関係の境界線ってそもそも何!?どんな人が特に必要!?

人間関係の境界線とは?

境界線の侵害を平気でし続けていると、心の平安がないので、生活は安定していきません。自分の生活に満足できなくて、自分を受け入れられない日々を送ります。

ということで、批判的な人について、今回はJudgy(ジャッジ―)という言葉を使って、紹介します。

Judgyとは?具体例を使って紹介

Judgyというのは、英語の形容詞です。Judge「判断する」の動詞から派生しています。ジャッジするとか、ジャッジが多い、などは日本語でも最近よく使われていますね。

Judgの日本語の意味としては、

「すぐに決めつ ...

人間関係の境界線

今回は、想いの箱から頂いたメッセージに対して、回答します。

決断できない上司がいます。チームメンバーから言われたことを、何でもはいはいやってしまうんです。リーダーの意味があるのかと思ってしまいます。

決断しないから、何かあっても、どうでもいいことでも、チームメンバーに細かく確認したりして、本当に仕事の進め方にイライラします。

自分の見方がおかしいのかなとも思ってしまいます。というのも、大多数の人が、上司は優しい人、気配りができる人と思われているからなんです。チームメンバーもみんな、上司のことはいい人と思っています。

確かに、上司は優しい人ではあるけれど、優しすぎることがいいわけじゃないという思いも持っています。でも、そう考える私がすごく冷たいのかな、間違っているのかなと思ってしまうと色々ぐちゃぐちゃしてきて、ストレスになるんです。

「いい人」すぎて、むかつく、「いい人」すぎて、馬鹿みたいと思ってしまうんです。どうしたらいいでしょう。
                                       ( ...

家族問題

今回は、想いの箱のメッセージに回答します。

夫が無反応です。私が今日の予定を話したり、相手の予定を聞いたり、どうしたいか希望を聞いたりしても、黙っていたりとか、まともな返事をしてくれなかったりとか、結局どっちなのかわからないような回答が多く、本当に夫婦のコミュニケーションが全然できていなくて、イライラします。

夫は大きな怪我をしたのですが、以前診てもらってからもう1ヶ月くらい経過しているので、もう一度病院に行くべきだと思いますが、いつ診察の予定を組んでいるの?と聞いても、全然答えません。聞いても答えてくれないから、ずっと放置していても、日だけが過ぎていきます。今日思い切ってまた聞いてみても、「わからない」とか言ってきます。私は心配で言っているのに、わからないとか、もう訳がわからないです。

多くのことは期待しないけれど、でも少なくとも、コミュニケーションはとってほしいんです。だからと言ってしつこく聞いたら、相手がイライラして、喧嘩になります。どうすればいいのでしょうか?

                                 ...

人間関係の境界線

今回は、他人が自分の境界線へ侵入してきた時の対策法について、取り上げます。

まずその前に、境界線の基本は、次の2つです。

1)他人の領域に入らないこと
2)自分の領域に他人を入れさせないこと

です。

1)は、他人の境界線、他人の選択、他人の行動、他人の人格に入り込まない・・・つまり人を変えようとしないことで、2)は自分の選択、自分の行動、自分の人格に対して、人を受け入れない・・・つまり人に流されないことです。

人間関係の問題のほとんどは、

1)他人の領域に入り込みすぎ、つまり変えられないものを変えようとしているか、
2)自分の領域に他人を入れ込みすぎ、つまり自分を他人に明け渡してしまっているか、

で生じます。

だから、境界線は、とても大切なんです。

今回は、2)について見ていきたいと思います。

自分の境界線に他人を入れさせない方法は、

スルー力

を高めることです。

でも、これはすごく誤解されがちで、 ...

悩みの正体

今回は、想いの箱から回答します。

自分は溜め込んでしまうタイプです。そして、家族にも職場にも怒りをものすごく爆発させてしまいます。どうしたらいいでしょうか。

メッセージありがとうございます。

溜め込んでしまう・・・とは自分が思っていること、感じていることを心の中に溜め込んでしまうのですね。

溜め込んでしまった思いは、もう溜め込めきれなくなると、コップの水が溢れ出すかのように、溜め込んだ感情が「怒り」となって爆発してしまうんですね。

溜め込んだのだから、その思いを今度は外に出す・・・現象としてはとても自然なことが起きていると思います。この場合、表現の仕方が「怒り」であるようです。

どうすればいいのか?と言うのは、もしかしたら、

「怒らないようにするには、どうすればいいのか?」

という意味の質問だったかもしれません。

しかし、溜め込んだから、「怒る」んですね。

だから、「怒らないようにするには・・・」ではなくて、溜め込まないことを考えられた方がいいと思います。

家族問題

今回は、想いの箱から頂いたメッセージに回答します。

母親の兄弟関係でのやり取りでのことなのですが、先日私からしたら祖母にあたる方が病院に入院していることを母親が姉(叔母)から知り、見舞いには2,3日来ないでと言っておきながら、次の日妹(叔母)から母親に行こうと思うと連絡があり、母親が姉(叔母)に電話したところ、待ち合わせをして病院に向かっていると返事が返ってきたようで、電話を切った後の母親の様子が見ていられないほどに悲しそうな様子で、私からしたらなんで邪険にするのかムカついて、いい年して人の気持ちにも寄り添えないのか、と怒りがふつふつと湧いてしょうがありません。

普段から母親は祖母や他兄弟からも邪険にされている感じが私からも感じる部分があり、今は亡き祖父がよく母親を気にしていたことが関係しているのか、母親が祖父に似ているところがあるのか私にははっきりとわかりませんが、このような親戚に正直一泡吹かせてやりたいと心の中で思ってしまうほどです。

しかし母親にとっては兄弟であり、母(祖母)である事実に変わりはないのですが、母親が傷つけられていることは私 ...

悩みの正体

家庭で、
職場で、

人から軽視されたな、
何か、軽く扱われたような感じがして、

とても傷ついた方へ。

たとえば、自分から積極的に「〇〇手伝いましょうか?」と言ったのに、
「他の人に頼んだから大丈夫だよ」と言われたり、

相手のことを思って、この日は出勤した方がいいと思ったのに、
相手は全然何も気にしていなくて、「休んでいいよ」と言われたり。

そんな日常の些細なことでも、
繊細で敏感なあなたはきっと、心に振動を感じ、

「嫌だな、悲しいな、何か違うな。」

と感じてしまっているかもしれません。

今回はそんな気持ちを感じているあなたへ書きます。

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責任感が強かったり、真面目であったり、
良かれと思って、先回りできる人ほど、
もしかしたら、こういう場面に幾度となく遭遇し、
傷ついてきてしまったかもしれません。

この言葉にもうまくできない、
何とも言えない思い。

些細かと言え ...