「なんでそういうことするの?」夫婦喧嘩の裏にある、すり替わった「ひとつ」の意味
「なんでそういうことするの?」
子育てのこと、夫のちょっとした態度。
些細なはずのことが、気づいたら大きな喧嘩になっていた。そんな経験はありませんか。
今回は、夫婦喧嘩の中にある「察してほしい」「わかってほしい」という気持ちの正体について取り上げたいと思います。
目次
「なんでそういうことするの?」の裏側
まず大前提として、男と女は同じ「人間」という箱に入っているだけで、中身のOSが違うんです。
一緒にいる、一緒の時間を過ごしてきたことは、確かなこと。でも、そのことだけで、相手にマインドリーダー(心を読んでくれる人、言わなくても分かってくれる人)かのように期待しすぎてはいないか?この質問は、とても重要なものです。
違う生き物なのに、心を読めることを期待する。そのギャップが、「なんでそういうことするの?」という気持ちを生み、些細なことを大きな喧嘩に変えてしまいます。
「ひとつ」が「思い通り」にすり替わるとき
例えば、食事のこと、子育ての方針、夫の普段の生活の仕方や態度、実家の親戚への対応の仕方。
もしかしたら、あなただったら絶対にしないことを、夫は平気でする。そこは気配りするはず、そこは配慮するはず、そこは断るはず、そこはうまく回すはず…などなどあなただったらするのに、彼はしない。
すると「なんでそういうことをするの?」という気持ちが湧いてきますよね。湧いてきて大丈夫です。ただその質問の答えはとてもシンプルで、「夫が夫であるから」なんです。境界線ですね。
「そんな言い方ないよね」と感じたとき、心の境界線を思い出して
境界線を持つとはどういうこと?他人の「影響を受けない」のような白黒の話ではない理由
にもかかわらず、私たちの中では別の前提が作動してしまっています。「夫は私と一緒であるべき」「私のことを分かるべき」「私が思うように彼も動くべき」という前提です。
「夫婦はひとつ、家族はひとつ」この思い自体は温かいもの。でもそれが無意識のうちに誤用されてしまって、本来「ひとつ」であるはずの一致が、いつの間にか「勝手に自分の思い通りになってほしい」という意味の一致にすり替わってしまっていることだってあるんです。
こうなれば、お互い「自己主張」のぶつけ合い。喧嘩にならないほうが難しいです。
気づくだけで、ちょっと楽になる
では、どうすればいいのでしょうか。それは、イラッとしたその瞬間に、心の中でこうつぶやくこと。
あ、今『夫婦の一致』が「『自分の思い通り』にすり替わったな」
あ、私のOSを無理やりインストールして「バグを起こそうとしてるな」
と。
相手を変えようとする戦いから、一歩降りるためには、冷静に起きていることを判断すること。怒りの矛先が「なんであの人はこうなの」から「あ、私また期待しすぎていたな」へと変わるだけで、喧嘩の渦の勢いは弱まります。あとから、「こんなことに怒っていたなんて!」とクスッと笑えてしまったら、悩みはもう半分ほどけたようなものです。
とはいえ、喧嘩はゼロにはならないかもしれません。が、同じことで何度も深く傷つくことは、確実に減っていきます。
違う生き物なのだから、分からなくて当然。期待しすぎていたなとぱっと気づけて、自分を整えるところにまた戻れれば、それはもう一歩、問題の外に出ているということです。気楽にいきましょう。







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