「あの人のせい」でイライラ? ― 自分の充実度を取り戻すチャンス
今回は、イライラしている状態とどのようにして向き合うか、
について書いていきたいと思います。
目次
イライラしているときのサインとは
イライラしている状態というのは、自分が充実していないときに起こるサインです。
この原則を覚えておくだけで、物事への対処がぐっとスムーズになります。
「イライラする」というのは、人に対してだったり、
自分に対してだったり、さまざまなパターンがあります。
けれど、自分が満たされていて、やるべきことをきちんとやっていて、
心が充実しているときは、他人や感情に振り回されることが少なくなるんですね。
イライラの2つの対処法:「他人を変える」か「自分を変える」か
イライラしているときの対処法には大きく分けて2つあります。
ひとつは「他人を変えようとすること」。
もうひとつは「自分を変えること」です。
たとえば、イライラの原因が夫や義母、あるいは自分の母親だったとき。
多くの場合、「あの人がもっとこうしてくれたら」
「あんな態度を取らなければいいのに」
と、相手の変化を望む方向に意識が向かいます。
けれど、これはほとんどの場合、効果がありません。
私たちは他人をコントロールする力を持っていないんです。
「他人は他人、自分は自分」という境界線を引くことが何より大切です。
自分を満たすことに意識を向けよう
「自分を変える」というのは、つまり「自分を充実させる」こと。
それは直接的に相手との関係を変えることではなく、
自分の中を満たしていくことです。
たとえば、自分の夢や得意なこと、能力やギフトを生かす方向に、
小さな努力を積み重ねていく。
最初は本を読むことでもいいし、誰かの話を聞くことでもいい。
それは一見、イライラしている相手とは関係ないように思えるけれど、
実は深く関係しています。
自分の人生が充実してくると、他人の言動にいちいち反応しなくなってきます。
「自分のことで手一杯」「他人は他人」
と自然に切り分けができるようになっていくのです。
だから、イライラしているときは、ぜひこう考えてみてください。
私には2つの選択肢がある。
「他人を変えようとする」のか、「自分の人生を充実させる」のか。
この2つの選択肢の前に自分が立っている。
そう思い出すだけで、イライラとの向き合い方が徐々に変わっていきますよ。
◎質問
最近イライラした出来事は、
どんな「満たされていないサイン」だったと思いますか?
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