人間関係で距離を置いたのに楽にならない理由|境界線の本当の意味
距離を置いたはずなのに、なぜか楽にならない。
むしろ、モヤモヤや葛藤が残り続けている。
関わらないようにしているのに、頭の中ではその人のことを考えてしまう。
「これでよかったのかな」と、どこかスッキリしない。
そんな状態になること、ありませんか。
実はそれ、「境界線を引けていない」のではなく、「境界線の捉え方」が少しズレている可能性があります。
私はこのブログで「境界線」というテーマをよく取り上げていますが、この境界線について誤解されているなと感じることがあります。
なので改めて、私が取り上げている「境界線」について、もう一度書きたいなと思います。
目次
境界線=人間関係のシャットダウンではない
まず最初に、すごく誤解されやすい例の一つに、「境界線を持つ=人間関係のシャットダウンする」これがすごく多いんですよね。
境界線を持つ、境界線が機能している。
つまり、それは、人間関係をシャットダウンできていると誤解されるんです。
まずはっきりさせたいこと。境界線を持つことは、人間関係を途絶えさせることでも、人間関係をシャットダウンすることでもありません。
だからもし、「自分は境界線を持っている。なぜならこの人間関係を切ったから。」と思っているとしたら、ちょっとズレが生じている可能性があります。
そもそも境界線は何のためにあるのかというと、自分の人生をより良く、より自分らしく、より本来の自分に戻っていくためのものです。
本来自分が望んでいること、本来の自分らしさ。自分だから取り組める能力や才能を活かして、より良く豊かに人生を送っていく。これが目的なんですね。
そして、次が大切ですが、人間関係というものは、私たちの人生において必要不可欠です。誰も一人では生きていけないからです。
でも、この人間関係を通して、同時にいろんなことが起きるんですよね。傷ついたり、価値観が合わなかったり、失望したり、葛藤したり。
特に家族間。本当だったら一番信頼したい、一番支え合いたい関係性の中で、衝突が起きていく。私だって、たくさんあります。傷ついたり、嫌な思いをしたりすると、手っ取り早い方法として思いつくのが、「もうこの人との関係をやめてしまおう」ということですよね。
でも、本来であれば大切な人であったり、深く関わっていきたい人であるという思いがあると、関係を断ち切ること自体に、痛みを生じるんですよね。
一時的に距離を置く。これはすごくいいと思います。自分を回復させるために、自分の時間を持つために、距離を取ることはとても効果的です。
距離を置きたいと思うこと自体が、もう境界線
今苦しいなら、境界線を持つ必要があるサイン
でも、「距離を取り続けなきゃ」「自分はこの人と関わらないんだ」と、歯を食いしばって無理に関係を遮断し続けている状態。これは、境界線がうまく機能しているとは言えません。むしろ、境界線が機能していないとも言えます。
なぜかというと、それだけ苦しい思いになるほどに、他人の価値観や言動に、自分が影響を受けてしまっているからです。
そこまで傷つくほどに、他人に自分の人生へ影響を与える余地を渡してしまっている。もっと言えば、自分の心の中に他人を入り込ませてしまっている状態なんです。
だから、傷ついているし、悲しんでいるし、恐れているし、葛藤している。
もし、距離を置くことで生き生きして、開放感があって、前向きになれると感じられているなら、それは境界線が機能している状態です。
でも、恨みやモヤモヤが残り続けていたり、「なんでこんな思いをしなきゃいけないの?」という感情が消えなかったりする場合、それは境界線ではなく、まだ他人に影響され続けている状態なんです。
境界線は相手の問題と自分の問題の「心の整理」
境界線というのは、一筋縄ではいきません。人との間に壁を作ることでもなければ、シャットダウンすることでもありません。
本来は、もっと軽やかで、もっと自分の心が喜ぶものです。自分が「本当はこうありたかった」と思い出せるようなものです。
そのためにやることは、「これは相手の問題」「これは自分の問題」と整理していくこと。
相手の問題に首を突っ込まない。自分の問題は、自分で取り組む。こうやって整理していくことで、自分自身が本来の自分に戻っていける。それが境界線なんです。
自分に戻るための選択の積み重ねが境界線
人間関係の中で、落ち込むこと、悲しいこと、理不尽に感じることはたくさんあります。でも、その一つ一つの中で、「ここで自分はどうするのか?」という選択があります。
傷つき続ける自分を選ぶのか。それとも、その課題を相手に返して、自分は自分の人生に集中するのか。この一つ一つの選択の積み重ねが、「境界線を持つ」ということです。
境界線という言葉だけ聞くと、線を引くような、制限するようなイメージがあるかもしれません。でも実際は、自分の中にあるモヤモヤや葛藤を、一つ一つほどいていくような作業です。私は、絡まってしまった複数のネックレスをほどく、そんな作業に似ているんじゃないかなと思います。
本来の見える形にする。余計なものは手放す。自分が向き合うべきものには向き合う。この整理をしていくことが、境界線を機能させていくということです。
境界線に対してネガティブなイメージがある方や、他人のことを抱え込みすぎてしまっている方は、これをきっかけにぜひここで取り上げている「境界線」という考え方に触れてみてください。
このサイトでも、境界線についてたくさん取り上げていますので、ぜひ他の記事も読んでみていただけたらと思います。
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